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Monitoring API ManagerFTPS 用 Anypoint Connector (FTPS Connector) をトラブルシューティングするには、Mule アプリケーションの問題のトラブルシューティングに関する情報を理解しておきます。
場合によって、アプリケーションが失敗している理由がわからず、アプリケーションの FTPS サーバーとのやりとりで何が行われているかについて理解を深める必要があることがあります。
このエラーを解決する手順は、次のとおりです。
設定ファイルを使用して、サーバー側のログレベルを引き上げます。
たとえば Cyberduck や Filezilla などの FTPS クライアントを使用して、問題の再現を試みます。これらのクライアントを使用した場合でも問題が発生する場合は、問題が Mule アプリケーションには関連していない可能性が高くなります。
FTPS Connector および JSCH ドライバーの冗長ログを有効にして、Mule アプリケーション側に関するより分かりやすく詳細なログを取得します。
Anypoint Studio にアクセスし、[Package Explorer] ビューに移動します。
アプリケーションのプロジェクト名を開きます。
src/main/resources パスフォルダーを開きます。
フォルダー内の log4j2.xml ファイルを開きます。
次の行がすでに log4j2.xml ファイル内にある場合は、そのコメントを解除して有効にします。それ以外の場合、次の行を追加します。
<AsyncLogger name=“org.mule.extension.ftp” level=“TRACE”/>
<AsyncLogger name=“org.apache.commons.net” level=“DEBUG”/>
次の引数を追加して設定を実行します。
`-M-Djavax.net.debug=ssl,handshake`
アプリケーションを可能な限り単純にして問題がアプリケーションと FTPS サーバー間のやりとりに関係しているかどうかを判断できるように、不要な DataWeave データ変換は最小限に抑えるか削除してみてください (ハードコードされたデータを使用することもできます)。
Mule アプリケーションで SDK コンポーネントの冗長ログを有効にする方法についての詳細は、「SDK コンポーネントおよび操作のトラブルシューティング」ドキュメントを参照してください。
FTPS Connector を使用する場合、セッションの再利用中に接続の問題 (データ接続中の SocketTimeoutException エラーなど) が発生する可能性があります。これを解決するには、この JVM システムプロパティを Runtime 設定に含めます。
-Dorg.apache.commons.net.ftp.ipAddressFromPasvResponse=true
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この設定では、データ転送中に PASV 応答からの IP アドレスが確実に使用されます。ただし、このフラグを有効にすると、PASV 応答が偽装または操作された場合、アプリケーションが潜在的なセキュリティの脆弱性にさらされます。特に信頼されないネットワーク環境では、この設定の使用には注意が必要です。 |
スローされる一般的なメッセージのリストとその解釈方法を次に示します。
FTPS:ACCESS_DENIED
FTPS Connector の操作が FTPS サーバーパスへのアクセスを試み、ユーザーに権限のないアクションを実行しました。
FTPS:CONNECTIVITY
FTPS サーバーへの接続が中断されました。
FTPS:FILE_ALREADY_EXISTS
既存のファイルと同じ場所と名前でファイルを作成しようとしました。
FTPS:FILE_LOCK
ファイルに対するロックを取得しようとする操作が試行されましたが失敗しました。
FTPS:ILLEGAL_CONTENT
Write 操作で書き込み対象として無効なコンテンツを受信しました。
FTPS:ILLEGAL_PATH
指定されたパスが無効です (存在しないなど)。
FTPS:RETRY_EXHAUSTED
特定の実行ブロックの再試行回数に達しました。