コンポーネントの設定

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進行中のベータリリース​: クラウド IDE は進行中のベータリリースです。ベータ状態での Anypoint Code Builder の使用には、IDE で入手できる、該当するベータサービス契約条件が適用されます。

キャンバスまたは設定 XML から、実装およびインテグレーションプロジェクト内のコネクタとプロセッサーを設定します。

一般的なタスクとして次のようなものがあります。

始める前に

  • 使用するコネクタ、プロセッサー、スニペットを決定します。

    コンポーネントを追加するときに、​コードスニペット​、キャンバス、またはアプリケーションの設定 XML から開始できます。 コンポーネントは、キャンバス内の設定パネルまたは XML から設定できます。 特定のコネクタおよびコンポーネント設定に関するリファレンスドキュメントについては、参照を参照してください。

  • 基本の理解​を参照して、重要な概念と機能をよく理解します。

    Mule フローの基礎、ペイロードを含む Mule イベント構造、属性、および Mule 変数を理解します。データを変換し、式をコンポーネントに追加するには、DataWeave 言語に精通します。

プロジェクトにコンポーネントを追加する

次の例は、キャンバス UI からプロジェクトにコンポーネントを追加するための基本設定と設定 XML を示しています。この例は、空のインテグレーションプロジェクトから始めることを前提としています。

  1. Explorer でプロジェクトの設定 XML ファイルを開きます。 (​my-project-name.xml​ など)。

    Mule フローと Mule 設定ファイルを視覚的に表現しているキャンバス
    1 キャンバスでは、Mule フローまたはサブフローを視覚的に表現する領域が提供されます。
    2 設定 XML エディターには、Mule アプリケーションの設定ファイルが表示されます。
  2. キャンバスで ​[Build a Flow (フローをビルド)]​ を選択して、Mule インテグレーションアプリケーション内で空のフローを作成します。

  3. キャンバス UI または設定 XML からフローのデフォルト名を変更します。

    • キャンバス UI から

    • 設定 XML から

    [Flow name1]​ をクリックして Flow コンポーネントの設定パネルを開き、フロー名を変更し、チェックマークをクリックして新しい名前を設定します。

    キャンバス UI からフローの名前を変更。

    フローのデフォルト名 (​name1​) を ​getFlights​ などのフロー名に置き換えます。次に例を示します。

    ---
    <flow name="my-flow" >

    </flow>

  4. キャンバスからプロジェクトにコンポーネントを追加します。

    たとえば、HTTP Listener コンポーネントを追加します。

    1. キャンバスで ​​ (​[Add component (コンポーネントを追加)]​) アイコンをクリックします。

    2. [Add Component (コンポーネントを追加)]​ パネルで、​[HTTP]​ の検索結果から ​[Listener]​ を選択します。

      [Add Component (コンポーネントを追加)] セクション内で強調表示されている Listener コンポーネント

      設定 XML ファイルで、HTTP Listener の XML が ​<flow/>​ 要素内に含まれるようになりました。次に例を示します。

      <flow name="getFlights" >
        <http:listener path="mypath" config-ref="config-ref" doc:name="Listener" doc:id="rrjiqa" />
      
      </flow>
  5. 別のコンポーネントを追加します。今回は XML 設定メニューを使用します。

    たとえば、スニペットから ​<http:listener-config/>​ コンポーネントを追加します。

    スニペットについての詳細は、コードスニペットの操作を参照してください。

    1. 設定 XML で、​<flow/>​ 開始タグの前にカーソルを置いて​「http」​と入力します。

      カーソルが ​<flow/>​ 要素の内側にないことを確認します。

    2. 「http」​と入力し、​http:listener-config​ スニペットを選択します。

      設定 XML メニューで強調表示されている http:listener-config スニペット

      このスニペットでは次のコードが追加されます。

      <http:listener-config name="HTTP_Listener_config" >
        <http:listener-connection host="0.0.0.0" port="8081" />
      </http:listener-config>
    3. キャンバス内の Listener コンポーネントにエラーが表示されています。

