Box Connector 5.2 の追加設定- Mule 4

Mule アプリケーションで Box Connector を使用するには、アプリケーションで必要とされる数の Box Connector で使用するグローバル Box 設定要素を設定します。

Box Connector のグローバル要素を設定する

  1. キャンバスの下部にある ​[Global Elements (グローバル要素)]​ タブをクリックします。

  2. [Global Configuration Elements (グローバル設定要素)]​ 画面で、​[Create (作成)]​ をクリックします。

  3. [Choose Global Type (グローバル種別の選択)]​ ウィザードで [Connector Configuration (コネクタ設定)] を展開し、​[Mule-box-connector Config (Mule-box-connector 設定)]​ を選択して ​[OK]​ をクリックします。
    認証コード許可種別を使用する ​OAUTH 2.0​ の設定画面が表示されます。これは、Box Connector でサポートされる唯一の設定です。

  4. ここの説明に従ってプロパティを設定します。

    パラメーター 説明

    clientId

    クライアントアプリケーションの登録時に認証サーバーにより割り当てられたクライアント識別子を指定します。

    clientSecret

    クライアントアプリケーションのクライアントシークレットを指定します。

    host

    Box がその API を公開しているホスト。

    port

    Box サービスが受信要求をリスンしているポート。デフォルト: 443

    basePath

    Box サービスのベース URI のベースパス。

    protocol

    Box サービスが従うプロトコル。デフォルト: HTTPS

    localCallbackPath

    ローカルコールバックパス。デフォルト: /callback

    localCallbackConfig

    ローカル認証 URL の設定で使用する HTTP リスナー設定。

    externalCallbackUrl

    クライアントアプリケーション内で設定されるリダイレクト URL。

    localAuthorizationUrl

    OAuth2​ ダンスの開始で使用するローカル認証 URL。

    authorizationUrl

    認証コードを要求するための認証 URL。

    accessTokenUrl

    アクセストークンを要求するための URL を指定します。

    OAUTH 2.0​ 設定画面では、プレースホルダーの値は、プロジェクトの ​src/main/resources​ フォルダーにある設定ファイル ​mule-artifact.properties​ を参照します。

    ログイン情報をグローバル設定プロパティに入力するか、それらの値を含む設定ファイルを参照することができます。

    メンテナンスをシンプルにして、プロジェクトを再利用できるようにするために、設定ファイルを使用します。 これらの値を別個のファイルに保存しておくと、アクセスログイン情報が異なるさまざまな環境 (本番、開発、QA など) にデプロイする必要がある場合に便利です。
  5. [OK]​ をクリックします。

JWT 認証

JSON Web トークン (JWT) を使用して、Box に対してアプリケーションを直接認証します。

JWT を使用して Box Connector を設定する手順を次に示します。

アプリケーションの作成

  1. [Developer Console (開発者コンソール)]​ に移動します。

  2. [Create New App (新規アプリケーションの作成)]​ を選択します。

  3. アプリケーションの種別で ​[Custom App (カスタムアプリケーション)]​ を選択します。

  4. 認証の種別で ​[Server Authentication (with JWT) (サーバー認証 (JWT 使用))]​ を選択します。

  5. アプリケーションの名前を入力します。

  6. [Create App (アプリケーションを作成)]​ をクリックします。

カスタムアプリケーションの選択

キーペアの生成

  1. [KeyStore Explorer]​ をダウンロードします。

  2. アプリケーションを開いて、​[Create a new KeyStore (新規キーストアを作成)]​ を選択します。

  3. [JKS]​ を選択します。

  4. [OK]​ をクリックします。

  5. [保存]​ をクリックします。

    新しい JKS キーストアの作成の選択
  6. [Tools (ツール)]​ をクリックし、​[Generate Key Pair (キーペアを生成)]​ を選択します。

  7. [RSA]​ を選択し、キーサイズを 2,048 にします。

    2
  8. [OK]​ をクリックすると、​[Generate Key Pair Certificate (キーペア証明書を生成)]​ ダイアログボックスが表示されます。

  9. デフォルトの設定を受け入れます。

    「Generate Key Pair Certificate (キーペア証明書を生成)」 ダイアログボックス
  10. [Name (名前)]​ アイコンをクリックし、次の情報を追加します。

    • Common Name (CN) (共通名 (CN))​: mulesoft

    • Organization Unit (OU) (組織単位 (OU))​: mulesoft

    • Organization Name (O) (組織名 (O))​: mulesoft

    • Locality Name (L) (地域名 (L))​: mulesoft

    • State Name (ST) (州名 (ST))​: mulesoft

    • Country © (国 ©)​: CA

  11. [OK]​ をクリックします。

    「Name (名前)」 アイコンダイアログボックスに入力された情報
  12. [Save (保存)]​ をクリックすると、​[New Key Pair Entry Alias (新しいキーペアエントリの別名)]​ ダイアログボックスが表示されます。

  13. 別名として​「mulesoft」​を入力します。

    「New Key Pair Entry Alias (新しいキーペアエントリの別名)」 ダイアログボックスに mulesoft 別名を追加
  14. [OK]​ をクリックすると、​[New Key Pair Entry Password (新しいキーペアエントリのパスワード)]​ ダイアログボックスが表示されます。

  15. 新しいパスワードを入力します。

    「New Key Pair Entry Password (新しいキーペアエントリのパスワード)」 ダイアログボックスにパスワードを追加
  16. [OK]​ をクリックすると、キーペアが正常に生成されます。

公開キーのエクスポートおよび追加

  1. 生成されたキーペアを右クリックし、​[Export (エクスポート)]​ > ​[Export Public Key (公開キーをエクスポート)]​ に移動します。

    「Export Public Key (公開キーをエクスポート)」 へのナビゲーション
  2. キーストアを保存してパスワードを設定します。

  3. エクスポートした公開キーをエディターで開き、すべてのコンテンツをコピーします。

  4. [Developer Console (開発者コンソール)]​ に移動します。

  5. [Configuration (設定)]​ タブに移動して、​[Add and Manage Public Keys (公開キーを追加および管理)]​ セクションまでスクロールダウンします。

  6. [Add a Public Key (公開キーを追加)]​ をクリックし、コピーしたすべてのコンテンツを貼り付けます。

    「Add Public Key (公開キーを追加)」 ボタン
  7. [Verify and Save (確認して保存)]​ をクリックします。

  8. 確認が正常に終了したら、​[Public key id (公開キー ID)]​ を受信します。
    [Entity id (エンティティ ID)]​ や ​[Box sub type (Box サブ種別)]​ など、アプリケーションに基づく他のプロパティも開発者コンソールの ​[General Settings (一般設定)]​ タブの ​[App Info (アプリケーション情報)]​ セクションで確認でき、Studio 設定に追加することができます。

Studio 設定

次のステップ

これで設定が完了したので、Box Connector の​​を試すことができます。