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Monitoring API Managerこのページでは、デフォルトの MuleSoft Accelerator for Financial Services 機能をサポートするように既存の Salesforce Financial Services Cloud (FSC) インスタンスを設定する方法を説明します。これらの手順は、必要な FSC パッケージが対象 Salesforce インスタンスにリリースされており、適切な権限がすでに割り当てられていることを前提とします。
アクセラレーターアセットが正常に機能するには、次のレコードタイプが、対応するオブジェクトに存在する必要があります。
| Salesforce オブジェクト | レコードタイプ |
|---|---|
取引先 |
世帯 |
金融口座 |
ブロックチェーン口座 |
金融口座 |
総勘定元帳口座 |
金融口座 |
金融市場口座 |
金融口座取引 |
金融口座振替取引 |
リード |
リード |
オブジェクトごとに以下の手順を実行します。
取引先オブジェクトの [世帯] レコードタイプを有効にするには、以下の手順に従います。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[ユーザー] -> [プロファイル] に移動します。
サービスアカウントユーザーの対象プロファイルを選択します。
[オブジェクト設定] -> [取引先] に移動して、[編集] ボタンをクリックします。
[レコードタイプとページレイアウトの割り当て] で、[世帯] レコードタイプをオンにします。
[保存] ボタンをクリックします。
同じ手順に従います。ただし、今回はリードオブジェクトの [リード] レコードタイプを有効にします。
金融口座オブジェクトの [Blockchain Account (ブロックチェーン口座)] レコードタイプを作成するには、まず、そのページレイアウトを既存のレイアウトに基づいて作成します。
[設定] ホームページで [オブジェクトマネージャー] タブを選択します。
[FinServ_FinancialAccount__c] オブジェクトを選択します。
左ナビゲーションで [ページレイアウト] を選択し、[新規] をクリックします。
既存のページレイアウト ([Financial Account (Savings Account) Layout (金融口座 (預貯金口座) レイアウト)] など) を選択します。
[ページレイアウト名] 項目を「Financial Account (Blockchain Account) Layout」 (金融口座 (ブロックチェーン口座) レイアウト) に設定します。
[保存] をクリックして、新しいレイアウトを作成します。
左ナビゲーションで [ページレイアウト] を選択してリストに戻り、上記の手順を繰り返して [General Ledger Account (総勘定元帳口座)] および [Money Market Account (金融市場口座)] ページレイアウトを作成します。
次に、新しい [Blockchain Account (ブロックチェーン口座)] レコードタイプを作成します。
左ナビゲーションで [レコードタイプ] を選択し、[新規] をクリックします。
既存のレコードタイプ ([Savings Account (預貯金口座)] など) を選択します。
示されているとおりに次の項目を入力します。
レコードタイプの表示ラベル -> 「Blockchain Account」 (ブロックチェーン口座)
レコードタイプ名 -> 「Blockchain」 (ブロックチェーン) (デフォルト値を変更)。
説明 -> 「Represents a Blockchain account」 (ブロックチェーン口座を表す)
[有効] チェックボックスを有効にします。
プロファイルのリストで、少なくとも対象 API サービスアカウントに割り当てられたプロファイルの [使用可能に設定] オプションをオンにします。
[次へ] をクリックして、オプション [1 つのレイアウトをすべてのプロファイルに適用する] を選択します。
ページレイアウト [Financial Account (Blockchain Account) Layout (金融口座 (ブロックチェーン口座) レイアウト)] を選択します。
[保存] をクリックします。
上記の手順を繰り返して、[General Ledger Account (総勘定元帳口座)] および [Money Market Account (金融市場口座)] レコードタイプを作成します。レコードタイプに対応する正しいページレイアウトを選択したことを確認します。
これで、新しいレコードタイプが [レコードタイプ] セクションで使用可能になります。また、次のように対象ユーザープロファイルで新しいレコードタイプを使用できることを検証することもできます。
[ユーザー] -> [プロファイル] に移動します。
対象プロファイルを選択します。
[オブジェクト設定] -> [金融口座] (以前に編集したオブジェクト) に移動して、[編集] リンクをクリックします。
新しいレコードタイプが [レコードタイプとページレイアウトの割り当て] に表示されていることを確認します。
