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Monitoring API ManagerAnypoint Platform Private Cloud Edition (Anypoint Platform PCE) のパフォーマンスと安定性を保証するためには、Anypoint Platform PCE 環境のすべてのノードがこのトピックで説明する要件を満足していることが必要です。
Anypoint Platform PCE をインストールする前に、インフラストラクチャチームは、以下の各セクションをレビューし、記述されているディスクやデバイスの要件を環境が満足していることを確認する必要があります。必要に応じて、MuleSoft の担当者に連絡してサポートを要求してください。 |
PCE のコンポーネントは 2 つあります。
Anypoint Platform コア
Anypoint Monitoring (省略可能)
プラットフォームのパフォーマンス、安定性、高可用性を保証するため、Anypoint Platform Private Cloud Edition (Anypoint Platform PCE) は、4 ノードと 7 ノードの 2 つのネットワーク設定をサポートします。
小さな設定:
コントロールプレーン用の 4 ノード
Anypoint Monitoring (省略可能なアドオン) 用の追加の 3 ノード
アセットストレージ用の NFS
ロードバランサー
大きな設定:
コントロールプレーン用の 7 ノード
監視 (省略可能) 用の追加の 3 ノード
アセットストレージ用の NFS
ロードバランサー
どちらの設定でも、高可用性とパフォーマンスを保証するためには、各ノードは別々のサーバーで動作する必要があります。仮想マシンを使用してノードをホストしている場合は、各 VM ノードが別々の物理サーバーで動作していることを確認してください。
Anypoint Platform コアを実行するための 4 ノードまたは 7 ノードの前提条件。
次に、Anypoint Platform コアに必要な最小要件を示します。環境に応じて、必要な CPU またはメモリ量が多くなる可能性があります。
コンポーネント | 要件 |
---|---|
RAM |
32 GB |
CPU |
8 コア |
記述されているメモリと CPU の要件が満足されていないと、Anypoint Platform PCE のインストールは失敗します。 |
本番環境では、設定に含まれる各ノードに以下の専用デバイスが必要です。すべてのデバイスが xfs または ext4 でフォーマットされている必要があります。
コンポーネント | Size (サイズ) | 最小限の IOPS | マウントポイント | 説明 |
---|---|---|---|---|
HDD 2 システム状態ディレクトリデバイス |
250 GB |
1500 |
/var/lib/gravity |
システム設定とメタデータ (データベースとパッケージを含む) を格納します。パッケージサイズは大きくなることがあるため、インストール前に最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。 |
HDD 3 アプリケーションデータデバイス |
250 GB |
1500 |
/var/lib/data |
アプリケーションの設定とデータを格納します。必要なスペースは 250 GB 以上ですが、ユースケースによって変わることがあります。事前に最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。 |
HDD 4 Docker デバイス |
100 GB |
3000 |
/var/lib/gravity/planet/docker |
Docker のオーバーレイストレージドライバーで使用されます。オーバーレイディレクトリでは 100 GB 以上が必要です。50 GB 以下のデバイスでは、システムパフォーマンスが低下したり、あるいはまったく機能しなかったりします。 |
HDD 5 etcd デバイス |
20 GB |
3000 |
/var/lib/gravity/planet/etcd |
クラスター調整に使用される分散型データベース専用ストレージを提供します。 |
/tmp (インストーラー) |
50 GB |
なし |
||
/ (root) |
50 GB |
なし |
インストーラーファイルをダウンロードして展開するために、ホームディレクトリに 50 GB 以上のスペースが必要です。 |
上の表に示したスペース要件は、平均的な使用状況に基づいています。大量のトラフィックが発生する環境では、カスタマーサクセスマネージャーと共に必要なスペースを確認してください。 |
システム状態ディレクトリデバイスの主な目的は、システム設定とメタデータ (データベースやパッケージなど) を格納することです。パッケージサイズは大きくなることがあるため、最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/gravity
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットは、systemd マウントファイルを使用してシステム状態ディレクトリデバイスをマウントする例として提供されており、そのまま本番環境で使用することはできません。システム状態ディレクトリデバイスは、/etc/fstab
などの手段でマウントすることもできます。この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。このプロセスで下記の例を利用する場合は、正しいデバイス名を 2 か所で指定することを忘れないようにしてください。
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/gravity echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/gravity\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-gravity.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-gravity.mount sudo systemctl start var-lib-gravity.mount
アプリケーションデータディレクトリの主な目的は、アプリケーションの設定とデータを格納することです。必要な最小スペースは 250 GB ですが、ユースケースによってはさらに多くが必要になることもあります。専用デバイスに十分なスペースを割り当てることが重要です。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/data
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットは、systemd マウントファイルを使用してアプリケーションデータデバイスをマウントする例として提供されており、そのまま本番環境で使用することはできません。アプリケーションデータデバイスは、/etc/fstab
などの手段でマウントすることもできます。この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。このプロセスで下記の例を利用する場合は、正しいデバイス名を 2 か所で指定することを忘れないようにしてください。
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/data echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/data\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-data.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-data.mount sudo systemctl start var-lib-data.mount
