接続モードでのプロキシプロトコルの設定

ロードバランサーまたは他のプロキシサービスの背後に Flex Gateway がデプロイされるユースケースの場合、NAT または TCP プロキシの複数のレイヤーでクライアント IP アドレスが保持されるように PROXY プロトコルを設定します。

プロキシプロトコルでは、ロードバランサーまたは他のプロキシサービスは、クライアントアドレスと追加情報が含まれるプロキシプロトコルヘッダーを Flex Gateway に送信します。プロキシプロトコルについての詳細は、 HAProxy の仕様​を参照してください。

プロキシプロトコルを有効にすると、Flex Gateway はプロキシプロトコルヘッダーの受信しかできなくなります。ヘッダーを送信するには、ロードバランサーまたは他のプロキシサービスでプロキシプロトコルがサポートされている必要があります。

20%

25%

20%

始める前に

Flex Gateway のプロキシプロトコルを有効にする前に、次のタスクを完了します。

Linux サービスとして Flex Gateway のプロキシプロトコルを有効にする

  1. Flex Gateway 設定ディレクトリに YAML 設定ファイルを作成します。

    sudo touch /usr/local/share/mulesoft/flex-gateway/conf.d/proxy-protocol-config.yaml
  2. プロキシプロトコル設定ファイルを使用してファイルを更新します。

    apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1alpha1
    kind: Configuration
    metadata:
      name: config
    spec:
      proxyProtocol:
        enabled: true

Docker コンテナで Flex Gateway のプロキシプロトコルを有効にする

Flex Gateway 設定ファイルを含むフォルダーのボリュームをすでに追加している場合、最後のステップまでスキップします。
  1. Ctrl+C を押して、Flex Gateway とレプリカを停止します。

  2. Flex Gateway 設定ファイルを含むディレクトリに ​app​ という名前のフォルダーを作成します。

  3. 新しい ​app​ ディレクトリの追加ボリュームで Flex Gateway を再起動します。

    docker run --rm \
    -v "$(pwd)":/usr/local/share/mulesoft/flex-gateway/conf.d \
    -p 8080:8080 \
    mulesoft/flex-gateway
    -e ​FLEX_NAME​=<name-for-flex-replica> \ を含めて、Flex レプリカに割り当てる名前 (省略可能) を指定します。
  4. YAML 設定ファイルを作成し、プロキシプロトコル設定の詳細を使用して ​app​ フォルダーに保存します。

    apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1alpha1
    kind: Configuration
    metadata:
      name: config
    spec:
      proxyProtocol:
        enabled: true

Kubernetes クラスターで Flex Gateway のプロキシプロトコルを有効にする

Flex Gateway のプロキシプロトコルを設定するには、YAML 設定ファイルとプロキシプロトコルの詳細を使用して新しいリソースを作成します。

apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1alpha1
kind: Configuration
metadata:
  name: config
spec:
  proxyProtocol:
    enabled: true

関連情報