Runtime 型 (dw::Runtime)

定義 説明

DataFormatDescriptor

type DataFormatDescriptor = { name: String, binary: Boolean, defaultEncoding?: String, extensions: Array<String>, defaultMimeType: String, acceptedMimeTypes: Array<String>, readerProperties: Array<DataFormatProperty>, writerProperties: Array<DataFormatProperty> }

すべてのメタデータ情報を提供する ​DataFormat​ の説明。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

DataFormatProperty

type DataFormatProperty = { name: String, optional: Boolean, defaultValue?: Any, description: String, possibleValues: Array<Any> }

データ形式プロパティについて説明する型。項目には ​name​、​description​、可能な値 (​possibleValues​) の配列、省略可能なデフォルト値 (​defaultValue​)、プロパティが必須かどうかを示す ​optional​ フラグが含まれます。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

EvalSuccess

type EvalSuccess = { success: true, value: Any, logs: Array<LogEntry> }

eval​ 関数が正常に実行されたときに返すデータのデータ型。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

ExecutionFailure

type ExecutionFailure = { success: false, message: String, kind: String, stack?: Array<String>, location: Location, logs: Array<LogEntry> }

run​ または ​eval​ 関数が失敗したときに返すデータのデータ型。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

Location

type Location = { start?: Position, end?: Position, locationString: String, text?: String, sourceIdentifier?: String }

DataWeave ファイル内の式の場所を表す型。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

LogEntry

type LogEntry = { level: LogLevel, timestamp: String, message: String }

ログエントリの型で、​LogLevel​ の ​level​、​timestamp​、​message​ で構成されます。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

LogLevel

type LogLevel = "INFO" | "ERROR" | "WARN"

さまざまな種類のログレベル (​INFO​、​ERROR​、または ​WARN​) を識別します。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

LoggerService

type LoggerService = { initialize?: () -> Object, log: (level: LogLevel, msg: String, context: Object) -> Any, shutdown?: () -> Boolean }

すべてのログを扱うサービス。

  • initialize​: 実行が開始されたときにコールされる関数。DataWeave は ​context​ パラメーターを通じて結果をすべての ​log​ コールに送信するため、たとえば、ログヘッダーを初期化時に送信して、各ログで回復することができます。

  • log​: すべてのログメッセージでコールされる関数。

  • shutdown​: 実行が完了したときにコールされる関数。通常はそのときにバッファをフラッシュするか、適切にログアウトします。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

MimeType

type MimeType = String

MIME タイプの String (文字列) 表現。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

Position

type Position = { index: Number, line: Number, column: Number }

インデックスとその行および列でファイル内での位置を表す型。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

ReaderInput

type ReaderInput = { value: Binary, encoding?: String, properties?: Dictionary<SimpleType>, mimeType: MimeType }

指定された MIME タイプ (Binary (バイナリ) 入力と MIME タイプのほか、省略可能なエンコーディングとプロパティ値が含まれる) 用に作成された DataWeave リーダーへの入力。

  • value​: Binary (バイナリ) 形式の入力。

  • encoding​: 使用するリーダーのエンコーディング。

  • properties​: 入力を解析するために使用されるリーダープロパティ。

  • mimeType​: 入力の MIME タイプ。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

RunSuccess

type RunSuccess = { success: true, value: Binary, mimeType: MimeType, encoding?: String, logs: Array<LogEntry> }

run​ 関数が正常に実行されたときに返すデータのデータ型。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

RuntimeExecutionConfiguration

type RuntimeExecutionConfiguration = { timeOut?: Number, outputMimeType?: MimeType, writerProperties?: Dictionary<SimpleType>, onException?: "HANDLE" | "FAIL", securityManager?: SecurityManager, loggerService?: LoggerService, maxStackSize?: Number, onUnhandledTimeout?: (threadName: String, javaStackTrace: String, code: String) -> Any }

高度なパラメーターを含むランタイム実行の設定。

  • timeOut​: DataWeave スクリプトがタイムアウトになるまでの最大時間。

  • outputMimeType​: DataWeave スクリプトで指定しなかった場合のデフォルトの出力 MIME タイプ。

  • writerProperties​: 指定された ​outputMimeType​ プロパティで使用するライタープロパティ。

  • onException​: 実行に失敗したときの動作を指定します。

    • HANDLE​ (デフォルト値) では ​ExecutionFailure​ を返します。

    • FAIL​ では例外を伝播します。

  • securityManager​: この実行で使用する ​SecurityManager​ を識別します。このセキュリティマネージャーは現在の ​SecurityManager​ によって構成されます。

  • loggerService​: この実行で使用する ​LoggerService​。

  • maxStackSize​: 最大スタックサイズ。

  • onUnhandledTimeout​: ウォッチドッグがタイムアウト後に実行を停止できなかった場合にコールされるコールバック。これは、問題のログやレポートに便利です。 コールバックは次を使用してコールされます。

    • threadName​: ハングしたスレッドの名前。

    • javaStackTrace​: ハングが発生した Java スタックトレース。

    • code​: ハングの原因となった DataWeave コード。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

SecurityManager

type SecurityManager = (grant: String, args: Array<Any>) -> Boolean

現在の実行に権限を付与する必要がある場合にコールされる関数。

  • grant​ は ​Resource​ などの権限の名前です。

  • args​ により、権限を要求する関数がコールするパラメーターのリストが提供されます。

実験的:​ この型は実験的機能であり、DataWeave の将来のバージョンで変更または削除される場合があります。

TryResult

type TryResult = { success: Boolean, result?: T, error?: { kind: String, message: String, stack?: Array<String>, stackTrace?: String, location?: String } }

オブジェクトと結果またはエラーメッセージ。​success​ が ​false​ の場合、データ型で ​error​ が表示されます。​true​ の場合、データ型で ​result​ が表示されます。

Mule 4.4.0 以降では、スタックが存在しない場合、​stackTrace​ 項目をネイティブ Java スタックトレースで使用できます。