etcd デバイスの主な目的は、クラスター調整に使用される分散型データベース用の専用ストレージを提供することです。それほど多くのスペースは必要なく、20 GB もあれば十分です。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/gravity/planet/etcd
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットでは、systemd マウントファイルを使用して etcd デバイスを /var/lib/gravity/planet/etcd
パスにマウントします。
etcd デバイスは、/etc/fstab
や別の手段でマウントすることもできます。この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。このプロセスのガイドとして次の例を使用する場合、正しいデバイス名を 2 か所で指定します。
/var/lib/gravity/planet の下にシステム状態デバイスをマウントしてから、このデバイスをマウントします。systemd ユニットを使用してボリュームをマウントしている場合、After=<device-name>.<mount> を使用してマウントの連動関係を宣言します。
|
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/gravity/planet/etcd echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/gravity/planet/etcd\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-gravity-planet-etcd.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-gravity-planet-etcd.mount sudo systemctl start var-lib-gravity-planet-etcd.mount
特に指定しない限り、Docker のデフォルト設定ではオーバーレイドライバーが使用されます。本番ではこれをお勧めします。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/gravity/planet/docker
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットの例では、systemd
マウントファイルを使用して Docker デバイスを /var/lib/gravity/planet/docker
パスにマウントします。Docker デバイスは、/etc/fstab
や別の手段でマウントすることもできます。
この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。
このプロセスのガイドとして次の例を使用する場合、2 か所で <device name>
を正しいデバイス名に置き換えます。
/var/lib/gravity/planet の下にシステム状態デバイスをマウントしてから、このデバイスをマウントします。system.d ユニットを使用してボリュームをマウントしている場合、After=<device-name>.<mount> を使用してマウントの連動関係を宣言します
|
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/gravity/planet/docker echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/gravity/planet/docker\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-gravity-planet-docker.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-gravity-planet-docker.mount sudo systemctl start var-lib-gravity-planet-docker.mount
Anypoint Monitoring は、Anypoint Private Cloud でサポートされる省略可能なアドオンです。詳細は、「Anypoint Platform PCE での Anypoint Monitoring」を参照してください。
前提条件: Monitoring Center アドオン用の追加の 3 ノード。
Monitoring Center アドオンのハードウェア要件は Platform コアのノードとは異なり、より多くの CPU、より多くのメモリ、異なるディスクマウントが必要です。
コンポーネント | 要件 |
---|---|
RAM |
128 GB |
CPU |
32 コア |
本番環境では、設定に含まれる各ノードに以下の専用デバイスが必要です。すべてのデバイスが xfs または ext4 でフォーマットされている必要があります。
コンポーネント | Size (サイズ) | 最小限の IOPS | マウントポイント | 説明 |
---|---|---|---|---|
HDD 2 システム状態ディレクトリデバイス |
250 GB |
1500 |
/var/lib/gravity |
システム設定とメタデータ (データベースとパッケージを含む) を格納します。パッケージサイズは大きくなることがあるため、インストール前に最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。 |
HDD 3 Docker デバイス |
100 GB |
3000 |
/var/lib/gravity/planet/docker |
Docker のオーバーレイストレージドライバーで使用されます。オーバーレイディレクトリでは 100 GB 以上が必要です。50 GB 以下のデバイスでは、システムパフォーマンスが低下したり、あるいはまったく機能しなかったりします。 |
HDD 4 Cassandra AMV デバイス |
500 GB |
1500 |
/var/lib/data/dias-meld および /var/lib/data/dias-cassandra |
Monitoring Center アドオン用の Cassandra データベースデータを保存します。必要なスペースは 250 GB 以上ですが、ユースケースによって変わることがあります。事前に最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。 |
HDD 5 Stolon AMV デバイス |
250 GB |
1500 |
/var/lib/data/stolon-amv |
Monitoring Center アドオン用の Postgres データベースデータを保存します。必要なスペースは 250 GB 以上ですが、ユースケースによって変わることがあります。事前に最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。 |
HDD 7 InfluxDB AMV デバイス |
4 TB |
1500 |
/var/lib/data/influxdb |
Monitoring Center アドオン用の InfluxDB データを保存します。必要なスペースは 250 GB 以上ですが、ユースケースによって変わることがあります。事前に最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。 |
