SAP カスタム BAPI セットアップガイド

SAP インスタンスのカスタム BAPI コード (​ZBAPI_CUSTOMER_V3​ など) を使用する方法に関する指標を以下に示します。

SAP からの顧客プロファイルの同期Leaving the Site​のユースケースをデプロイする前に次の手順を実行する必要があります。

BAPI カスタムオブジェクト

このカスタム BAPI を使用するには、次の ABAP オブジェクトを作成する必要があります (下記参照)。

データ要素

  • Z_MASTER_ID

構造

  • ZSTR_PERSON

  • ZSTR_ORGANIZATION

  • ZSTR_GROUP

  • ZES_CUSTOMER

  • ZES_CONTROLDATA

テーブル種別

  • ZTY_CUSTOMER

関数グループ

  • ZFG_CUSTOMER

  • ZFG_CUSTOMER2

関数モジュール

  • ZBAPI_CUSTOMER

  • ZBAPI_CUSTOMER_CREATE

  • ZBAPI_CUSTOMER_CUSTOM_FIELDS

  • ZBAPI_CUSTOMER_UPDATE

  • ZBAPI_QUERY

  • ZBAPI_ADDR_QUERY

  • ZBAPI_QUERY_SAP

  • ZBAPI_CUST_QUERY

  • ZBAPI_CUSTOMER_CD

データ要素の作成

オブジェクト 作成方法

Z_MASTER_ID

sfc-retail-com-bapi_01.png

構造の作成

オブジェクト 作成方法

ZSTR_PERSON

retail-2.2-bapi-01.1.png

ZSTR_ORGANIZATION

retail-2.2-bapi-01.2.png

ZSTR_GROUP

retail-2.2-bapi-01.3.png

ZES_CUSTOMER

retail-2.2-bapi-01.4.png

ZES_CONTROLDATA

retail-2.2-bapi-01.5.png

テーブル種別の作成

オブジェクト 作成方法

ZTY_CUSTOMER

sfc-retail-com-bapi_05.png

透過的なテーブルの作成

オブジェクト 作成方法

ZTT_CUSTOMER

retail-2.2-bapi-05.1.png


関数グループと関数モジュールの作成

ZBAPI Customer モジュール

  1. 関数グループ「​ZFG_CUSTOMER_V3​」を作成します。

  2. 「Remote-enable モジュール」を処理種別として使用して、関数モジュール「​ZBAPI_CUSTOMER_V3​」を作成します。

    sfc-retail-com-bapi_06.png

  3. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    sfc-retail-com-bapi_07.png

  4. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    sfc-retail-com-bapi_08.png

  5. 「​ZBAPI_CUSTOMER_V3​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  6. 関数モジュール「​ZBAPI_CUSTOMER_CREATE_V3​」を作成します。

    sfc-retail-com-bapi_09.png

  7. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-09.1.png

  8. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    sfc-retail-com-bapi_11.png

  9. 「​ZBAPI_CUSTOMER_CREATE_V3​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  10. 関数モジュール「​ZBAPI_CUSTOMER_CUSTOM_FLDS_V3​」を作成します。

    sfc-retail-com-bapi_15.png

  11. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-15.1.png

  12. 「​ZBAPI_CUSTOMER_CUSTOM_FIELDS_V3​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  13. 関数モジュール「​ZBAPI_CUSTOMER_UPDATE_V3​」を作成します。

    sfc-retail-com-bapi_12.png

  14. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-12.1.png

  15. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-12.2.png

  16. 「​ZBAPI_CUSTOMER_UPDATE_V3​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  17. 「Remote-enable モジュール」を処理種別として使用して、関数モジュール「​ZBAPI_QUERY_V3​」を作成します。

    sfc-retail-com-bapi_36.png

  18. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-36.1.png

  19. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    sfc-retail-com-bapi_22.png

  20. 「​ZBAPI_QUERY_V3​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  21. 関数モジュール「​ZBAPI_CONTROL_DATA_V3​」を作成します。

    sfc-retail-com-bapi_21.png

  22. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    sfc-retail-com-bapi_24.png

  23. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    sfc-retail-com-bapi_19.png

