リリースノート

v1.8

2023 年 3 月 21 日

このユースケースでは、Salesforce 組織の同期が導入されています。これにより、Salesforce Sales Cloud、Salesforce Service Cloud、および Financial Services Cloud 間で顧客プロファイルデータを同期できるようになります。

多くの Salesforce ユーザーは Salesforce インスタンスに複数組織のソリューションを実装しているため、Salesforce ユーザーは組織間のデータ共有をサポートする組織の移行戦略も定義する必要があります。組織の移行戦略の定義は複雑な作業であり、多くの場合、サードパーティの支援が必要になります。このソリューションにより、データオブジェクト (取引先や取引先責任者) とそれらのオブジェクトの順序を含む、組織間のデータの実際の移動が可能になります。

技術的な観点から見ると、このリリースでは顧客プロファイルの同期の処理方法に大きな変更が加えられています。コードを変更せずに、ランタイムプロパティを使用して複数の参照データプロバイダーを同期できるだけでなく、任意の参照データプロバイダーを同期プロセスにオンボードできるようになります。その結果、Salesforce などのさまざまな参照データプロバイダーのプラグインをサポートする、簡素化されたデータ同期プロセスのセットが得られます。

さらにこのリリースでは、Salesforce のデータ変更をキャプチャするプラットフォームイベントが導入されています。 プラットフォームイベントの作成およびトリガー用のスクリプトも追加されています。

マイナー更新

次のアセットは、軽微な問題を修正するために更新されました。

  • LWC コンポーネントでの Sales Cloud および Service Cloud のサポート

  • Jack Henry SilverLake でのパッチカードのサポート

v1.7

2022 年 12 月 13 日

「Jack Henry SilverLake コアの利用」ユースケース

このユースケースでは、コアバンキングシステムの実装として Jack Henry SilverLake コアが導入されています。これにより、Salesforce Financial Services Cloud データを SilverLake と同期できるようになります。

技術的な観点から見ると、このリリースでは特に参照データの管理に関して、顧客プロファイルと財務データの同期の処理方法に大きな変更が加えられています。最終的な結果として、将来のリリースでは、Salesforce などのさまざまな参照データプロバイダーのプラグインをサポートする、簡素化されたデータ同期プロセスのセットが得られます。

汎用データベースの実装も、MySQL プロバイダーから MariaDB に移行されました。この変更により、AWS RDS のサポートを犠牲にすることなく、データベースに依存するアセットを GovCloud にパブリッシュできるようになります。

最後に、API 実装への最終的な影響は最小限ですが、カスタム FINS データモデル (FINS 共通ライブラリ、FINS バンキングライブラリ、FINS 保険ライブラリアセットを介して提供) は、CIM セットアップライブラリと CIM FINS 拡張ライブラリという 2 つの新しいライブラリが導入されたことで、既存の CIM モデル内に統合されている点に注意してください。これにより、Salesforce Customer 360 データモデルとより密接に連携した、一貫した正規モデルの実現に近づくことができます。

v1.6

2022 年 9 月 13 日

「CDP を使用したカスタマーエクスペリエンスの最適化」ユースケース

このユースケースは、複数のソースから Data Cloud へのデータの取り込みをサポートし、カスタマーサービス担当者 (CSR) にマーケティングインサイトを提供することで、Data Cloud のアクティベーションの結果を使用してカスタマーエクスペリエンスを最適化します。

BIAN 準拠のアセット

このソリューションは、API 仕様や実装テンプレートなどの BIAN 準拠のアセットを提供します。サービス、セールス、カード、ローン、預金などの主要なビジネスドメインで 50 個を超えるアセットを検索および使用できます。

v1.5

2022 年 7 月 15 日

「クライアントオンボーディング - 資産管理」ユースケース

このユースケースは、合理化され自動化されたクライアントオンボーディングソリューションを有効にします。資産管理クライアントサービスチームは、システムを統合し、ワークフローをデジタル化することで、手動エラーのリスクを軽減できるようになります。

v1.4

2022 年 4 月 28 日

「住所変更オーケストレーション」ユースケース

「住所変更オーケストレーション」ユースケースが導入されています。このユースケースには 2 つの拡張機能があります。

  • ユースケース 4a - 住所変更オーケストレーション: 保険​ - 保険契約者または配送業者の住所調整により発生するダウンストリームイベントを合理化します。保険用の住所変更オーケストレーションユースケースでは、住所確認、シームレスな保険契約者のデータ更新、および単一住宅保険の保険契約補償範囲評価のためのソリューションが提供されます。これにより、保険契約者の保険料更新が迅速化されます。

  • ユースケース 4b - 住所変更オーケストレーション: 銀行取引​ — 顧客の住所変更によって発生する、カスタマーサービスチームのアップセル、クロスセル、およびサービスの機会を強化します。銀行取引用の住所変更オーケストレーションユースケースでは、より迅速な住所検証と、パーソナライズされた商品やサービスなどのカスタマーサービスの機会の増加がサポートされます。

v1.3

2022 年 3 月 21 日

マイナー更新

次のような軽微な問題を修正するために、いくつかのアセットが更新されました。

  • データベース作成スクリプト

  • Visualizer レイヤーの割り当て

  • ドキュメントの更新

2022 年 1 月 28 日

「支払の最新化」ユースケース

金融機関向けの最新の支払ソリューションの開発を加速させる、 「支払の最新化」​ユースケースが導入されています。銀行や信用組合は、複数の種類の金融取引や顧客のニーズに対応できる多様な支払環境を提供できるようになります。

v1.2

2021 年 11 月 16 日

コアバンキングの機能強化

このリリースには、次の機能強化が含まれています。

  • 顧客アカウントの同期と顧客オンボーディングの両方のユースケースに詳細情報が追加されました。

  • クレジットカード機能が追加されました

  • 顧客アカウント、トランザクション、クレジットカード間の完全な双方向同期機能が追加されました

詳細は、​「アップグレードメモ」​を参照してください。

v1.1

2021 年 9 月 09 日

「顧客オンボーディング」ユースケース

「顧客オンボーディング - 銀行取引」​ユースケースが導入されています。これにより、Salesforce Financial Services Cloud をエンゲージメントシステム、DocuSign をドキュメント管理システム、Equifax を信用分析システムとして、活用できるようになります。

v1.0

2021 年 7 月 27 日

最初のリリース

これは、MuleSoft Accelerator for Financial Services の最初のリリースです。

このアクセラレーターでは、複数のシステムから顧客の財務概要を表示できる 「コアバンキング基盤」​ユースケースも導入されています。このリリースでは、顧客およびカスタマーサービス担当者 (CSR) ビューがサポートされています。