高度な非公開スペース設定の定義

[Advanced (詳細)]​ タブのオプションを使用して、次の操作を実行します。

  • イングレスロードバランサーが HTTP 要求を処理する方法を設定する。

  • 読み取り応答タイムアウトを指定する。

    この値は、CloudHub 2.0 が Mule アプリケーションからの応答を待機する時間です。 指定された時間内にデータが送受信されない場合、CloudHub 2.0 は 504 エラーで要求を削除します。

  • イングレスロードバランサーのログレベルを設定し、ログをダウンロードする。

  • Amazon Web Services (AWS) サービスロールを設定する。

HTTP 要求と読み取り応答タイムアウトを設定する

HTTP 要求を変更すると、最大 5 秒間アプリケーションに到達できない可能性があります。

  1. Anypoint Platform から、​[Runtime Manager]​ > ​[Private Spaces (非公開スペース)]​ を選択します。

  2. 管理する非公開スペースの名前を選択します。

  3. [Advanced (詳細)]​ タブをクリックします。

  4. 非公開スペースでインバウンドトラフィックを受け入れる方法を設定します。

    CloudHub 2.0 では、安全でない HTTP 要求のみを受け入れることはできません。

    [HTTP Requests (HTTP 要求)]​ リストから、次のいずれかを選択します。

    • Redirect to HTTPS (HTTPS にリダイレクト)

      HTTPS プロトコルを使用して同じ URL に HTTP 要求をリダイレクトします。

    • Accept HTTP (HTTP を受け入れる)

      デフォルトの SSL エンドポイントで HTTP プロトコルを使用してインバウンド要求を受け入れます。

    • Drop HTTP (HTTP を削除)

      HTTP 要求を警告なしで削除します。

  5. 読み取り応答タイムアウト値を指定します。

    デフォルトタイムアウトは 300 秒です。

  6. [Save Changes (変更を保存)]​ または ​[Discard Changes (変更を破棄)]​ をクリックします。

デフォルトのイングレスロードバランサーログレベルを設定する

CloudHub 2.0 では、非公開スペースにデプロイされたすべてのアプリケーションのログファイルに書き込まれるメッセージのデフォルトの重要度レベルを指定できます。

さらに詳細なログレベルは、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
  1. Anypoint Platform から、​[Runtime Manager]​ > ​[Private Spaces (非公開スペース)]​ を選択します。

  2. 管理する非公開スペースの名前を選択します。

  3. [Advanced (詳細)]​ タブをクリックします。

  4. ドロップダウンリストから、デフォルトの​ログレベル​を選択します。

  5. [Save Changes (変更を保存)]​ または ​[Discard Changes (変更を破棄)]​ をクリックします。

カスタムイングレスロードバランサーログレベルを設定する

CloudHub 2.0 では、トラブルシューティングなどのために、特定の IP アドレスのログファイルに書き込まれるメッセージのデフォルトの重要度レベルを指定できます。

さらに詳細なログレベルは、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
  1. Anypoint Platform から、​[Runtime Manager]​ > ​[Private Spaces (非公開スペース)]​ を選択します。

  2. 管理する非公開スペースの名前を選択します。

  3. [Advanced (詳細)]​ タブをクリックします。

  4. カスタムログレベルを設定します。

    1. IP アドレスを入力し、ドロップダウンリストから​ログレベル​を選択します。

    2. [Add IP Address (IP アドレスの追加)]​ をクリックして、追加のカスタムログレベルを入力します。

    3. カスタムログレベルを削除するには、エントリのゴミ箱アイコン (​[Delete (削除)]​) をクリックします。

  5. [Save Changes (変更を保存)]​ または ​[Discard changes (変更を破棄)]​ をクリックします。

イングレスロードバランサーログレベル

IP アドレス絞り込みのデフォルトのログレベルは ​[DEBUG (デバッグ)]​ です。

Table 1. イングレスロードバランサーログレベル
レベル 説明

Error (エラー) (推奨)

例外が発生した場合などのエラーメッセージのみ

Debug (デバッグ)

デバッグメッセージ

Trace (トレース)

イングレスと API 間のパス、ヘッダー、状態、タイムラインなどのアプリケーションメタデータを追跡して、コラボレーションを促進

Info (情報)

有益情報のメッセージ

イングレスロードバランサーログをダウンロードする

イングレスロードバランサーログをダウンロードする手順は、次のとおりです。

  1. Anypoint Platform から、​[Runtime Manager]​ > ​[Private Spaces (非公開スペース)]​ を選択します。

  2. 管理する非公開スペースの名前を選択します。

  3. [Advanced (詳細)]​ タブをクリックします。

  4. [Download Logs (ログをダウンロード)]​ をクリックします。

AWS サービスロールを設定する

AWS で Identity and Access Management (IAM) ロールが設定されている場合、そのロールを非公開スペースに関連付けることができます。非公開スペースは、AWS の IAM ロールから権限を受け取り、AWS リソースにアクセスできます。AWS でこの機能を設定するには、以下を行います。

  • Anypoint Platform で生成される一意の AWS IAM ロール名を使用します。

  • 非公開スペースが設定された組織の組織 ID を使用します。

  • この機能を使用するには、ポート 443 でアウトバウンドトラフィックを許可します。

詳細は、 「IAM ロール」​を参照してください。

  1. Anypoint Platform から、​[Runtime Manager]​ > ​[Private Spaces (非公開スペース)]​ を選択します。

  2. 管理する非公開スペースの名前を選択します。

  3. [Advanced (詳細)]​ タブをクリックします。

  4. [Enable AWS Service Role (AWS サービスロールを有効化)]​ をクリックします。

  5. [Save Changes (変更を保存)]​ または ​[Discard changes (変更を破棄)]​ をクリックします。

    一意のサービスロール名が生成され、このロールを使用して AWS の Identity and Access Management を設定できます。ロールの生成には数分かかることがあります。ロール名が表示されない場合は、ページを更新してください。

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