プロジェクトのインポートおよびエクスポート

Anypoint Studio では、プロジェクトまたはさまざまなプロジェクト要素のインポートおよびエクスポート機能がサポートされます。
このドキュメントでは、Studio プロジェクトに関する情報のインポートまたはエクスポート手順の概要について説明します。

Studio は Eclipse に基づきます。そのため、インポート/エクスポートオプションの中には Mule プロジェクト用に調整されていないプロジェクトや、使用することをお勧めできないプロジェクトをインポートまたはエクスポートする方法があることに注意してください。

Studio へのプロジェクトのインポート

Studio は 2 つのインポートオプションを提供します。

import export packages ad8ef
オプション アクション

Packaged Mule Application (.jar) (パッケージ化された Mule アプリケーション (.jar))

新しい Mule プロジェクトを含む ​.jar​ ファイルをインポートします。

Anypoint Studio Project from File System (Anypoint Studio プロジェクトをファイルシステムから)

フォルダとそのコンテンツを新しい Mule プロジェクトとしてインポートします。

Mule アプリケーションのインポート (デプロイ可能なアーカイブ)

  1. [File (ファイル)]​ メニューから ​[Import (インポート)]​ を選択します。

  2. インポートウィザードで、Mule フォルダをクリックして展開し、​[Packaged Mule Application (.jar) (パッケージ化された Mule アプリケーション (.jar))]​ を選択して、​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  3. [File (ファイル)]​ 項目で、省略記号 ([…​]) ボタンをクリックし、ローカルドライブを調べます。次に、インポートする Mule デプロイ可能アーカイブファイル (つまり、​.jar​ ファイル) を選択します。
    必要に応じて、プロジェクトの名前を変更できます。

  4. [Finish (完了)]​ をクリックします。

Studio 7.1.x 以前のバージョンの Studio 7 で開発されたプロジェクトをインポートすると、Studio は ​[Update your Workspace (ワークスペースを更新)]​ するように促します。
詳細は、​「ワークスペースの更新」​を参照してください。

Mule アプリケーションのインポート (プロジェクトをファイルシステムから)

  1. [File (ファイル)]​ メニューから ​[Import (インポート)]​ を選択します。

  2. インポートウィザードで、Mule フォルダをクリックして展開し、​[Anypoint Studio Project from File System (Anypoint Studio プロジェクトをファイルシステムから)]​ を選択して、​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  3. [Project Root (プロジェクトルート)]​ 項目で、省略記号 ([…​]) ボタンをクリックし、ローカルドライブを調べて、インポートする Mule プロジェクトのルートフォルダを選択します。
    必要に応じて、プロジェクトの名前を変更し、プロジェクトを実行する別のランタイムバージョンを選択できます。

    Studio に他の埋め込みランタイムバージョンをインストールしている場合、別のランタイムバージョンを選択できます。
    Studio に他のバージョンのランタイムをインストールする方法についての詳細は、​「Anypoint Studio 更新サイト」​の​「Anypoint Studio 用 Mule Runtime 更新サイト」​を参照してください。

Studio からのプロジェクトのエクスポート

Studio では、プロジェクトを Mule デプロイ可能ファイルとしてパッケージ化し、エクスポートできます。

import export packages a1b21
オプション アクション

Anypoint Studio Project to Mule Deployable Archive (includes Studio metadata) (Anypoint Studio プロジェクトを Mule デプロイ可能アーカイブへ (Studio メタデータを含む))

Mule プロジェクトを ​.jar​ デプロイ可能ファイルにエクスポートします。

デプロイ可能 Mule アプリケーションへの Studio プロジェクトのエクスポート

  1. [File (ファイル)]​ メニューから ​[Export (エクスポート)]​ を選択します。

  2. インポートウィザードで、Mule フォルダをクリックして展開し、​[Anypoint Studio Project to Mule Deployable Archive (includes Studio metadata) (Anypoint Studio プロジェクトを Mule デプロイ可能アーカイブへ (Studio メタデータを含む))]​ を選択して、​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  3. エクスポートするプロジェクトを選択し、​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  4. [JAR file (JAR ファイル)]​ メニューで、省略記号 ([…​]) ボタンをクリックし、ローカルドライブを調べて、デプロイ可能 JAR ファイルのエクスポート先のフォルダを選択します。
    また、​[Attach Project Sources (プロジェクトソースを添付)]​ を選択すると、デプロイ可能ファイルをオープン Mule プロジェクトとしてワークスペースに再インポートするために Studio で必要とされるメタデータを含めることができます。

    パッケージ化された JAR ファイルをもう一度 Studio ワークスペースにインポートできるようにするには、​[Attach Project Sources (プロジェクトソースを添付)]​ を選択したままにしておく必要があります。これは、Mule Maven プラグインを使用してパッケージ化するときに ​-DattachMuleSources​ フラグを使用することと同じです。詳細は、Mule Maven プラグインドキュメントの​「Create an Application Package to Import into Anypoint Studio (Anypoint Studio にインポートするためのアプリケーションパッケージの作成)」​を参照してください。

共有可能軽量パッケージへの Studio プロジェクトのエクスポート

  1. [File (ファイル)]​ メニューから ​[Export (エクスポート)]​ を選択します。

  2. インポートウィザードで、Mule フォルダをクリックして展開し、​[Anypoint Studio Project to Mule Deployable Archive (includes Studio metadata) (Anypoint Studio プロジェクトを Mule デプロイ可能アーカイブへ (Studio メタデータを含む))]​ を選択して、​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  3. エクスポートするプロジェクトを選択し、​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  4. [JAR file (JAR ファイル)]​ メニューで、省略記号 ([…​]) ボタンをクリックし、ローカルドライブを調べて、JAR デプロイ可能ファイルのエクスポート先のフォルダを選択します。

  5. [Include Project Modules and Dependencies (プロジェクトモジュールと連動関係を含める)]​ をオフにします。
    このオプションを指定することで、Mule Runtime Engine で Mule アプリケーションを実行するために必要な実際のモジュールと外部連動関係のバンドルがスキップされ、Mule アプリケーションの ​pom.xml​ ファイルで指定された連動関係を含まない軽量 JAR ファイルパッケージが作成されます。

    生成された JAR ファイルは、機能するデプロイ可能なアーカイブではなく、Mule Runtime Engine にデプロイできませんが、Mule アプリケーションを構成するソースファイルのみをアーカイブすることができます。これは、Mule Maven プラグインを使用してパッケージ化するときに ​-lightWeightPackage​ を使用するのと同じであり、プロジェクトのすべての連動関係への参照のみが保持されるため、プロジェクトを他の Studio インストールに配信する場合に役立ちます。軽量パッケージを Studio にインポートすると、すべての連動関係が自動的にダウンロードされます。詳細は、Mule Maven プラグインドキュメントの​「Create a Lightweight Package (軽量パッケージの作成)」​を参照してください。