標準レコードタイプ [金融口座取引] では、取引種別 DebitTransaction と CreditTranction がサポートされます。TransferTransaction および PaymentTransaction 取引種別をサポートするには、[Financial Account Transfer Transaction (金融口座振替取引)] レコードタイプを作成する必要があります。
[Financial Account Transfer Transaction (金融口座振替取引)] レコードタイプの作成手順は、上記の手順と似ています。ただし、金融取引オブジェクトが対象になります。
オブジェクトマネージャーで、[FinServ_FinancialAccountTransaction__c] オブジェクトを選択します。
左ナビゲーションで [ページレイアウト] を選択し、[新規] をクリックします。
既存のページレイアウト ([Financial Account Transaction Layout (金融口座取引レイアウト)] など) を選択します。
[ページレイアウト名] 項目を「Financial Account Transfer Transaction Layout」 (金融口座振替取引レイアウト) に設定します。
[保存] をクリックします。
左ナビゲーションで [レコードタイプ] を選択し、[新規] をクリックします。
使用可能な場合は既存のレコードタイプ ([金融口座取引] など) を選択します。使用できない場合、[--マスター--] を選択します。
示されているとおりに次の項目を入力します。
レコードタイプの表示ラベル -> 「Financial Account Transfer Transaction (金融口座振替取引)」。
レコードタイプ名 -> 「Financial_Account_Transfer」 (デフォルト値を変更)。
説明 -> 「Defines a transaction that represents a generic transfer from one account to another」 (口座間の汎用的な振替を表す取引を定義する)。
[有効] チェックボックスを有効にします。
プロファイルのリストで、少なくとも対象 API サービスアカウントに割り当てられたプロファイルの [使用可能に設定] オプションをオンにします。
[次へ] をクリックして、オプション [1 つのレイアウトをすべてのプロファイルに適用する] を選択します。
ページレイアウト [Financial Account Transfer Transaction Layout (金融口座振替取引レイアウト)] を選択します。
[保存] をクリックします。
新しいレコードタイプは上記のように検証することができます。
対応するオブジェクトで次の項目を作成する必要があります。
| Salesforce オブジェクト | 項目の表示ラベル | 項目名 | データ型 | 長さ | 一意* | ExternalId |
|---|---|---|---|---|---|---|
取引先 |
Global Billing Address ID (グローバル住所(請求先) ID) |
Global_BillingAddress_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Global Customer ID (グローバル顧客 ID) |
Global_Customer_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Global Email Address ID (グローバルメールアドレス ID) |
Global_EmailAddress_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Global Fax Number ID (グローバル FAX 番号 ID) |
Global_FaxNumber_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Global Mailing Address ID (グローバル住所(郵送先) ID) |
Global_MailingAddress_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Global Mobile Number ID (グローバル携帯番号 ID) |
Global_MobileNumber_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Global Party ID (グローバル関係者 ID) |
Global_Party_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Global Phone Number ID (グローバル電話番号 ID) |
Global_PhoneNumber_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Global Shipping Address ID (グローバル住所(納入先) ID) |
Global_ShippingAddress_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先 |
Customer Status (顧客状況) |
Customer_Status |
Picklist (選択リスト) |
- |
N |
N |
取引先責任者 |
