Enable Flow Sources

MUnit テスト内の Enable Flow Sources 要素は、テストに対してどのフローソースを読み込んで実行するかを MUnit に指示します。

デフォルトでは、MUnit はイベントソース (トリガーやリスナーなどのフローソース) を開始しません。テストでどのフローソースを開始する必要があるかを設定する必要があります。

アプリケーションに、特定のペイロードを返す HTTP リスナーを使用するフローがあるとします。

<http:listener-config name="HTTP_Listener_config">
    <http:listener-connection host="localhost" port="1234"/>
</http:listener-config>

<flow name="http-example-flow">
    <http:listener path="/" config-ref="HTTP_Listener_config"/>
    <set-payload value="#['Hello World!']" mimeType="text/plain"/>
</flow>

MUnit がそのリスナーを呼び出せるようにするには、MUnit テスト内の ​enable-flow-source​ プロパティで ​http-example-flow​ を有効にする必要があります。

<http:request-config name="HTTP_Request_config">
    <http:request-connection host="localhost" port="1234"/>
</http:request-config>

<munit:test name="http-example-test">
    <munit:enable-flow-sources>
        <munit:enable-flow-source value="http-example-flow"/>
    </munit:enable-flow-sources>

    <munit:execution>
        <http:request method="GET" path="/" config-ref="HTTP_Request_config"/>
    </munit:execution>

    <munit:validation>
        <munit-tools:assert-that expression="#[payload]"
                                 is="#[MunitTools::equalTo('Hello World!')]"/>
    </munit:validation>
</munit:test>

http-example-flow​ 値が有効なフローソースとして表示されていない場合、MUnit テストは HTTP リスナー設定を初期化できないため失敗します。

MUnit はテストの開始時にフローソースを開始し、テストの終了時にフローソースを停止します。フローソースは、before-suite/before-test 中と after-test/after-suite 中は実行されません。
詳細は、​「Before/After スコープ」​を参照してください。

Anypoint Studio からフロー提供元を有効にする

Studio で MUnit テストの ​[Mule Properties (Mule プロパティ)]​ ビューを使用して、フローソースを定義できます。

Studio の [Mule Properties (Mule プロパティ)] ビューを使用して定義されたフローソース。
  1. [Add (追加)]​ をクリックします。

  2. [Name of the flow (フローの名前)]​ ドロップダウンから、有効にするフローの名前を選択します。