Runtime Fabric でのセキュアプロパティの管理

セキュアプロパティは、Runtime Fabric クラスターのローカルに追加され、安全に保存され、環境ごとにスコープ設定されます。セキュアプロパティには、スコープ設定された環境にカスタムプロパティとしてデプロイされた Mule アプリケーションから暗号化されていない形式でアクセスできます。

rtfctl のインストール

Runtime Fabric のセキュアプロパティをローカルで管理するには、rtftl ツールが必要です。セキュアプロパティの管理に進む前に、​rtfctl をインストール​する手順に従います。

セキュアプロパティを設定する

  1. rtfctl​ がインストールされているコントローラーノードにログインします。

  2. 次のコマンドのプレースホルダー項目を置き換えて実行し、特定の環境で Runtime Fabric にセキュアプロパティを設定します。

    rtfctl apply secure-property --key <my_key> --value <my_value> -n <environment_id>
    • <my_key>​: Mule アプリケーションで値を参照するために使用されるセキュアプロパティのキー。

    • <my_value>​: 保存するセキュアプロパティの値。

    • <environment_id>​: このセキュアプロパティをスコープ設定する Anypoint 環境 ID。この環境にデプロイされたアプリケーションのみがこのセキュアプロパティにアクセスできます。

セキュアプロパティを表示する

  1. rtfctl​ がインストールされているコントローラーノードにログインします。

  2. 次のコマンドのプレースホルダー項目を置き換えて実行し、特定の環境で Runtime Fabric に適用されるセキュアプロパティを表示します。

    rtfctl get secure-properties -n <environment_id>
    • <environment_id>​: セキュアプロパティを表示する Anypoint 環境 ID。