Database Connector 1.9 - Mule 4

サポートカテゴリ: 選択

データベース用 Anypoint Connector (Database Connector) は、Mule アプリケーションとリレーショナルデータベース間の通信を確立します。Database Connector は、ほぼすべての Java Database Connectivity (JDBC) リレーショナルデータベースに接続し、SQL 操作を実行できます。アプリケーションは、同じ設定要素を使用し、たとえば各要求からの情報に基づいて接続属性を変更することで、マルチテナントシナリオに対応できます。

Database Connector には、ドライバクラス名を自動的に設定し、次のデータベースに指定されたパラメータで JDBC URL を作成する接続プロバイダがあります。

  • Derby

  • Microsoft SQL Server

  • MySQL

  • Oracle

汎用の JDBC 設定を使用して、他の JDBC データベースをセットアップできます。Database Connector は JDBC に準拠しています。互換性の問題を回避するために、接続設定で JDBC に準拠しているドライバが使用されていることを確認してください。また、Spring を使用して Anypoint Studio 内にオブジェクトを作成することで、XA トランザクションで必要とされる JDBC ​DataSource​ オブジェクトや ​XADataSource​ オブジェクトを参照することができます。

前提条件

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Studio (Studio) を使用した Mule アプリケーションの作成

アプリケーションを作成する前に、データベースの対象リソースと Anypoint Platform へのアクセス権を持っていて、データベースの適切なデータベースドライバをダウンロードしている必要があります。

コネクタの一般的なユースケース

Database Connector では、次の操作を実行できます。

  • 定義済みのクエリ、動的に作成されたクエリ、および独自にカスタマイズ可能なテンプレートクエリを実行する。

  • 使用するデータベース設定に応じて、コネクタ項目で DataWeave 式を指定し、属性を動的に設定する。

  • source listener 操作を使用して、フローのデータソースセクション内のデータベースから読み取る。

  • 他の操作を実行して、プロセスセクションの任意の場所でデータベースの読み取りと書き込む。

  • 1 回の一括更新で複数の SQL 要求を実行する。

  • データ自体ではなくデータ構造を変更するデータ定義言語 (DDL) 要求を実行する。

  • ストアドプロシージャおよび SQL スクリプトを実行する。

例については、​「例」​を参照してください。

対象者

Exchange のテンプレートと例の使用

Anypoint Exchange​ は、アプリケーションのスタートポイントとして使用できるテンプレートと、完全なソリューションを具体的に示した例を提供しています。

次のステップ

前提条件を満たし、テンプレートおよびサンプルを試したら、​Anypoint Studio​ で独自のアプリケーションを作成してコネクタを設定できます。