定義済み変数

DataWeave 式は、さまざまな Mule Runtime オブジェクトから値を取得可能な変数を受け入れます。よく使用される変数として、Mule イベントの主要部分である attributespayloadvars などがあります。

変数 説明 項目と例

app

コンテキストの Mule アイテム。

  • 項目:

    • encoding (エンコード): Mule メッセージプロセッサで使用されるエンコード。

    • name (名前): プロジェクトおよび Mule アプリケーションの名前。

    • standalone (スタンドアロン): true または false を返します。

    • workDir (作業ディレクトリ): Mule アプリケーションの作業ディレクトリ。Studio の場合、これは Eclipse プラグインディレクトリです。

    • registry (レジストリ): Mule レジストリエントリのマップ。

  • 例: #[app.encoding]UTF-8 などを返します。

attributes

Mule メッセージオブジェクト (message) の属性 (メタデータ)。

  • 項目: メッセージ種別に応じて異なります (HTTP Request 属性など)。

  • 例: #[attributes] はメッセージ属性を返します。HTTP Request の場合、#[attributes.header] は HTTP ヘッダーメタデータを返します。また、#[attributes.version] は HTTP/1.1 などを返します。

authentication

認証情報へのアクセスを提供します。

  • 項目:

    • principal (主体): 認証の主要部分 (ユーザやオブジェクトなど)。

    • credentials (ログイン情報): 認証のログイン情報。

    • properties (プロパティ): 認証のプロパティのマップ。

  • 例: #[authentication.principal]

correlationId

処理されるメッセージの correlationId (相関 ID)。

  • 項目: 項目はありません。

  • 例: #[correlationId]0-f77404d0-e699-11e7-a217-38c9864c2f8f などを返します。

dataType

メッセージペイロードのデータ型。

  • 項目: 項目はありません。

  • 例: #[dataType]SimpleDataType などを返します。

error

Mule メッセージオブジェクトに関連付けられたエラー。

  • 項目:

    • description (説明): エラーの簡潔な説明。

    • detailedDescription (詳細説明): 詳細な説明を入力できます。

    • errorType (エラー種別): エラーの種別。

    • cause (原因): エラーを発生させた内部 Java Throwable

    • errorMessage (エラーメッセージ): (省略可能) 失敗したコンポーネントから出力される Mule メッセージ (HTTP のようなコンポーネントで応答が無効な場合に使用されます)。

    • childErrors: (省略可能) 内部エラーのリスト (スキャッタギャザー など、エラーを集約するコンポーネントから出力されます)。

  • 例: #[error.description]`

flow

非推奨: 現在のフローの名前。フロー名は静的であるため、この項目は非推奨であり、ロガーなど特定のコンポーネントでのみ使用できます。

  • 項目:

    • name

  • 例: testFlow という名前のフロー内で実行されたときに、#[flow.name]testFlow を返します。

message

処理されるパッケージ (payload (ペイロード) と attributes (属性))。

  • 項目:

    • payload (ペイロード): メッセージペイロード。ペイロードが null の場合は null

    • dataType (データ型): メッセージペイロードのデータ型。

    • attributes (属性): メッセージ属性。属性が null の場合は null

  • 例: #[message]

mule

アプリケーションが現在実行されている Mule インスタンス。

  • 項目:

    • clusterId (クラスタ ID): Mule Runtime が高可用性クラスタに含まれる場合はクラスタの ID。

    • home (ホーム): ホームディレクトリ。

    • nodeId (ノード ID): クラスタノード ID。

    • version (バージョン): Mule バージョン。

  • 例: #[mule.version]4.0.0 などを返します。

payload

処理中の現在の Mule メッセージオブジェクト (message (メッセージ)) の本文。

  • 項目: 現在のペイロードに応じて異なります。

  • 例: #[payload] はメッセージの本文を返します。

server

Mule インスタンスが実行されているオペレーティングシステム。Mule が実行されている物理サーバと JVM の両方に関する情報を公開します。

  • 項目:

    • env (環境): オペレーティングシステム環境変数のマップ。

    • fileSeparator (ファイル区切り文字): ファイルパスのコンポーネントを区切る文字。UNIX では /、Windows では \

    • host (ホスト): サーバの完全修飾ドメイン名。

    • ip (IP): サーバの IP アドレス。

    • locale (ロケール): JRE のデフォルトロケール (java.util.Locale)。言語 (locale.language)、国 (locale.country) で使用できます。

    • javaVendor (Java ベンダー): JRE バージョン。

    • javaVersion (Java バージョン): JRE ベンダー名。

    • osArch (OS アーキテクチャ): オペレーティングシステムアーキテクチャ。

    • osName (OS 名): オペレーティングシステム名。

    • osVersion (OS バージョン): オペレーティングシステムバージョン。

    • systemProperties (システムプロパティ): Java システムプロパティのマップ。

    • timeZone (タイムゾーン): JRE のデフォルトタイムゾーン (java.util.TimeZone)。

    • tmpDir (一時ディレクトリ): JRE で使用する一時ディレクトリ。

    • userDir (ユーザディレクトリ): ユーザディレクトリ。

    • userHome (ユーザホーム): ユーザホームディレクトリ。

    • userName (ユーザ名): ユーザ名。

  • 例: #[server.osName]Mac OS X などを返します。

vars

処理中の現在の Mule イベントに現在設定されているすべての変数。

  • 項目: 項目はありません。

  • 例: #[vars.myVar]myVar の値を返します。

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