      キャンバス内の Listener エラー
    4. エラーの場所を特定するには、キャンバス内でプロセッサーを選択します。

      Anypoint Code Builder では、設定 XML 内でその場所が強調表示され、問題にマウスポインターを置くと詳細が表示されます。次に例を示します。

      設定パネルから設定参照を選択
    5. エラーを修正するには、​http:listener-config​ の ​name​ 属性の値を、​http:listener​ 設定の ​config-ref​ 値の名前と一致するように変更します。

      <http:listener-config name="config-ref" >
        <http:listener-connection host="0.0.0.0" port="8081" />
      </http:listener-config>

      これで、フロー内の HTTP Listener は、フローの外部にあるグローバル接続設定である HTTP Listener 設定を参照するようになります。デバッグについての詳細は、Mule アプリケーションのデバッグを参照してください。

  6. 別のコンポーネントをフローに追加します。

    たとえば、Set Payload コンポーネントを HTTP Listener 操作に追加します。

    1. キャンバスで ​​ (​[Add component (コンポーネントを追加)]​) アイコンをクリックします。

    2. [Add Component (コンポーネントを追加)]​ パネルで、​[Transformer]​ の検索結果から ​[Set payload]​ を選択します。

    3. キャンバスで、​[Set payload]​ をクリックして設定パネルを開き、文字列値、DataWeave 式、Mule 変数、または設定プロパティを追加します。

      • 文字列を追加するには、​「my value」​などの値を入力します。次に例を示します。

        Set Payload への文字列の追加
      • DataWeave 式または Mule 変数を ​payload​ などの値として追加するには、(項目の前にある) ​[fx]​ をクリックし、値を指定します。次に例を示します。

        Set Payload への式の追加

        DataWeave 式の設定についての詳細は、DataWeave 式の設定を参照してください。

      • 設定プロパティを値として追加するには、​${secure::mysensitiveprop}​ などの値を入力します。次に例を示します。

        Set Payload への設定プロパティの追加

        設定プロパティについての詳細は、Mule アプリケーションのプロパティの定義および保護を参照してください。

設定 XML ファイルは、次のようになります。

<http:listener-config name="config-ref" >
  <http:listener-connection host="0.0.0.0" port="8081" />
</http:listener-config>

<flow name="getFlights" >
  <http:listener path="path" config-ref="config-ref" doc:name="Listener" doc:id="rrjiqa" />
  <set-payload value="my value" doc:name="Set payload" doc:id="gecykt" />

</flow>

Exchange からコネクタをインポートする

Anypoint Connector では、システムからのデータの取得、データの変更、システムへのデータの送信を行うための操作が提供されます。 Anypoint Code Builder で提供される​組み込みコネクタ​に加えて、ユーザーは Anypoint Exchange から他の多くのコネクタをダウンロードできます。

キャンバスからコネクタをインポートする

Exchange からコネクタをインポートして設定に追加する手順は、次のとおりです。

  1. Explorer でプロジェクトの設定 XML ファイルを開きます。 (​my-project-name.xml​ など)。

  2. アクティビティバーの ​​ (​[Show Mule graphical mode (Mule グラフィックモードを表示)]​) をクリックして UI キャンバスを開きます (自動的に開いていない場合)。

  3. キャンバスから他のコンポーネントを追加した方法と同じ方法でコネクタを追加します。

    1. キャンバスで ​​ (​[Add component (コンポーネントを追加)]​) アイコンをクリックします。

    2. [Add Component (コンポーネントを追加)]​ パネルで ​[Connectors (コネクタ)]​ をクリックします。

    3. コネクタ名をクリックし、追加する操作 (​Publish​ など) をクリックします。

      Anypoint MQ Connector での [Add Publish] 操作
    4. コネクタをローカルで使用できない場合、​​ (​[Search in Exchange (Exchange 内を検索)]​) 切り替えをクリックします。

