接続モードでの Flex Gateway の共有ストレージの設定

Anypoint Flex Gateway では、分散キャッシュおよびレート制限ポリシーの共有ストレージを設定できます。

本番ワークフローでは Redis​ を使用する必要がありますが、その定義は省略可能です。Redis が定義されていない場合、ポート 4000 の共有ストレージサービスを引き続き使用できますが、メモリ内実装が使用されます。

カスタム YAML ファイルを介して共有ストレージを設定します。

次の手順は、Linux サービスまたは Kubernetes クラスターとして、Docker コンテナで実行されている Flex Gateway の Redis ベースのストレージサポートを示しています。

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始める前に

Flex Gateway の共有ストレージを設定する前に、次のタスクを完了します。

Linux サービスとして Flex Gateway の共有ストレージを設定する

  1. /etc/mulesoft/flex-gateway/conf.d​ ディレクトリにフォルダーを作成し、​custom​ という名前を付けます。

    sudo mkdir /etc/mulesoft/flex-gateway/conf.d/custom
  2. custom​ フォルダーに YAML 設定ファイルを作成します。

    sudo touch /etc/mulesoft/flex-gateway/conf.d/custom/shared-storage-config.yaml
  3. Redis ストレージ設定の詳細を使用してファイルを更新します。次に例を示します。

    sudo vi /etc/mulesoft/flex-gateway/conf.d/custom/shared-storage-config.yaml

    Redis ベースの共有ストレージを追加するためのサンプル設定:

    apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1alpha1
    kind: Configuration
    metadata:
     name: shared-storage-redis
    spec:
     sharedStorage:
       redis:
         address: redis.e-commerce.svc:6379
         username: ecomm-user
         password: ecomm-pwd-123
         DB: 7

Docker コンテナで Flex Gateway の共有ストレージを設定する

Flex Gateway 設定ファイルを含むフォルダーのボリュームをすでに追加している場合、最後のステップに進みます。
  1. Ctrl+C を使用して、Flex Gateway とすべてのレプリカを停止します。

  2. Flex Gateway 設定ファイルを含むディレクトリにフォルダーを作成し、​app​ という名前を付けます。

  3. 新しい ​app​ ディレクトリの追加ボリュームで Flex Gateway を再起動します。

    docker run --rm \
    -v "$(pwd)":/usr/local/share/mulesoft/flex-gateway/conf.d \
    -p 8080:8080 \
    mulesoft/flex-gateway
    -e ​FLEX_NAME​=<name-for-flex-replica> \ を含めて、Flex レプリカに割り当てる名前 (省略可能) を指定します。

    Redis ベースの共有ストレージを追加するためのサンプル設定:

    apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1alpha1
    kind: Configuration
    metadata:
     name: shared-storage-redis
    spec:
     sharedStorage:
       redis:
         address: redis.e-commerce.svc:6379
         username: ecomm-user
         password: ecomm-pwd-123
         DB: 7

Kubernetes クラスターで Flex Gateway の共有ストレージを設定する

Flex Gateway の共有ストレージを設定するには、YAML 設定ファイルとストレージの詳細を使用して新しいリソースを作成します。

Redis ベースの共有ストレージを追加するためのサンプル設定:

apiVersion: gateway.mulesoft.com/v1alpha1
kind: Configuration
metadata:
 name: shared-storage-redis
spec:
 sharedStorage:
   redis:
     address: redis.e-commerce.svc:6379
     username: ecomm-user
     password: ecomm-pwd-123
     DB: 7