一般的な操作

Mule 4.1 の標準サポートは 2020 年 11 月 2 日に終了しました。このバージョンの Mule は、拡張サポートが終了する 2022 年 11 月 2 日にその すべてのサポート​が終了しました。

このバージョンの Mule を使用する CloudHub には新しいアプリケーションをデプロイできなくなります。許可されるのはアプリケーションへのインプレース更新のみになります。

標準サポートが適用されている最新バージョンの Mule 4 にアップグレード​することをお勧めします。これにより、最新の修正とセキュリティ機能強化を備えたアプリケーションが実行されます。

Cryptography Module では、データにエラーがないかどうかを確認するためのチェックサムの計算および検証操作が提供されます。これらの操作は、使用されている暗号化戦略から独立しています。

チェックサムの概要

チャックサム操作を使用すると、メッセージの整合性を確保できます。Calculate Checksum 操作は、システムに入力されたメッセージのチェックサムを生成するエンリッチャーとして機能し、Validate Checksum 操作は、システムから出力されるメッセージのチェックサムを確認するフィルタとして機能します。入力と出力の値が一致しない場合、​CRYPTO:VALIDATION​ エラーが発生します。

この 1 組の操作により、送信者と受信者間でメッセージが変更されていないことを確認できます。チェックサム操作では暗号化は提供されず、署名がメッセージに追加されることもないため、この操作を他のセキュリティ機能と共に使用できます。

Calculate Checksum

<crypto:calculate-checksum>

提供されたコンテンツまたは値のチェックサムを計算します (式を使用できます)。使用するハッシュアルゴリズムを選択できます。

パラメータ

名前 説明 デフォルト値 必須

Algorithm (アルゴリズム)

Enumeration (列挙)。次のいずれかになります。

  • CRC32

  • MD2

  • MD5

  • SHA_1

  • SHA_256

  • SHA_512

チェックサムアルゴリズム

SHA_256

 

Content (コンテンツ)

Binary (バイナリ)

チェックサムを計算するためのコンテンツ

#[payload]

 

Target Variable (対象変数)

String (文字列)

操作の出力が格納される変数の名前

 

Target Value (対象値)

String (文字列)

操作の出力に対して評価される式。その式の結果は対象変数に保存されます。

#[payload]

 

出力型

String (文字列)

スロー

  • CRYPTO:CHECKSUM​  

Validate Checksum

<crypto:validate-checksum>

Calculate Checksum 操作を使用して以前に計算されたチェックサムに対して、コンテンツまたは値のチェックサムを検証します。

パラメータ

名前 説明 デフォルト値 必須

Algorithm (アルゴリズム)

Enumeration (列挙)。次のいずれかになります。

  • CRC32

  • MD2

  • MD5

  • SHA_1

  • SHA_256

  • SHA_512

チェックサムアルゴリズム

SHA_256

 

Binary (バイナリ)

チェックサムを計算するためのコンテンツ

#[payload]

 

Expected (想定)

String (文字列)

16 進数の文字列として想定されるチェックサム

x​ 

スロー

  • CRYPTO:MISSING_KEY​  

  • CRYPTO:VALIDATION​