Amazon S3 Connector 7.0 の例 - Mule 4

次の例は、URL から Amazon S3 に画像を保存し、画像を取得して表示する方法を示しています。

始める前に

Anypoint Studio でこのサンプルが機能するように、Amazon Web Services ログイン情報を提供する必要があります。次のいずれかを実行できます。

  • コード内で変数を値に置き換える。

  • src/main/resources/mule-artifact.properties​ ファイルで各変数の値を指定する。

手順の例

Studio 7 Visual Studio アイコンフロー。フローには、[HTTP Listener]、[Create bucket (バケットを作成)]、[Get MuleSoft logo (MuleSoft ロゴを取得)]、[Create logo object in S3 bucket (ロゴオブジェクトを S3 バケットに作成)]、[Get Image (画像を取得)]、[Delete object (オブジェクトを削除)]、[Delete S3 bucket (S3 バケットを削除)] が表示されています。
  1. Studio で新しい Mule プロジェクトを作成します。

  2. [HTTP] > [Listener]​ をキャンバスにドラッグし、それを選択してプロパティエディターを開きます。

  3. 新しい HTTP リスナー設定グローバル要素を追加します。

    1. [General Settings (一般設定)]​ で、​[+]​ ボタンをクリックします。

    2. 次の HTTP パラメーターを設定します。その他の項目はデフォルト値のままにし、​[OK]​ をクリックします。

      項目

      Name (名前)

      HTTP_Listener_Configuration

      Host (ホスト)

      127.0.0.1

      Port (ポート)

      8081

    3. HTTP リスナー設定​グローバル要素を参照します。[General (一般)] タブで、​/​ パスを指定します。

  4. Amazon S3 Connector をフローにドラッグし、コネクタをダブルクリックしてそのプロパティエディターを開きます。

  5. 選択する既存の Amazon S3 Connector グローバル要素がない場合、​[Extension Configuration (拡張機能設定)]​ 項目の横にある ​[+]​ 記号をクリックします。

  6. グローバル要素のプロパティを設定し、​[OK]​ をクリックします。

  7. コネクタのパラメーターを設定します。

    コネクタプロパティの [General (一般)] タブ
    項目

    Name (名前)

    コネクタインスタンスの名前 (​Amazon_S3_Configuration​ など)。

    General (一般)

    コネクタの全般設定。

    Region Endpoint (リージョンエンドポイント)

    us-east-1​ (デフォルト) などのリージョン。

    Access key (アクセスキー)

    接続アクセスキー。

    Secret key (シークレットキー)

    接続シークレットキー。

  8. Create Bucket​ 操作をフローまでドラッグします。

    S3 Connector の [S3 General (S3 一般)] タブの [Create Bucket (バケットを作成)]
    項目

    Display Name (表示名)

    [Create new bucket (新しいバケットを作成)]​ など、選択した表示名。

    Connector configuration (コネクタ設定)

    コネクタのグローバル設定。

    Bucket name (バケット名)

    新規作成したバケットの名前。

    ACL

    PRIVATE (デフォルト) アクセス制御リスト。既定 ACL は定義済みの許可です。

  9. MuleSoft に MuleSoft ロゴを要求する [HTTP] > [Connector (コネクタ)] を追加します。

    HTTP Connector の [General (一般)] タブ
    項目

    Display Name (表示名)

    コネクタインスタンスの名前。この例では、[HTTP] > [Connector (コネクタ)] の名前は「​Get MuleSoft logo​」となっています。

    Configuration (設定)

    [Host (ホスト)]​ が「​developer.mulesoft.com​」、​[Protocol (プロトコル)]​ が「​HTTPS​」、​[Port (ポート)]​ が「​80​」の設定。

    [URL or Path (URL またはパス)]

    /sites/all/themes/muletheme/images/mulesoft_dev_logo_v2.svg​。

  10. 要求された MuleSoft ロゴを選択された Amazon S3 バケットに作成する ​Put Object​ 操作をフローまでドラッグします。

    S3 Connector [Create Logo Object in S3 Bucket (ロゴオブジェクトを S3 バケットに作成)] の [General (一般)] タブ
    項目

    Display Name (表示名)

    [Create logo object in S3 bucket (ロゴオブジェクトを S3 バケットに作成)]​ など、選択した表示名。

    Connector Configuration (コネクタ設定)

    コネクタのグローバル設定。

    Bucket Name (バケット名)

    新しいオブジェクトが作成されるバケットの名前。

    Key (キー)

    新規作成したオブジェクトの名前。

    Content (コンテンツ)

    オブジェクトのコンテンツ。

    Object ACL (オブジェクト ACL)

    アクセスコントロールリスト。

  11. 新規作成された MuleSoft ロゴ画像をバケットから取得する ​Get Object​ 操作をフローまでドラッグします。

    S3 Connector の [Get Image (画像を取得)] の [General (一般)] タブ
    項目

    Display Name (表示名)

    [Get Image (画像を取得)]​ など、選択した表示名。

    Connector Configuration (コネクタ設定)

    コネクタのグローバル設定。

    Bucket Name (バケット名)

    オブジェクトが保存されているバケットの名前。

    Object Key (オブジェクトキー)

    取得するオブジェクトの名前。

  12. オブジェクトを削除する ​Delete Object​ 操作をフローまでドラッグします。​Delete Object​ 操作の戻り値のデータ型は void であるため、ペイロードには ​Get Object​ 操作で返されるオブジェクトが含まれます。

    S3 Connector の [Delete S3 Bucket (S3 バケットを削除)] の [General (一般)] タブ
    項目

    Display Name (表示名)

    [Delete created object (作成したオブジェクトを削除)]​ など、選択した表示名。

    Connector Configuration (コネクタ設定)

    コネクタのグローバル設定。

    Bucket Name (バケット名)

    オブジェクトが保存されているバケットの名前。

    Object Name (オブジェクト名)

    削除するオブジェクトの名前。

  13. バケットを削除する ​Delete Bucket​ 操作をフローまでドラッグします。​Delete Bucket​ 操作の戻り値のデータ型は void であるため、ペイロードには ​Get Object​ 操作で返されるオブジェクトが含まれます。

    S3 Connector の [Delete S3 Bucket (S3 バケットを削除)] の [General (一般)] タブ
    項目

    Display Name (表示名)

    [Delete created bucket (作成したバケットを削除)]​ など、選択した表示名。

    Connector Configuration (コネクタ設定)

    コネクタのグローバル設定。

    Bucket Name (バケット名)

    削除するバケットの名前。

例の XML

この例のフローをすばやく Mule アプリケーションに読み込むには、次のコードを Studio XML エディターに貼り付けます。