Global Email Address ID (グローバルメールアドレス ID) |
Global_EmailAddress_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先責任者 |
Global Individual ID (グローバル個人 ID) |
Global_Individual_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先責任者 |
Global Phone Number ID (グローバル電話番号 ID) |
Global_PhoneNumber_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先責任者 |
Global Mobile Number ID (グローバル携帯番号 ID) |
Global_MobileNumber_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先責任者 |
Global Other Address ID (グローバル住所(その他) ID) |
Global_OtherAddress_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
取引先責任者 |
Global Mailing Address ID (グローバル住所(郵送先) ID) |
Global_MailingAddress_Id |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
FinServ_Card__c |
Card Type (カードの種類) |
Card_Type |
Picklist (選択リスト) |
- |
N |
N |
FinServ_Card__c |
Cardholder Name (カード所有者の名前) |
Cardholder_Name__c |
Text (テキスト) |
100 |
N |
N |
FinServ_Card__c |
Credit Card Type (クレジットカードの種類) |
Credit_Card_Type__c |
Picklist (選択リスト) |
- |
N |
N |
FinServ_Card__c |
Global Card ID (グローバルカード ID) |
Global_Card_Id__c |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
FinServ_FinancialAccount__c |
Global Account ID (グローバル口座 ID) |
Global_Account_Id__c |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
FinServ_FinancialAccount__c |
Initial Transaction ID (初回取引 ID) |
Initial_Transaction_Id__c |
Text (テキスト) |
36 |
N |
N |
FinServ_FinancialAccount__c |
Last Payment Amount (最終支払金額) |
LastPaymentAmount__c |
Currency (通貨) |
(16,2) |
N |
N |
FinServ_FinancialAccount__c |
Last Payment Date (最終支払日) |
LastPaymentDate__c |
Date (日付) |
- |
N |
N |
FinServ_FinancialAccount__c |
Last Statement Date (最終ステートメント日) |
LastStatementDate__c |
Date (日付) |
- |
N |
N |
FinServ_FinancialAccount__c |
Last Transaction Amount (最終取引金額) |
LastTransactionAmount__c |
Currency (通貨) |
(16,2) |
N |
N |
FinServ_FinancialAccount__c |
Last Transaction Type (最終取引種別) |
LastTransactionType__c |
Picklist (選択リスト) |
- |
N |
N |
FinServ_FinancialAccount__c |
Last Transaction ID (最終取引 ID) |
Last_Transaction_Id__c |
Text (テキスト) |
36 |
N |
N |
FinServ_FinancialAccount__c |
Maximum Monthly Withdrawals (月間最大引き落とし) |
Maximum_Monthly_Withdrawals__c |
Number (数値) |
18 |
N |
N |
FinServ_FinancialAccount__c |
Monthly Withdrawal Limit (月間引き落とし制限) |
Monthly_Withdrawal_Limit__c |
Number (数値) |
(16,2) |
N |
N |
FinServ_FinancialAccountTransaction__c |
Debit Financial Account (デビット金融口座) |
Debit_Financial_Account__c |
