YAML 形式

MIME タイプ: application/yaml

ID: yaml

YAML データ形式の値は DataWeave 値に一対一でマップされます。 DataWeave では、次のすべての YAML 型がサポートされます。

  • String

  • Boolean

  • Number

  • Nil

  • Mapping

  • Sequences

例: YAML を DataWeave 形式 (dw) で表す

次の例は、YAML 値が DataWeave でどのように表されるかを示しています。

入力

この例では、次の YAML スニペットが DataWeave ソースの入力ペイロードとして機能します。

american:
  - Boston Red Sox
  - Detroit Tigers
  - New York Yankees
national:
  - New York Mets
  - Chicago Cubs
  - Atlanta Braves

ソース

DataWeave スクリプトは、YAML エンコードされた入力ペイロードを DataWeave (dw) 形式および MIME タイプに変換します。

%dw 2.0
output application/dw
---
payload

出力

次の出力は、YAML 入力が DataWeave (​dw​) 形式でどのように表わされるかを示しています。

{
  "american": [
    "Boston Red Sox",
    "Detroit Tigers",
    "New York Yankees"
  ],
  "national": [
    "New York Mets",
    "Chicago Cubs",
    "Atlanta Braves"
  ]
}

Configuration のプロパティ

DataWeave では、この形式の以下の設定プロパティがサポートされています。

Reader のプロパティ

この形式は、入力データを読み取るための指示を提供するプロパティを受け入れます。

パラメーター デフォルト 説明

maxEntityCount

Number

1

エンティティ拡張の最大数を設定します。この制限は Billion Laughs 攻撃の回避に役立ちます。

Writer のプロパティ

この形式は、出力データを書き込むための指示を提供するプロパティを受け入れます。

パラメーター デフォルト 説明

bufferSize

Number

8192

バッファライターのサイズ (バイト)。値は 8 よりも大きい必要があります。

deferred

Boolean

false

true​ に設定すると、出力をデータストリームとして生成し、スクリプトの実行は生成されたコンテンツがコンシュームされるまで延期されます。

有効な値は、​true​ または ​false​ です。

encoding

String

'UTF-8'

出力で使用するエンコード (UTF-8 など)。

skipNullOn

String

null

指定されたデータ構造の ​null​ 値をスキップします。デフォルトではスキップしません。

  • arrays​ + YAML 出力の配列内の ​null​ 値を無視して除外します。たとえば、​output application/yaml skipNullOn="arrays"​ のようにします。

  • objects​ + 値が ​null​ のキー-値ペア (例: output application/yaml skipNullOn="objects"​) を無視します。

  • everywhere​ + ​skipNullOn​ を配列とオブジェクトに適用します。たとえば、​output application/yaml skipNullOn="everywhere"​ のようにします。

有効な値は ​arrays​、​objects​、​everywhere​ です。

writeDeclaration

Boolean

true

ヘッダーの宣言を書き込むかどうかを示します。

有効な値は、​true​ または ​false​ です。

サポートされる MIME タイプ

この形式では、次の MIME タイプがサポートされます。

MIME タイプ

application/yaml

text/yaml

application/x-yaml

text/x-yaml