  24. 「​ZBAPI_CONTROL_DATA_V3​.txt」のソースコードをコピーします。

  25. ツリーで関数グループをクリックして [Activate (有効化)] を選択し、関数グループ全体を有効化します。

    sfc-retail-com-bapi_35.png

  26. 関数グループ「​ZFG_CUSTOMER2​」を作成します。

  27. 「Remote-enable モジュール」を処理種別として使用して、関数モジュール「​ZBAPI_ADDR_QUERY​」を作成します。

    sfc-retail-com-bapi_17.png

  28. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    sfc-retail-com-bapi_20.png

  29. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    sfc-retail-com-bapi_22.png

  30. 「​ZBAPI_ADDR_QUERY​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  31. 次のようにインポートパラメーターを使用して、関数モジュール「​ZBAPI_CONTROL_DATA​」を作成します。

    retail-2.2-bapi-22.1.png

  32. 次のようにエクスポートパラメーターを使用します。

    retail-2.2-bapi-22.2.png

  33. 「​ZBAPI_CONTROL_DATA​.txt」のソースコードをコピーします。

  34. ツリーで関数グループをクリックして [Activate (有効化)] を選択し、関数グループ全体を有効化します。

    retail-2.2-bapi-22.3.png

  35. 次の作業を行います。

  36. カスタムグループ ZSME を作成します (​[Logistics - General (ロジスティクス - 一般)] ->[Business Partner (ビジネスパートナー)] -> [Customer (得意先)] -> [Control (制御)] ->[Define and Assign Customer Number Ranges (得意先番号範囲を定義および割り当て)]​)

  37. トランザクション SPRO からパートナーグループ ZSME を作成します (​[Cross-Application Components (クロスアプリケーションコンポーネント)] -> [SAP Business Partner (SAP ビジネスパートナー)] -> [Business Partner (ビジネスパートナー)] -> [Basic Settings (基本設定)] -> [Number Ranges and Settings (番号範囲および設定)]​)。

  38. 同じトランザクションからそれらを同期します (​[Cross-Application Components (クロスアプリケーションコンポーネント)] -> [Master Data Synchronization (マスターデータ同期)] -> [Customer/Vendor Integration (得意先/仕入先統合)] -> [Business Partner Settings (ビジネスパートナー設定)] -> [Settings for Customer Integration (得意先統合設定)] -> [Assign Keys (キーを割り当て)] ->[Define Number Assignment for Direction BP to Customer (定義: BP → 得意先方向の番号割当)]​)。

    retail-2.2-bapi-22.4.png

その他の ZBAPI モジュール

次のカスタム BAPI を使用するために SAP インスタンスを適切に設定する方法を次に示します。

  • ZBAPI_ADDR_QUERY

  • ZBAPI_QUERY_SAP

  • ZBAPI_CUST_QUERY

  • ZBAPI_CUSTOMER_CD

ABAP カスタムオブジェクト、グループ、モジュールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 次の構造/テーブル種別を使用して、BAPI ​ZBAPI_CUSTOMER​ で作成されるのと同じディクショナリオブジェクトを作成します。

    retail-2.2-bapi-51.png
    retail-2.2-bapi-52.png

  2. 関数グループ ​ZFG_CUSTOMER2​ を作成します。

  3. 「Remote-enable モジュール」を処理種別として使用して、関数モジュール ​ZBAPI_ADDR_QUERY​ を作成します。

    retail-2.2-bapi-53.png

  4. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-54.png

  5. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-55.png

  6. 「​ZBAPI_ADDR_QUERY​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  7. 「Remote-enable モジュール」を処理種別として使用して、関数モジュール ​ZBAPI_ADDR_SAP​ を作成します。

    retail-2.2-bapi-56.png

  8. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-57.png

  9. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-58.png

  10. 「​ZBAPI_QUERY_SAP​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  11. 「Remote-enable モジュール」を処理種別として使用して、関数モジュール ​ZBAPI_CUST_QUERY​ を作成します。

    retail-2.2-bapi-59.png

  12. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-60.png

  13. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-61.png

  14. 「​ZBAPI_CUST_QUERY​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  15. 「Remote-enable モジュール」を処理種別として使用して、関数モジュール ​ZBAPI_CUSTOMER_CD​ を作成します。

    retail-2.2-bapi-62.png

  16. 以下を使用してインポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-63.png

  17. 以下を使用してエクスポートパラメーターを設定します。

    retail-2.2-bapi-64.png

  18. 「​ZBAPI_CUSTOMER_CD​.txt」のコードをコピーして貼り付けます。

  19. ツリーで関数グループをクリックして [Activate (有効化)] を選択し、関数グループ全体を有効化します。

    retail-2.2-bapi-65.png