Lookup |
- |
- |
- |
FinServ_FinancialAccountTransaction__c |
Credit Financial Account (クレジット金融口座) |
Credit_Financial_Account__c |
Lookup |
- |
- |
- |
FinServ_FinancialAccountTransaction__c |
Global Transaction ID (グローバル取引 ID) |
Global_Transaction_Id__c |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
FinServ_FinancialAccountTransaction__c |
Originator ID (開始者 ID) |
Originator_Id__c |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
N |
InsurancePolicy |
Global Policy ID (グローバル保険契約 ID) |
Global_Policy_Id__c |
Text (テキスト) |
36 |
Y |
Y |
商談 |
ACH Transfer Authorization Document ID (ACH 送金承認ドキュメント ID) |
Ach_Transfer_Auth_Document_Id |
Text (テキスト) |
36 |
N |
N |
商談 |
Asset Transfer Authorization Document ID (資産移転承認ドキュメント ID) |
Asset_Transfer_Auth_Document_Id |
Text (テキスト) |
36 |
N |
N |
商談 |
Document Signatures Received (ドキュメント署名受信済み) |
Document_Signatures_Received__c |
チェックボックス |
- |
- |
- |
商談 |
KYC Completed (KYC 完了) |
KYC_Completed__c |
チェックボックス |
- |
- |
- |
*一意の項目は大文字と小文字が区別される必要があります。
CustomFieldUtility という Apex クラスを使用して、カスタム項目をプログラムで作成できます。このクラスのソースは、 「FINS Common Resources (FINS 共通リソース)」 プロジェクトにあります。このプロジェクトをダウンロードして、以下の手順を実行します。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックし、[開発者コンソール] を選択して、新しいコンソールウィンドウを開きます。
[File (ファイル)] -> [New (新規)] -> [Apex class (Apex クラス)] に移動して、CustomFieldUtility という名前の新しいクラスを作成します。
fins-common-resources/salesforce/CustomFieldUtility.apxc のコードをスクリプトエディターにコピーします。
[File (ファイル)] -> [Save (保存)] メニューオプションを選択して、クラスをコンパイルして保存します。
[Debug (デバッグ)] -> [Open Execute Anonymous Window (実行匿名ウィンドウを開く)] を選択します。
fins-common-resources/salesforce/CreateCustomFields.txt の内容をコピーしてウィンドウに貼り付けます。
[Open Log (ログを開く)] オプションを有効にして、[Execute (実行)] ボタンをクリックします。
スクリプトが完了したら、[Debug Only (デバッグのみ)] 検索条件オプションを選択して、各作成要求の結果のみを表示します。すべての項目が正常に作成されていることを確認します。
これらの各カスタム項目を作成してページレイアウトでのカスタム項目の表示を有効にする手順は、次のとおりです。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[設定] ホームページで [オブジェクトマネージャー] タブを選択します。
対象 Salesforce オブジェクトを見つけて選択します。
[項目とリレーション] ページを選択します。
[新規] ボタンをクリックし、上記のとおりに項目を作成します。
項目を作成したら、[項目レベルセキュリティの設定] ボタンをクリックします (またはこの手順を後で実行します。以下を参照)。
目的のプロファイルに対して有効にします。つまり、[参照可能] の横にあるチェックボックスをオンにして、目的のプロファイルで表示を有効にします。
上記のリストの各カスタム項目でこの手順を繰り返します。
項目ごとに権限を調整する代わりに、1 つまたは 2 つのプロファイルでのみ項目を使用できるようにする場合は、オブジェクトごとに [ユーザー] -> [プロファイル] -> {プロファイル} -> [オブジェクト設定] に移動し、複数の項目の権限を一度に調整するほうが効率的な場合があります。
|
[Card Type (カードの種類)] 選択リストの値は [DebitCard] と [CreditCard] です。
