サポートされるモデル

Einstein では、次のマルチモーダル予測モデルがサポートされています。

  • OpenAI の ​GPT-4o (gpt-4o-2024-08-06)​ LLM

  • OpenAI の ​GPT-4o Mini (gpt-4o-mini-2024-07-18)​ LLM

  • Google の ​GEMINI-2.0 Flash 001​ LLM

ドキュメントアクションを作成するときに、モデルと抽出の設定 (PII マスキングや画像認識など) を選択できます。モデルごとにパフォーマンスや条件が異なるため、特定の要件に合ったモデルを選択してください。

モデル名 説明 安定性 画像認識 プロンプト出力の制限 注意事項

Einstein OpenAI GPT-4o 0806

大部分のタスクに適しており、ラテン語以外の言語のドキュメントで優れたパフォーマンスを発揮します。フォントサイズを比較して、特定のフォントスタイルを識別できます。

  • 標準的なパフォーマンス

  • 標準的なクレジット消費

  • フォームのチェックボックスの読み取り精度は低い

~ 4,000 語

  • ハルシネーションを回避するために、情報をでっちあげないようにモデルに指示してください。

  • OpenAI モデルで サポートされている言語​のリスト。

Einstein OpenAI GPT-4o Mini 0718

高速で、焦点を絞ったタスクで役立ちます。安易な推論をする傾向にあります。

  • 標準的なパフォーマンス

  • クレジット消費が多い

  • フォームのチェックボックスの読み取り精度は低い

~ 4,000 語

  • ハルシネーションを回避するために、情報をでっちあげないようにモデルに指示してください。

  • OpenAI モデルで サポートされている言語​のリスト。

Einstein GEMINI-2.0 Flash 001

クレジット消費が少なく、この種のドキュメントの精度が向上しているため、画像の分析に最適です。

標準

  • クレジット消費が少ない

  • 一度に 1 ページずつ処理する場合のフォームのチェックボックスの読み取り精度は中程度

~ 6,000 語

  • 現在、Gemini モデルでは、正確な信頼性スコアは表示されず、デフォルトで 80% に設定されています。

  • カスタマイズされたスキーマのある Einstein 汎用ドキュメントアクションでは、​「LLM Generation wasn’t a valid JSON (LLM 生成が有効な JSON ではありませんでした)」​ようなエラーが発生する可能性があります。そのような場合、カスタマイズされたスキーマのない新しい汎用ドキュメントアクションを作成して、結果を取得します。

  • Gemini モデルで サポートされている言語​のリスト。

モデルのエラー

LLM による応答の生成が停止して、この動作の原因を把握するためのエラーコードが提供される場合があります。ドキュメントアクションの実行中にエラーが発生した場合、IDP は応答オブジェクトの ​statusMessage​ 属性でエラーを提供します。

最も一般的なエラーコードと推奨される修正方法を次に示します。

エラーコード エラーの説明 推奨される修正方法

length

要求が最大入力トークン制限を超えました。

プロンプトを調整する方法を理解するには、「GPT-4.1 prompting best practices (GPT-4.1 のプロンプト作成のベストプラクティス)」の 「Using long context (長いコンテキストの使用)」​を参照してください。

MAX_TOKENS

応答が最大出力トークン制限を超えました。

ドキュメントを分割するか、この抽出の OpenAI モデルを選択します。

SPII

ドキュメントに機密個人情報 (SPII) が含まれている可能性があります。

競合する項目を削除するか、GPT モデルを使用して情報を抽象化します。

エラーコードの完全なリストについては、各モデルプロバイダーのドキュメントを参照してください。