ログイン情報挿入基本認証ポリシー

ポリシー名

ログイン情報挿入基本認証

概要

発信要求に基本認証ヘッダーを挿入する

カテゴリ

セキュリティ

使用可能な最小 Flex Gateway バージョン

v1.9.0

返される状況コード

このポリシーの戻りコードは存在しません。アップストリームサービスからエラーコードが返されます。

概要

ログイン情報挿入基本認証ポリシーでは、ユーザー名とパスワードが含まれる ​Authorization​ ヘッダーを発信要求に挿入します。このポリシーにより、Flex Gateway からアップストリームサービスに送信される要求に必ず適切な認証ヘッダーが含まれるようになります。認証ヘッダーの形式は ​Authorization: Basic <username:password>​ です。

このポリシーは、 基本 HTTP 認証標準​に準拠します。

エラーが発生すると、このポリシーは ​WWW-Authenticate​ HTTP ヘッダー項目を返します。

ポリシーのパラメーターの設定

Flex Gateway のローカルモード

ローカルモードでは、宣言型の設定ファイルを使用してポリシーを API に適用します。以下のポリシー定義とパラメーターの表を参照してください。

- policyRef:
    name: credential-injection-basic-auth-flex
  config:
    username: <string> // OPTIONAL
    password: <string> // OPTIONAL
    overwrite: <boolean> // OPTIONAL
    customHeader: <string> // OPTIONAL
パラメーター 必須または省略可能 デフォルト値 説明

username

省略可能

なし

基本認証ログイン情報に使用するユーザー名。

password

省略可能

なし

基本認証ログイン情報に使用するパスワード。

overwrite

省略可能

true

有効になっていると、​Authorization​ ヘッダーが存在する場合に、設定済みのログイン情報を使用してこのポリシーで上書きします。

customHeader

省略可能

なし

設定されている場合、​Authorization​ ヘッダーではなくカスタムヘッダーが挿入されます。​[Overwrite header (ヘッダーを上書き)]​ が有効になっていると、このポリシーにより、​Authorization​ ヘッダーではなくカスタムヘッダーを上書きします (存在する場合)。

リソースの設定例

- policyRef:
    name: http-basic-authentication-flex
  config:
    username: chris
    password: admin

管理 Flex Gateway および Flex Gateway の接続モード

UI からポリシーを API インスタンスに適用するときに、以下のパラメーターが表示されます。

パラメーター 説明 必須

Username (ユーザー名)

基本認証ログイン情報に使用するユーザー名。

省略可能

Password (パスワード)

基本認証ログイン情報に使用するパスワード。

省略可能

Overwrite header (ヘッダーを上書き)

有効になっていると、​Authorization​ ヘッダーが存在する場合に、設定済みのログイン情報を使用してこのポリシーで上書きします。

省略可能

カスタムヘッダー

設定されている場合、​Authorization​ ヘッダーではなくカスタムヘッダーが挿入されます。​[Overwrite header (ヘッダーを上書き)]​ が有効になっていると、このポリシーにより、​Authorization​ ヘッダーではなくカスタムヘッダーを上書きします (存在する場合)。

省略可能