HDD 7 logstash AMV デバイス |
500 GB |
1500 |
/var/lib/data/logstash |
Monitoring Center アドオン用の Logstash データを保存します。必要なスペースは 250 GB 以上ですが、ユースケースによって変わることがあります。事前に最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。 |
/tmp (インストーラー) |
20 GB |
なし |
||
/ (root) |
10 GB |
なし |
インストーラーファイルをダウンロードして展開するために、ホームディレクトリに 10 GB 以上のスペースが必要です。 |
上の表に示したスペース要件は、平均的な使用状況に基づいています。大量のトラフィックが発生する環境では、カスタマーサクセスマネージャーと共に必要なスペースを確認してください。 |
システム状態ディレクトリデバイスの主な目的は、システム設定とメタデータ (データベースやパッケージなど) を格納することです。パッケージサイズは大きくなることがあるため、最小サイズ要件を見積もって、十分なスペースを専用デバイスとして割り当てることが重要です。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/gravity
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットは、systemd
マウントファイルを使用してシステム状態ディレクトリデバイスをマウントする例として提供されており、そのまま本番環境で使用することはできません。システム状態ディレクトリデバイスは、/etc/fstab
などの手段でマウントすることもできます。この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。このプロセスのガイドとして次の例を使用する場合、2 か所で <device name>
を正しいデバイス名に置き換えます。
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/gravity echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/gravity\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-gravity.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-gravity.mount sudo systemctl start var-lib-gravity.mount
特に指定しない限り、Docker のデフォルト設定ではオーバーレイドライバーが使用されます。本番ではこれをお勧めします。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/gravity/planet/docker
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットの例では、systemd
マウントファイルを使用して Docker デバイスを /var/lib/gravity/planet/docker
パスにマウントします。Docker デバイスは、/etc/fstab
や別の手段でマウントすることもできます。
この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。
このプロセスのガイドとして次の例を使用する場合、2 か所で <device name>
を正しいデバイス名に置き換えます。
/var/lib/gravity/planet の下にシステム状態デバイスをマウントしてから、このデバイスをマウントします。system.d ユニットを使用してボリュームをマウントしている場合、After=<device-name>.<mount> を使用してマウントの連動関係を宣言します
|
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/gravity/planet/docker echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/gravity/planet/docker\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-gravity-planet-docker.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-gravity-planet-docker.mount sudo systemctl start var-lib-gravity-planet-docker.mount
DIAS データディレクトリデバイスの主な目的は、Monitoring Center アドオンの Cassandra および Meld データベースデータを保存することです。必要な最小スペースは 250 GB ですが、ユースケースによってはさらに多くが必要になることもあります。専用デバイスに十分なスペースを割り当てることが重要です。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/data
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットは、systemd
マウントファイルを使用してアプリケーションデータデバイスをマウントする例として提供されており、そのまま本番環境で使用することはできません。アプリケーションデータデバイスは、/etc/fstab
などの手段でマウントすることもできます。この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。このプロセスのガイドとして次の例を使用する場合、2 か所で <device name>
を正しいデバイス名に置き換えます。
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/data echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/data\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-data-dias.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-data-dias.mount sudo systemctl start var-lib-data-dias.mount
マウントしたら、必要に応じて次のディレクトリをすべての Monitor Center アドオンノードに作成します。
/var/lib/data/dias-cassandra
/var/lib/data/dias-meld
Stolon AMV ディレクトリデバイスの主な目的は、Monitoring Center アドオンの Postgres データベースデータを保存することです。必要な最小スペースは 250 GB ですが、ユースケースによってはさらに多くが必要になることもあります。専用デバイスに十分なスペースを割り当てることが重要です。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/data/stolon-amv
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットは、systemd
マウントファイルを使用してアプリケーションデータデバイスをマウントする例として提供されており、そのまま本番環境で使用することはできません。アプリケーションデータデバイスは、/etc/fstab
