Azure Key Vault Connector 1.1 - Mule 4

Azure Key Vault 用 Anypoint Connector (Azure Key Vault Connector) を使用すると、シークレット、キー、または証明書を取得し、コンテンツを暗号化または復号化できます。

互換性と修正された問題については、「Azure Key Vault Connector リリースノート」を参照してください。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • Azure Key Vault シークレット API

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Studio を使用した Mule アプリケーションの作成方法

アプリケーションを作成する前に、以下が必要です。

  • Azure Key Vault の対象リソースにアクセスするためのログイン情報

  • Anypoint Platform

  • Anypoint Studio バージョン 7.3.5 以降

コネクタの一般的なユースケース

Azure Key Vault Connector の一般的なユースケースのいくつかを次に挙げます。

  • クライアントシークレットのログイン情報を介して Azure Key Vault に対して認証し、機密情報をコードで公開することなく Key Vault のシークレットにアクセスすることで、回復力とセキュリティを向上させる

  • キーの循環を回避するために、Mule フロー内の他のアプリケーションが Azure Key Vault キーを使用して暗号化および復号化操作にアクセスできるようにする

  • より安全かつ自動化された方法で他のデータベースおよび HTTP Connector に対して認証し、他のエンドポイントにアクセスするログイン情報を取得して使用する

  • 証明書を取得してファイルに保存する

接続種別

Azure Key Vault 接続では、クライアント ID、クライアントシークレット、および暗号化クライアントキャッシュを使用する接続認証種別が使用されます。

環境変数

[Use Azure Default Credential (Azure のデフォルトログイン情報を使用)]​ を ​True​ に設定した場合、​AZURE_CLIENT_ID​、​AZURE_CLIENT_SECRET​、または ​AZURE_TENANT_ID​ のいずれかの環境変数を設定する必要があります。詳細は、​「環境変数の設定」​ドキュメントを参照してください。