Salesforce およびデータベースへの接続

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これは進行中のベータリリースです。ベータ状態での Anypoint Code Builder の使用には、該当するベータサービス契約条件が適用されます。

同期 API で Salesforce Connector と Database Connector の設定を開始するには、設定ファイルを作成します。

設定プロパティファイルを作成する

設定プロパティファイルは、コネクタのプロパティに応じて異なる設定を参照して異なる値を指定できる ​.yaml​ または ​.properties​ ファイルです。設定ファイルを使用すると、アプリケーションのデプロイ先の環境に応じて特定のプロパティを定義できます。

設定ファイルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. [Explorer] ビューで ​resources​ フォルダー (​src/main/resources​) を右クリックして ​[New File (新規ファイル)]​ を選択します。

    contact sync integration new file
  2. ファイルに ​config.yaml​ という名前を付けます。

  3. ファイルに Salesforce および MySQL データベース設定を入力します。

    salesforce:
        username: ""
        password: ""
        token: ""
    
    mysql:
        host: ""
        port: ""
        username: ""
        password: ""
  4. contact-sync.xml​ ファイルに移動して、編集目的で開きます。

  5. <http:listener-config/>​ 要素の前に改行を追加し、​「configuration」​と入力して、​[mule:configurationProperties]​ を選択します。

    select mule config properties contacts sync
  6. 属性をスクロールして、​file​ の値を ​config.yaml​ に設定します。

    <configuration-properties file="config.yaml" doc:name="Configuration properties" />

Salesforce Connector を設定

設定ファイルを使用して、Salesforce Connector を Salesforce 環境に接続するために必要な項目を追加します。

  1. <configuration-properties/>​ 要素の後に改行を作成し、​「salesforce」​と入力して、​[Salesforce:sfdc-config]​ を選択します。

    sync api select sfdc config
  2. [name (名前)]​ 項目を ​[Salesforce-Config]​ に設定します。

  3. 改行を作成し、​「basic」​と入力して、​[Salesforce:Basic]​ を選択します。

    basic auth sfdc connector
  4. 設定ファイルの値を使用するように ​[username (ユーザー名)]​ および ​[password (パスワード)]​ プロパティを設定します。

    <salesforce:basic-connection username="${salesforce.username}" password="${salesforce.password}" securityToken="${salesforce.token}" />

    ${salesforce.username}​ および ​${salesforce.password}​ 変数の上にマウスカーソルを置くと、設定ファイルの値が表示されます。

  5. <salesforce:sfdc-config>​ 項目の前で ​[Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Salesforce への接続を検証します。

    sync api sfdc test connection

    Anypoint Code Builder で ​[Connection is valid (接続は有効)]​ メッセージが返されます。

    エラーを取得した場合、エラーメッセージを検証してさらにトラブルシューティングします。

Database Connector を設定する

データベースに接続してレコードの取得と更新を行うように Database Connector を設定します。Anypoint Code Builder で Database Connector を設定するには、データベースドライバーを追加する必要があります。

データベースドライバー連動関係を追加する

Database Connector は広範な JDBC データベースに接続できるため、必要な特定のドライバーの連動関係を含める必要があります。この場合は ​MySQL​ ドライバーを使用します。

  1. Project Explorer で ​pom.xml​ ファイルを選択します。

  2. <dependencies/>​ 要素で次のサンプルのコードを使用して新しい連動関係を追加します。

    <dependency>
       <groupId>mysql</groupId>
       <artifactId>mysql-connector-java</artifactId>
       <version>8.0.29</version>
    </dependency>
    add mysql driver dependency
  3. mule-maven-plugin​ 内の既存の ​<configuration/>​ 要素を次の共有ライブラリに置き換えます。

    <plugin>
        <groupId>org.mule.tools.maven</groupId>
        <artifactId>mule-maven-plugin</artifactId>
        <version>${mule.maven.plugin.version}</version>
        <extensions>true</extensions>
        <configuration>
         <sharedLibraries>
           <sharedLibrary>
             <groupId>mysql</groupId>
             <artifactId>mysql-connector-java</artifactId>
           </sharedLibrary>
         </sharedLibraries>
        </configuration>
    </plugin>

Database Connector を追加する

  1. Anypoint Code Builder に移動します。

  2. コマンドパレットを開きます。

    手順を表示
    • キーボードショートカットを使用する。

      • Mac: Cmd+Shift+p

      • Windows: Ctrl+Shift+p

    • デスクトップ IDE で、​[View (表示)]​ > ​[Command Palette (コマンドパレット)]​ を選択する。

    • クラウド IDE で、​​ (メニュー) アイコンをクリックし、​[View (表示)]​ > ​[Command Palette (コマンドパレット)]​ を選択する。

  3. 次のコマンドを入力します。

    MuleSoft: Import Asset from Exchange
  4. インポートするアセットの種別を入力します: Connector​ (コネクタ)

  5. インポートするコネクタの種別を入力します: Database​ (データベース)

  6. [Database Connector - Mule 4]​ を選択します。

    select database connector
  7. インポートするコネクタのバージョン (​Database Connector - Mule 4 - 1.13.5​) を選択します。

    select db version
  8. 連動関係が正常に追加されたことを示すメッセージが Anypoint Code Builder に表示されます。

  9. contact-sync.xml​ ファイルで、​</salesforce:sfdc-config>​ 要素の下に改行を追加して、​「mysql-config」​と入力し、​[db:mysql-config]​ を選択します。

    sync api create db config

    Anypoint Code Builder により Database Connector 項目に設定ファイルからのプレースホルダーが入力されます。

    <db:config name="Database_Config" >
      <db:my-sql-connection host="${mysql.host}" port="${mysql.port}" user="${mysql.username}" password="${mysql.password}" />
    </db:config>
  10. <db:config>​ 項目の ​[Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、MySQL データベースへの接続を検証します。

    sync api db config test connection

    Anypoint Code Builder で ​[Connection is valid (接続は有効)]​ メッセージが返されます。

    エラーを取得した場合、エラーメッセージを検証してさらにトラブルシューティングします。

  11. サービスへのクエリの設定に進みます。

    接続が確立したら、Salesforce Connector と Database Connector を使用して API の背後にあるロジックを構築し、クエリを送信してサービスを統合します。