Database Connector 1.14 - Mule 4

データベース用 Anypoint Connector (Database Connector) は、Mule アプリケーションとリレーショナルデータベース間の通信を確立します。Database Connector は、ほぼすべての Java Database Connectivity (JDBC) リレーショナルデータベースに接続し、SQL 操作を実行できます。アプリケーションは、同じ設定要素を使用し、たとえば各要求からの情報に基づいて接続属性を変更することで、マルチテナントシナリオに対応できます。

Database Connector には、ドライバークラス名を自動的に設定し、次のデータベースに指定されたパラメーターで JDBC URL を作成する接続プロバイダーがあります。

  • Derby

  • Microsoft SQL Server

  • MySQL

  • Oracle

汎用の JDBC 設定を使用して、他の JDBC データベースをセットアップできます。Database Connector は JDBC に準拠しています。互換性の問題を回避するために、接続設定で JDBC に準拠しているドライバーが使用されていることを確認してください。また、Spring を使用して Anypoint Studio 内にオブジェクトを作成することで、XA トランザクションで必要とされる JDBC ​DataSource​ オブジェクトや ​XADataSource​ オブジェクトを参照することができます。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Studio (Studio) を使用した Mule アプリケーションの作成

アプリケーションを作成する前に、データベースの対象リソースと Anypoint Platform へのアクセス権を持っていて、データベースの適切なデータベースドライバーをダウンロードしている必要があります。

コネクタの一般的なユースケース

Database Connector では、次の操作を実行できます。

  • 定義済みのクエリ、動的に作成されたクエリ、および独自にカスタマイズ可能なテンプレートクエリを実行する。

  • 使用するデータベース設定に応じて、コネクタ項目で DataWeave 式を指定し、属性を動的に設定する。

  • source listener 操作を使用して、フローのデータソースセクション内のデータベースから読み取る。

  • 他の操作を実行して、プロセスセクションの任意の場所でデータベースの読み取りと書き込む。

  • 1 回の一括更新で複数の SQL 要求を実行する。

  • データ自体ではなくデータ構造を変更するデータ定義言語 (DDL) 要求を実行する。

  • ストアドプロシージャーおよび SQL スクリプトを実行する。

例については、​「例」​を参照してください。

対象者

Exchange のテンプレートと例の使用

Anypoint Exchange​ は、アプリケーションのスタートポイントとして使用できるテンプレートと、完全なソリューションを具体的に示した例を提供しています。

次のステップ

前提条件を満たし、テンプレートおよびサンプルを試したら、​Anypoint Studio​ で独自のアプリケーションを作成してコネクタを設定できます。