[Credit Card Type (クレジットカードの種類)] 選択リストの値は [Amex]、[Discover]、[Mastercard]、[Visa]、および [その他] です。
[Last Transaction Type (最終取引種別)] 選択リストの値は [CreditTransaction]、[DebitTransaction]、[TransferTransaction]、および [PaymentTransaction] です。
[Customer Status (顧客状況)] 選択リストの値は [見込み客]、[オンボーディング]、[有効]、[無効]、[完了]、[Deceased (死亡)]、[義務不履行]、および [不活発] です。
[Debit Financial Account (デビット金融口座)] 項目と [Credit Financial Account (クレジット金融口座)] 項目はそれぞれの金融口座を参照します。
すべての Global_*_Id__c 項目は (上記のとおりに) レイアウトに表示する必要がありますが、データ同期の問題を回避するため、参照のみとする必要があります。
Financial Services Cloud 機能を Salesforce インスタンスに追加すると、金融口座を操作するための Commercial Banking アプリケーションと Retail Banking アプリケーションが提供されます。セールスアプリケーションで [金融口座] タブを有効にする場合、次の手順を実行します。
セールスアプリケーションのホームページに移動します。
ナビゲーションペインの右隅にある鉛筆アイコンをクリックすると、[Edit Sales App Navigation Items (セールスアプリケーションナビゲーション項目を編集)] ダイアログボックスが開きます。
[項目をさらに追加] をクリックします。
[選択可能な項目] メニューの [すべて] に移動します。
[金融口座] を検索して選択します。
[1 個のナビゲーション項目を追加] をクリックして、[保存] をクリックします。
ソリューションのデフォルト実装では、対象 FSC インスタンスで取引状況選択リストの追加の値を有効にする必要があります。これを行う手順は、次のとおりです。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[設定] ホームページで [オブジェクトマネージャー] タブを選択します。
[FinServFinancialAccountTransactionc] Salesforce オブジェクトを見つけて選択します。
[項目とリレーション] に移動して [FinServTransactionStatusc] 選択リスト項目を選択します。
[値] セクションまでスクロールダウンして [新規] をクリックします。
「Cancelled」 (キャンセル) と「Initial」 (初回) の値を別々の行で入力し、[保存] をクリックします。
ソリューションのデフォルト実装では、追加の取引種別も有効にする必要があります。手順は上記の手順と似ています。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[設定] ホームページで [オブジェクトマネージャー] タブを選択します。
[FinServ_FinancialAccountTransaction__c] Salesforce オブジェクトを見つけて選択します。
[項目とリレーション] に移動して [FinServ_TransactionType__c] 選択リスト項目を選択します。
[値] セクションまでスクロールダウンして [新規] をクリックします。
「Payment」 (支払) と「Transfer」 (振替) の値を別々の行で入力し、[保存] をクリックします。
レコードタイプに基づいて特定のページレイアウトを表示するには、ワークフロールールを作成します。レコードタイプ [Financial Account Transfer Transaction (金融口座振替取引)] に基づいてページレイアウトが変更されるようにするには、以下の手順を実行します。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[プロセスの自動化] -> [ワークフロールール] に移動します。
[新規ルール] ボタンをクリックします。
[オブジェクト] ドロップダウンから [FinServ_FinancialAccountTransaction__c] を選択します。
[ルール名] に「Transfer Transaction Type」 (振替取引種別) と入力し、説明に「Defines a transaction that represents a generic transfer from one account to another」 (口座間の汎用的な振替を表す取引を定義する) と入力します。
[評価条件] を [作成されたとき、およびその後基準を満たすように編集されたとき`] として設定します。
[ルール条件] セクションで、[条件が一致する] を選択します。
最初の行では、項目を [Financial Account Transaction: Transaction Type (金融口座取引: 取引種別)]、演算子を [次の文字列と一致する]、値を「Transfer (振替)」として選択します。
