システムパラメーターの確認

Windows​ の一部のシステムパラメーターは、画面の画像の表示方法に大きく影響します。たとえば、​ClearType​ (​Windows​ に組み込まれたフォントスムージングアルゴリズム) をオンまたはオフにすると、ほぼすべての表示テキストの表示に影響します。これには、ブラウザー、アプリケーション、システムのダイアログやメニューバーなどが含まれます。

ClearType のオンまたはオフの例

ご覧のとおり、​ClearType​ がオンになっている場合とオフになっている場合では、テキストの表示に大きな違いがあります。画像検索アルゴリズムでは、必ず実行時に画面に表示されている内容に対して​「パターン画像」​を比較します。​ClearType​ が有効になっているシステムのテキストが含まれる​パターン画像​ (上記の左側の画像) を取得するが、​ClearType​ が無効になっているシステムで​ワークフロー​を実行するとします。​MuleSoft​ の画像検索アルゴリズムでは、左側の画像と見外側の画像を比較します。画像を検索することはできますが、一致精度は非常に低くなります。

ClearType​ 以外にも、画像検索は「メニューの影付き」の設定や DPI 設定の影響もうけます。

ワークフロー​を作成するために使用されるシステムの表示パラメーターと、ワークフローが実行されるシステムのパラメーターは常に同じである必要があります。

予期しない動作 (突然のポップアップウィンドウの表示など) のために実行時に​ワークフロー​を中断する可能性がある設定またはプログラムをオフにする必要もあります。​ワークフロー​の突然の失敗の一般的な原因は、​Windows​ や他のインストール済みプログラムの自動更新です。

予期しない動作 (突然のポップアップやスクリーンセーバーなど) が発生しないように常にエージェントシステムを設定する必要があります。

システムの推奨設定

  • スクリーンセーバーを無効化

  • すべての電源プロパティをオフ

  • Windows​ の自動更新を無効化

  • ClearType​ を無効化

  • メニューの影付き効果を無効化

  • デスクトップのスケーリングを ​100%​ に設定

システムパラメーターの確認

メニュー項目で ​[View (表示)]​ → ​[Show System Parameters (システムパラメーターを表示)]​ を選択すると、システムの最も重要な設定の概要が開きます。

緑の円でマークされた設定はこのままにすることができます。

赤の円でマークされた設定は変更する必要があります。

[Refresh (更新)]​ ボタンを使用すると、設定の変更で状況が最適化されたかどうかを確認できます。