      [Search in Exchange (Exchange 内を検索)] 切り替え
      1 Search locally (ローカルで検索)
      2 Search in Exchange (Exchange 内を検索)
    5. プロジェクトに追加するコネクタを選択します。

    6. [Add Component (コンポーネントを追加)]​ パネルから操作を選択します。

コマンドを使用してコネクタをインポートする

後でプロジェクトで使用するコネクタを Exchange からインポートする手順は、次のとおりです。

  1. Explorer でプロジェクトの設定 XML ファイルを開きます。 (​my-project-name.xml​ など)。

  2. キャンバス UI が自動的に開かない場合は、アクティビティバーの​​ (​Show Mule graphical mode (Mule グラフィカルモードを表示)​) をクリックしてキャンバス UI を開きます。

  3. コマンドパレットを開きます。

    手順を表示
    • キーボードショートカットを使用する。

      • Mac: Cmd+Shift+p

      • Windows: Ctrl+Shift+p

    • デスクトップ IDE で、​[View (表示)]​ > ​[Command Palette (コマンドパレット)]​ を選択する。

    • クラウド IDE で、​​ (メニュー) アイコンをクリックし、​[View (表示)]​ > ​[Command Palette (コマンドパレット)]​ を選択する。

  4. 次のコマンドを選択します。

    MuleSoft: Import Asset from Exchange
  5. [Connector]​ を選択します。

  6. インポートするコネクタ名 (「MQ」など) を検索します。次に例を示します。

    "Exchange から Anypoint MQ Connector をインポート
  7. コネクタを選択します。

  8. プロンプトで、インポートするコネクタのバージョン (​v4.0.3​ など) を選択します。

    Anypoint Code Builder によりコネクタがインポートされ、コンポーネントリストで使用可能になります。

Exchange で利用できるコネクタについての詳細は、コネクタを参照してください。 Exchange についての詳細は、 Exchange (US)​ または Exchange (EU)​ とAnypoint Exchange の概要を参照してください。

接続設定をテストする

ほとんどのコネクタは、フローの開始をトリガーする操作 (HTTP Listener 操作など) を提供します。これらの操作には通常、設定 XML からテストできる接続設定があります。たとえば、HTTP Listener 接続をテストするには、設定 XML で ​[Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックします。

設定 XML 内の HTTP リスナーの [Test Connection (接続をテスト)] リンク

ステータスバーに進行状況が表示されます。

  • Verifying connection inbound-request (接続のインバウンド要求を検証中)​: テストが進行中であることを示します。

  • Connection is valid (接続は有効)​: 正常に接続されていることを示します。

  • Invalid Connection Got status code: 500 when trying to resolve a Mule Runtime operation (Mule Runtime 操作を解決しようとしているときに無効な接続で状況コード 500 を取得)​: 接続エラーを示します。

    一般的なコード ​500​ エラーは、​[port 8081: Address already in use (ポート 8081: アドレスはすでに使用中)]​ です。ポート競合の場合、別のポート (​8082​ など) を設定して設定をリセットします。

パブリッシュする前にアプリケーションをデバッグモードで実行します。

XML エディターのキャンバスでコンポーネントを開く

XML エディターからキャンバス内のコンポーネントとその設定パネルを開くことができます。この機能は、たとえば UI からコンポーネントを設定する場合、コンポーネントが現在キャンバスに表示されているフローとは別のフローにある場合、またはキャンバスが開いていない場合に役立ちます。

  1. 設定 XML から、コンポーネントの XML 内にカーソルを置きます。

  2. 右クリックして、​[Show Component in Canvas UI (キャンバス UI にコンポーネントを表示)]​ を選択します。

    このアクションにより、キャンバスにコンポーネントが表示され、その設定パネルが開きます。次に例を示します。

    XML からキャンバス内のコンポーネントを開く