などの手段でマウントすることもできます。この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。このプロセスのガイドとして次の例を使用する場合、2 か所で <device name>
を正しいデバイス名に置き換えます。
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/data/stolon-amv echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/data/stolon-amv\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-data-stolon-amv.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-data-stolon-amv.mount sudo systemctl start var-lib-data-stolon-amv.mount
InfluxDB AMV ディレクトリデバイスの主な目的は、Monitoring Center アドオンの InfluxDB データを保存することです。必要な最小スペースは 250 GB ですが、ユースケースによってはさらに多くが必要になることもあります。専用デバイスに十分なスペースを割り当てることが重要です。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/data/influxdb
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットは、systemd
マウントファイルを使用してアプリケーションデータデバイスをマウントする例として提供されており、そのまま本番環境で使用することはできません。アプリケーションデータデバイスは、/etc/fstab
などの手段でマウントすることもできます。この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。このプロセスのガイドとして次の例を使用する場合、2 か所で <device name>
を正しいデバイス名に置き換えます。
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/data/influxdb echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/data/influxdb\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-data-influxdb.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-data-influxdb.mount sudo systemctl start var-lib-data-influxdb.mount
マウントしたら、必要に応じて次のディレクトリをすべての Monitor Center アドオンノードに作成します。
/var/lib/data/influxdb/data
/var/lib/data/influxdb/meta
Logstash AMV ディレクトリデバイスの主な目的は、Monitoring Center アドオンの Logstash データベースデータを保存することです。必要な最小スペースは 250 GB ですが、ユースケースによってはさらに多くが必要になることもあります。専用デバイスに十分なスペースを割り当てることが重要です。
このデバイスは、xfs
または ext4
としてフォーマットし、/var/lib/data/logstash
としてマウントしてください。
次のシェルスニペットは、systemd
マウントファイルを使用してアプリケーションデータデバイスをマウントする例として提供されており、そのまま本番環境で使用することはできません。アプリケーションデータデバイスは、/etc/fstab
などの手段でマウントすることもできます。この要件を満足するのに最適な手段は、システム管理者と相談して決めてください。このプロセスのガイドとして次の例を使用する場合、2 か所で <device name>
を正しいデバイス名に置き換えます。
sudo mkfs.ext4 /dev/<device name> sudo mkdir -p /var/lib/data/logstash echo -e "[Mount]\nWhat=/dev/<device name>\nWhere=/var/lib/data/logstash\nType=ext4\n[Install]\nWantedBy=local-fs.target" | sudo tee /etc/systemd/system/var-lib-data-logstash.mount sudo systemctl daemon-reload sudo systemctl enable var-lib-data-logstash.mount sudo systemctl start var-lib-data-logstash.mount
すべてのデバイスがすべてのノードで同じようにセットアップされていることを確認するには、Anypoint Monitoring ノードと Visualizer ノードで lsblk
コマンドを実行します。lsblk
からの出力が次の例のようになっていることを確認してください。
[root@ip-0-0-0-0 ~]# lsblk NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT xvda 202:0 0 90G 0 disk ├─xvda1 202:1 0 1M 0 part └─xvda2 202:2 0 90G 0 part / xvdb 202:16 0 100G 0 disk /var/lib/gravity/planet/docker xvdd 202:48 0 250G 0 disk /var/lib/data xvde 202:64 0 250G 0 disk /var/lib/gravity xvdf 202:64 0 250G 0 disk /var/lib/data/stolon-amv xvdg 202:64 0 250G 0 disk /var/lib/data/influxdb xvdh 202:64 0 250G 0 disk /var/lib/data/logstash xvdi 202:64 0 20G 0 disk /tmp
ハードウェアまたは仮想化プロバイダーによっては、ディスク IOPS (I/O オペレーション/秒) を設定できます。iops
コマンドを使用して、各デバイスの IOPS を確認します。
$ sudo ./iops --time 2 /dev/xvdb /dev/xvdb, 107.37 GB, 32 threads: 512 B blocks: 1893.0 IO/s, 946.5 KiB/s ( 7.8 Mbit/s) 1 KiB blocks: 1354.8 IO/s, 1.3 MiB/s ( 11.1 Mbit/s) 2 KiB blocks: 1091.8 IO/s, 2.1 MiB/s ( 17.9 Mbit/s) 4 KiB blocks: 807.1 IO/s, 3.2 MiB/s ( 26.4 Mbit/s) 8 KiB blocks: 803.7 IO/s, 6.3 MiB/s ( 52.7 Mbit/s) 16 KiB blocks: 787.4 IO/s, 12.3 MiB/s (103.2 Mbit/s) 32 KiB blocks: 700.8 IO/s, 21.9 MiB/s (183.7 Mbit/s) 64 KiB blocks: 590.0 IO/s, 36.9 MiB/s (309.3 Mbit/s) 128 KiB blocks: 327.6 IO/s, 40.9 MiB/s (343.5 Mbit/s) ...