2 番目の行では、項目を [Financial Account Transaction: Transaction Type (金融口座取引: 取引種別)]、演算子を [次の文字列と一致する]、値を「Payment (支払)」として選択します。
検索条件ロジックは [1 OR 2] と設定します。[保存] をクリックします。
[ワークフローアクション] の [ルール適用時のアクション] で [新規項目自動更新] を選択します。
[名前] を「Transfer Transaction Type」 (振替取引種別) として設定します。
[更新する項目] では [レコードタイプ] を選択します。[次へ] をクリックします。
[新規項目値の指定] では、レコードタイプドロップダウンから [Financial Account Transfer Transaction (金融口座振替取引)] を選択します。
[保存] をクリックします。
ソリューションのデフォルト実装では、対象 FSC インスタンスでマルチ通貨サポートを有効にする必要があります。これを行う手順は、次のとおりです。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[会社の設定] -> [組織情報] に移動します。
[編集] をクリックし、[マルチ通貨の有効化] オプションを有効にします。
[保存] をクリックします。
必要に応じて、[通貨の設定] ボタンをクリックして、他の通貨コード (EUR など) のサポートを追加します。
Salesforce から更新情報を取得するには、次のプラットフォームイベントオブジェクトと Apex トリガーを作成する必要があります。これらの Apex トリガーを作成して項目をプラットフォームイベントオブジェクトに追加するスクリプトは、 「FINS Common Resources (FINS 共通リソース)」プロジェクトにあります。
| Salesforce オブジェクト | Salesforce Platform イベントオブジェクト | Salesforce Platform イベント API 参照名 | Apex トリガー名 |
|---|---|---|---|
取引先 |
取引先 |
Account__e |
AccountEventsPub |
取引先責任者 |
取引先責任者 |
Contact__e |
ContactEventsPub |
取引先 |
AccountAddresses |
AccountAddresses__e |
AccountAddressEventsPub |
取引先 |
世帯 |
Household__e |
HouseholdEventsPub |
リード |
リード |
Lead__e |
LeadEventsPub |
商談 |
商談 |
Opportunity__e |
OpportunityEventsPub |
FinServ_FinancialAccount__c |
FinancialAccount |
FinancialAccount__e |
FinancialAccountEventsPub |
FinServ_FinancialAccountTransaction__c |
FinancialAccountTransaction |
FinancialAccountTransaction__e |
TransactionsEventsPub |
FinServ_Card__c |
FinancialCard |
FinancialCard__e |
CardsEventsPub |
この実装では、Salesforce でプラットフォームイベントを作成する必要があります。プラットフォームイベントオブジェクトを作成するには、以下の手順を実行します。
Salesforce にログインします。
[設定] をクリックし、[クイック検索] ボックスで「プラットフォームイベント」を検索します。[インテグレーション] セクションの [プラットフォームイベント] ページに使用可能なプラットフォームイベントのリストが表示されます。
[新規プラットフォームイベント] ボタンをクリックしてオブジェクトを作成し、上記の表のオブジェクト名とイベント API 参照名を使用して [表示ラベル]、[表示ラベル (複数形)]、[オブジェクト] などのプラットフォーム情報の詳細項目に入力します。[保存] をクリックします。この手順を繰り返して、上記の表に記載されている複数の Salesforce Platform イベントオブジェクトを作成します。
[カスタム項目 & リレーション] をプラットフォームイベント定義に追加するには、 「FINS Common Resources (FINS 共通リソース)」 の /salesforce フォルダーの下にあるユーティリティスクリプト (CreatePlatformEventsCustomFields.txt) を実行します。
以下の手順に従って、Apex トリガーを作成します。
Salesforce にログインします。
[設定] をクリックし、[クイック検索] ボックスで「オブジェクトマネージャー」を検索します。
Salesforce オブジェクトを検索します。ページにオブジェクトの詳細が表示されます。
[詳細] セクションで [トリガー] をクリックすると、オブジェクトで使用可能なトリガーのリストが表示されます。[新規] をクリックします。
