環境にアクセスするための権限の付与

環境内で API Manager 操作に完全にアクセスできるようにするには、ユーザーに API Manager 環境管理者権限が必要です。API Manager 環境管理者ロールは、API Manager のみで実行されるタスクに関連付けられます。API Manager 関連の操作の権限は Anypoint アクセス管理から変更できます。

ロールに関する注意事項を次に示します。

  • ある特定のビジネスグループのユーザーに割り当てられたロールおよび権限は、異なるビジネスグループの同じユーザーに割り当てられたロールおよび権限とは無関係です。

  • ロールはビジネスグループ固有であるため、ユーザーアイコンの横にあるメニューをクリックして、ロールを管理する適切なビジネスグループ内にいることを確認してください。

次の図は、各権限で有効になるタスクを示しています。

権限のリレーション

この図では、環境管理者にすべての機能および権限へのアクセス権があります。 外側の権限が内側の権限に権限を付与します。たとえば、​「アラートの管理」​は、「アラートの表示」と「API 設定の表示」に権限を付与します。

API Manager では、次の追加の環境レベル権限がサポートされます。

権限 説明 注意事項

API プロキシのデプロイ

API プロキシをデプロイまたは再デプロイします。

Runtime Manager とハイブリッドのアクセス権が必要です。このロールでは、API Manager からのデプロイメントアクセスが有効になりますが、Runtime Manager またはハイブリッドの連動関係のため、デプロイメントの成功は保証できません。

アラートの管理

アラートを作成、編集、および削除します。

API 設定の管理

Exchange から API をインポートします。

この権限を持つユーザーは、API を別の環境に昇格したり、API の設定を編集したり、API を削除したりすることもできます。

これは環境ごとの権限です。API の表示を組織内の特定のユーザーに制限することはできません。

コントラクトの管理

コントラクトのデプロイ、拒否、失効を行います。

また、この権限は層を超えてユーザーに付与されます。

ポリシーの管理

ポリシーの作成、編集、削除、有効化、無効化、並び替えを行います。

アラートの表示

アラートをリストしたり、アラートの設定の概要を表示したりします。

API 設定の表示

API をリストしたり、表示したりします。

API をリストしたり、API の設定の概要を表示したり、プロキシをダウンロードしたりします。

これは環境ごとの権限です。API の表示を組織内の特定のユーザーに制限することはできません。

コントラクトの表示

コントラクトとその設定を表示します。

SLA 層とそれらの設定をリストすることもできます。

ポリシーの表示

ポリシーのリストを表示したり、ポリシーの設定を表示したりします。

権限の付与

API Manager から環境権限をロールに付与する手順は、次のとおりです、

  1. [Access Management (アクセス管理)]​ > ​[Users (ユーザー)]​ > ​権限を付与するユーザー​ > ​[API Manager]​ > [Permissions (権限)] をクリックします。

  2. ユーザーの権限を選択し、​「青色のプラスアイコン」​ をクリックして権限を保存します。

「Access Management (アクセス管理)」 で権限を設定する方法

次の API Manager 1.x ロールは API Manager 2.x と互換性がありません。

  • API Versions Owner (API バージョンオーナー)

  • API Creator (API 作成者)

  • Portals Viewer (ポータル閲覧者)