Anypoint Platform PCE は複数のサーバーがある本番環境で実行する必要があります。サーバー間でトラフィックを分散し、特定のポートへのアクセスを制限するには、ロードバランサーを用意して設定する必要があります。
NGINX を含め、任意のロードバランサーを使用できます (NGINX は必須ではありません)。
Anypoint Platform PCE 用 AWS Provisioner を使用している場合は、別途ロードバランサーを設定する必要はありません。インストール中に必要な設定で Amazon ELB が作成されます。 |
任意の方法を使用してクライアント要求を分散するようにロードバランサーを設定できますが、ほとんどのコンテキストではラウンドロビン方式が最適です。ロードバランサーは、ネットワークのすべてのマシンで使用可能な IP アドレスを使用してアクセスできる必要があります。
ロードバランサーは次の TCP ポートをルーティングする必要があります。
ロードバランサーポート | インスタンスポート | 内部用途 |
---|---|---|
|
|
HTTPs への HTTP のリダイレクト |
|
|
HTTPS ポート |
|
|
Mule Runtime で証明書の認証および更新を行うための HTTPS ポート |
|
|
Mule Runtime を接続するための WebSocket ポート |
|
|
(Monitoring Center が有効化されている場合のみ) |
|
|
Ops Center アクセスポート |
それぞれのケースで、ロードバランサーはロードバランサーポートでリスンし、受信要求をインスタンスポートにリダイレクトする必要があります。Anypoint Platform PCE のインストールには、設定済みの各インスタンスポートでリスンし、「内部用途」列に記載したアクションを実行する内部 NGINX サーバーが含まれます。
ロードバランサーはアドレス HTTP:10256/healthz
をポーリングしてプラットフォームサーバーで状態チェックを実行し、アクセス可能であることを確認する必要があります。
ロードバランサーで SSL 証明書を設定しないでください。TLS 終了は、アクセス管理を使用して設定された証明書のあるプラットフォームによって処理されます。「Anypoint Platform PCE の設定」を参照してください。 |
/etc/nginx/stream.d/*
で定義されたすべての設定プロパティを参照して、/etc/nginx/nginx.conf
ファイルでストリームブロックを有効にします。
stream {
include /etc/nginx/stream.d/*.conf;
}
/etc/nginx/conf.d
から default.conf
ファイルを削除します。
/etc/nginx/stream.d
という名前のフォルダーを作成し、そのフォルダー内で onprem.conf
という名前のファイルを作成します。
次のコンテンツを onprem.conf
に貼り付けます。
server {
listen 80;
proxy_pass 0.0.0.0:30080;
}
server {
listen 443;
proxy_pass 0.0.0.0:30443;
}
server {
listen 8083;
proxy_pass 0.0.0.0:30883;
}
server {
listen 8889;
proxy_pass 0.0.0.0:30889;
}
server {
listen 8895;
proxy_pass 0.0.0.0:30895;
}
server {
listen 9500;
proxy_pass 0.0.0.0:32009;
}
server {
listen 9501;
proxy_pass 0.0.0.0:30083;
}
NGINX を起動する前に SELinux でデフォルトのポートを有効にします。次のコマンドを 1 つずつ実行します。
semanage port -a -t http_port_t -p tcp 8083 semanage port -a -t http_port_t -p tcp 8889 semanage port -a -t http_port_t -p tcp 8895 semanage port -a -t http_port_t -p tcp 9500 semanage port -a -t http_port_t -p tcp 9501
NGINX を起動します。
service nginx restart