read

DataWeave 2.1 は Mule 4.1 と互換性があります。 Mule 4.1 の標準サポートは 2020 年 11 月 2 日に終了しました。このバージョンの Mule は、拡張サポートが終了する 2022 年 11 月 2 日にその​​すべてのサポートが終了します。

このバージョンの Mule を使用する CloudHub には新しいアプリケーションをデプロイできなくなります。許可されるのはアプリケーションへのインプレース更新のみになります。

標準サポートが適用されている最新バージョンの Mule 4 にアップグレード​することをお勧めします。これにより、最新の修正とセキュリティ機能強化を備えたアプリケーションが実行されます。

read(String | Binary, String, Object)

入力文字列またはバイナリを読み取り、解析後の コンテンツを返します。

この関数は、リーダーのデフォルトではコンテンツタイプを判別できない場合などに役立ちます。

パラメータ

名前 説明

stringToParse

読み取る文字列またはバイナリ。

contentType

サポートされる形式 (またはコンテンツタイプ)。デフォルト: application/dw​。

readerProperties

(省略可能) リーダー設定プロパティを定義します。他の形式およびリーダー設定プロパティについては、 「DataWeave の出力形式とライタープロパティ」​を参照してください。

次の例では、文字列をヘッダーなしの CSV 形式として読み取り、JSON に 出力します。列名がキーとして出力オブジェクトに追加されています。さらに、 関数コールに ​[0]​ を付加しないと、結果は配列として返されます (出力オブジェクト全体が角括弧で囲まれます)。

ソース

%dw 2.0
var myVar = "Some, Body"
output application/json
---
read(myVar,"application/csv",{header:false})[0]

出力

{
  "column_0": "Some",
  "column_1": " Body"
}

次の例では、入力 XML を読み取り、リーダープロパティの構文を表示します。

ソース

%dw 2.0
output application/xml
---
{
   "XML" : read("<prices><basic>9.99</basic></prices>",
                "application/xml",
                { indexedReader: "false" })."prices"
}

出力

<?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
<XML>
  <basic>9.99</basic>
</XML>