causedBy

causedBy(@DesignOnlyType error: Error, errorType: String): Boolean

この関数は、エラーハンドラーのように、エラーをその種別によって一致させます。

causedBy は、上位の種別による一致だけでなく特定のサブ種別のロジックも必要な場合に役立ちます。また、異なる種別の子エラーを含む COMPOSITE_ROUTING エラーを処理する場合にも役立つ可能性があります。

パラメーター

名前説明

名前	説明
`error`	省略可能。`Error` (エラー) 型。
`errorType`	HTTP:UNAUTHORIZED などのエラーを識別する文字列。

error

省略可能。Error (エラー) 型。

errorType

HTTP:UNAUTHORIZED などのエラーを識別する文字列。

例

次の XML の例では、Mule エラー処理コンポーネントの when 式から causedBy をコールし、HTTP:UNAUTHORIZED エラーまたは HTTP:FORBIDDEN エラーのどちらが原因であるかに応じて SECURITY エラーを異なる方法で処理します。最初の式は error (Error 型) を明示的に渡していますが、2 番目の式はパラメーターの値を指定せずに暗黙的に渡しています。 error は、Mule メッセージオブジェクトに関連付けられたエラーに対して DataWeave が使用する変数です ( Mule Runtime の DataWeave 変数を参照)。

ソース

<error-handler name="securityHandler">
  <on-error-continue type="SECURITY">
    <!-- general error handling for all SECURITY errors -->
    <choice>
      <when expression="#[Mule::causedBy(error, 'HTTP:UNAUTHORIZED')]">
        <!-- specific error handling only for HTTP:UNAUTHORIZED errors -->
      </when>
      <when expression="#[Mule::causedBy('HTTP:FORBIDDEN')]">
        <!-- specific error handling only for HTTP:FORBIDDEN errors -->
      </when>
    </choice>
  </on-error-continue>
</error-handler>XML