ログイン情報挿入 OAuth 2.0 ポリシー

ポリシー名

ログイン情報挿入 OAuth 2.0

概要

発信要求に OAuth 2.0 認証ヘッダーを挿入する

カテゴリ

セキュリティ

使用可能な最小 Flex Gateway バージョン

v1.9.0

返される状況コード

このポリシーの戻りコードは存在しません。アップストリームサービスからエラーコードが返されます。

概要

ログイン情報挿入 OAuth 2.0 ポリシーでは、OAuth 2.0 サービスから取得した ​Authorization​ トークンをヘッダーとして要求に挿入します。Okta、AWS、Azure、Google Cloud Platform などのサードパーティ OAuth 2.0 ID プロバイダー (IdP) を使用できます。このポリシーでは、Anypoint Platform に外部 IdP サーバーを登録しなくても、OAuth 2.0 認証フレームワークに基づくトークンを要求に挿入できます。

ポリシーのパラメーターの設定

Flex Gateway のローカルモード

ローカルモードでは、宣言型の設定ファイルを使用してポリシーを API に適用します。以下のポリシー定義とパラメーターの表を参照してください。

- policyRef:
    name: credential-injection-oauth2-flex
  config:
    oauthService: <string> // REQUIRED
    clientId: <string> // REQUIRED
    clientSecret: <string> // REQUIRED
    scope:
      - <string> // OPTIONAL
    overwrite: <boolean> // OPTIONAL
    tokenFetchTimeout: <number> // OPTIONAL
    allowRequestWithoutCredential: <boolean> // OPTIONAL
パラメーター 必須または省略可能 デフォルト値 説明

oauthService

必須

OAuth 2.0 サービスの URL。

clientId

必須

なし

クライアント ID。

clientSecret

必須

なし

クライアントシークレット。

scope

省略可能

なし

トークンに含めるスコープ。

overwrite

省略可能

true

有効になっていると、ヘッダーが存在する場合に、新しい認証トークンを使用してこのポリシーで ​Authorization​ ヘッダーを上書きします。

tokenFetchTimeout

必須

10

サービスがトークンを返すまでに待機する秒数。

allowRequestWithoutCredential

必須

false

有効になっていると、ポリシーがトークンを取得できない場合でも Flex Gateway は要求を送信します。

リソースの設定例

- policyRef:
    name: credential-injection-oauth2-flex
  config:
    oauthService: <https://oauth-server/tokens>
    clientId: id
    clientSecret: secret
    scope:
      - user
    tokenFetchTimeout: 20
    allowRequestWithoutCredential: true

管理 Flex Gateway および Flex Gateway の接続モード

UI からポリシーを API インスタンスに適用するときに、以下のパラメーターが表示されます。

パラメーター 説明 必須

OAuth 2.0 service URL (OAuth 2.0 サービス URL)

OAuth 2.0 サービスの URL。

必須

Client ID (クライアント ID)

クライアント ID。

必須

Client secret (クライアントシークレット)

クライアントシークレット。

必須

Scope (スコープ)

トークンに含めるスコープ。

省略可能

Overwrite header (ヘッダーを上書き)

有効になっていると、ヘッダーが存在する場合に、新しい認証トークンを使用してこのポリシーで ​Authorization​ ヘッダーを上書きします。

必須

Token fetch timeout (トークン取得タイムアウト)

サービスがトークンを返すまでに待機する秒数。

必須

Allow request without credential (ログイン情報のない要求を許可)

有効になっていると、ポリシーがトークンを取得できない場合でも Flex Gateway は要求を送信します。

必須