「FINS Common Resources (FINS 共通リソース)」の CreateApexTriggers.txt にある、Apex トリガー名 (上記の表に記載されている、SalesforceObject に対応する Apex トリガー名) で検索を行うトリガースクリプトコードをスクリプトエディターにコピーします。CreateApexTriggers.txt ファイルは /salesforce フォルダーにあります。
開発者コンソールから、トリガーに記載されているクエリを実行して、LastModifiedById と RecordTypeId (存在する場合) を取得します。
スクリプト内の値を置き換えて、トリガーを保存します。
[保存] をクリックして、[isActive] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
上記の表のすべての Salesforce オブジェクトについて、この手順を繰り返します。
上で作成されたすべての Apex トリガーでは、LastModifiedBy <> {サービスアカウント ID} に基づいてレコードが絞り込まれます。これにより、Salesforce Customers System API (Salesforce 顧客システム API) と Salesforce Financial System API (Salesforce 金融システム API) による更新が除外され、循環更新が回避されます。これを取得するには、開発者コンソールでクエリ SELECT Id FROM User WHERE Username='<service-account-username>' を実行できます。
Apex トリガーの AccountEventsPub と AccountAddressEventsPub でも、レコードタイプ ID に基づいてレコードが絞り込まれます。レコードタイプ ID を取得するには、開発者コンソールでクエリ SELECT Id,Name FROM RecordType where Name='Household' and sObjectType='Account' を実行できます。
Apex トリガーの HouseholdEventsPub でも、レコードタイプ ID に基づいてレコードが絞り込まれます。レコードタイプ ID を取得するには、開発者コンソールでクエリ SELECT Id,Name FROM RecordType where Name='Account' and sObjectType='Account' を実行できます。
次の手順は、 個人取引先のサポートがすでに有効になっていることを前提とします。次のアクションを実行して、個人取引先の詳細ページで [住所(郵送先)] を有効にします。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[設定] ホームページで [オブジェクトマネージャー] タブを選択します。
[個人取引先] を検索して選択します。
左側のメニューで [ページレイアウト] をクリックして、調整するレイアウトを選択します。
パレットで [項目] タブをクリックし、使用可能なすべての項目を表示します。
[MailingAddress] を検索して選択します。
パレットからこの項目をドラッグし、レイアウトの [住所情報] セクションにドロップします。
[保存] ボタンをクリックします。
これらの手順は、Salesforce FSC インスタンスに取引先責任者オブジェクトへのアクセス権が含まれていることを前提とします。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[設定] ホームページで [オブジェクトマネージャー] タブを選択します。
[取引先責任者] を検索して選択します。
左側のメニューで [ページレイアウト] をクリックして、調整するレイアウトを選択します。
レイアウトの [取引先名] 項目を見つけ、マウスポインターを置きます。次に、レンチアイコンをクリックし、項目プロパティを表示します。
[必須] チェックボックスを選択解除し、変更を確認します。
[保存] ボタンをクリックします。
次のアクションを実行して、商談のデフォルトページでカスタム項目を有効にします。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[設定] ホームページで [オブジェクトマネージャー] タブを選択します。
[取引先責任者] を検索して選択します。
左側のメニューで [ページレイアウト] をクリックして、調整するレイアウトを選択します。
パレットで [項目] タブをクリックし、使用可能なすべての項目を表示します。
[KYC Completed (KYC 完了)] を検索して選択します。
パレットからこの項目をドラッグし、レイアウトの [商談情報] セクションにドロップします。
最後の 2 つのステップを繰り返して、[Document Signatues Recieved (ドキュメント署名受信済み)]、[Ach Transfer Auth Document Id (Ach 送金承認ドキュメント ID)]、および [Asset Transfer Auth Document Id (資産移転承認ドキュメント ID)] 項目を追加します。
[保存] ボタンをクリックします。
以下の手順に従って、Salesforce 認証に必要なコンシューマーキーとコンシューマーの秘密の値を生成します。
Salesforce の [設定] アイコンをクリックします。
[アプリケーション] -> [アプリケーションマネージャー] に移動します。
[新規接続アプリケーション] を選択します。
