接続モードでの Flex Gateway のレプリカの設定

Flex レプリカ

Flex レプリカとは、Flex Gateway のインスタンスです。複数の Flex Gateway レプリカでゲートウェイレイヤーをセットアップすることにより、Flex Gateway にデプロイされる API は多くのトラフィックを処理できるようになります。

Flex Gateway を使用して本番環境で API を管理する場合は、単一障害点を回避するために、複数の Flex レプリカを設定します。複数の Flex レプリカを実行することで、API サービスが大量のトラフィックを受け取った場合でも高いパフォーマンスを維持できます。

始める前に

開始する前に、以下のタスクが完了していることを確認してください。

Linux サービスとしての Flex レプリカの追加

Flex レプリカを Linux サービスとして追加するには、以下のタスクを実行します。

  • Linux マシンまたは VM への登録時に作成された登録ファイルをコピーして貼り付ける。

  • Flex Gateway の開始コマンドを実行する。

登録ファイルのコピー

Linux マシンまたは VM の次の場所に ​registration.yaml​ ファイルをコピーします。

  • /usr/local/share/mulesoft/flex-gateway/conf.d

開始コマンド

次のコマンドで Flex Gateway を開始します。

sudo systemctl start flex-gateway

Flex Gateway サービスが正常に実行されていることを確認します。

systemctl list-units flex-gateway*

flex-gateway.service​ の状況が ​[active (アクティブ)]​ である場合、Flex Gateway は正常に実行されています。

  UNIT                              LOAD   ACTIVE SUB     DESCRIPTION
  flex-gateway.service              loaded active running Application

左側のナビゲーションで ​[Flex Gateway]​ をクリックすると、Flex Gateway に追加のレプリカが表示されます。ページの更新が必要な場合もあります。

Docker コンテナでの Flex レプリカの追加

Docker コンテナで Flex レプリカを追加するには、登録時に作成したのと同じ ​registration.yaml​ ファイルを使用して、Flex Gateway を開始するためのコマンドを実行する必要があります。コンテナをローカルに実行している場合は、別のポートを使用する必要もあります。

開始コマンド

登録コマンドを実行したディレクトリで、次の開始コマンドを実行します。

docker run --rm \
-v "$(pwd)":/usr/local/share/mulesoft/flex-gateway/conf.d \
-p 8080:8080 \
mulesoft/flex-gateway
-e ​FLEX_NAME​=<name-for-flex-replica> \ を含めて、Flex レプリカに割り当てる名前 (省略可能) を指定します。

左側のナビゲーションで ​[Flex Gateway]​ をクリックすると、Flex Gateway に追加のレプリカが表示されます。ページの更新が必要な場合もあります。