[接続アプリケーション名] に「MuleSoft Accelerator」と入力し、[API 参照名] に「MuleSoft_Accelerator」と入力して、メールアドレスを設定します。
[API (OAuth 設定の有効化)] セクションで、[OAuth 設定の有効化] をオンにします。
コールバック URL 「http://localhost」を設定します。
[選択した OAuth 範囲] リストで、[フルアクセス (フル)] を選択します。
[保存] をクリックして、[続行] をクリックします。
[管理] ボタンをクリックして、新しい接続アプリケーションの詳細を表示します。
[ポリシーを編集] ボタンをクリックします。
[OAuth ポリシー] セクションの [許可されているユーザー] で [すべてのユーザーは自己承認可能] を選択します。
[IP 制限の緩和] で、[IP 制限の緩和] オプションを選択します。
[保存] をクリックします。
ここで、Mule アプリケーションリリースの設定で使用するコンシューマーキーとコンシューマーの秘密の値をコピーする必要があります。より具体的には、これらの値を Maven settings.xml ファイル内の FSC-BANKING-DEV、FSC-Insurance-DEV、および FSC-WEALTH-DEV プロファイルにある sfdc.fsc.client-id および sfdc.fsc.client-secret プロパティの値として指定する必要があります。
[設定] ホームページで、[アプリケーション]->[アプリケーションマネージャー] に移動します。
対象の新しい接続アプリケーションを見つけて、その項目のアクションドロップダウン (一番右の列) から [表示] を選択します。
[API (OAuth 設定の有効化)] セクションで、[コンシューマーの詳細を管理] ボタンをクリックします。
メールで受信した確認コードを入力して、ID を確認します。
キーと秘密の値をコピーして、上記のとおりに settings.xml ファイルを更新します。
開始点として使用できるサンプル settings.xml ファイルについては、 「FINS Common Resources (FINS 共通リソース)」プロジェクトをダウンロードしてください。
FSC インスタンスに接続するには、Mule アプリケーションで使用するサービスアカウントのトークンを生成する必要があります。
サービスアカウントユーザー (Salesforce に接続するために Mule アプリケーションで使用するアカウント) として Salesforce にログインします。
右上にある [ユーザー名] アイコンをクリックし、メニューから [設定] を選択します。
[私の個人情報] -> [私のセキュリティトークンのリセット] を選択します (見つからない場合は、以下の「メモ」を参照)。
[セキュリティトークンのリセット] をクリックします。
メール受信箱で、新しいセキュリティトークンが記載された Salesforce からのメールを確認します。
| セキュリティトークンをリセットするオプションを使用できない場合、1 つ以上のログイン IP 範囲が有効になっている可能性があります。この範囲は、サービスアカウントユーザーに割り当てられたプロファイルの設定ページで一時的に削除することができます。 |
次の表では、Salesforce で ContactPoints を割り当てるために使用する条件がリストされています。
| CIM PartyRole - 関係者 | Salesforce オブジェクト - レコードタイプ | 条件 | Salesforce でのアクション | コメント |
|---|---|---|---|---|
顧客 - 個人 |
取引先 - PersonAccount |
|
住所を |
複数の住所がこの条件に一致する場合、primaryFlag が true に設定された住所が使用されます。このように設定された住所がない場合、最初の住所が使用されます。 |
顧客 - 個人 |
取引先 - PersonAccount |
|
住所を |
|
顧客 - 個人 |
取引先 - PersonAccount |
|
電話番号を |
複数の電話がこの条件に一致する場合、primaryFlag が true に設定された電話が使用されます。このように設定された電話がない場合、最初の電話が使用されます。 |
顧客 - 個人 |
取引先 - PersonAccount |
|
電話番号を |
|
顧客 - 組織 |
取引先 - 取引先 |
|
住所を |
複数の住所がこの条件に一致する場合、primaryFlag が true に設定された住所が使用されます。このように設定された住所がない場合、最初の住所が使用されます。 |
顧客 - 組織 |
取引先 - 取引先 |
|
住所を |
複数の住所がこの条件に一致する場合、primaryFlag が true に設定された住所が使用されます。このように設定された住所がない場合、最初の住所が使用されます。 |
顧客 - 組織 |
取引先 - 取引先 |
|
住所を |
|
顧客 - 組織 |
取引先 - 取引先 |
|
電話番号を |
複数の電話がこの条件に一致する場合、primaryFlag が true に設定された電話が使用されます。このように設定された電話がない場合、最初の電話が使用されます。 |
顧客 - 組織 |
取引先 - 取引先 |
|
電話番号を |
*すべてのフラグのデフォルト値は false です。