ファイル操作

ファイル操作では、自動化が実行されているファイルシステムを操作できます。

  • Copy File

    このアクションステップでは、ディレクトリ間でファイルをコピーします。

  • Create File

    このアクションステップでは、指定したパスに空のファイルを作成します。

  • Delete File

    このアクションステップでは、指定したパスに配置されているファイルを削除します。

  • Extract Images from PDF File

    このアクションステップでは、PDF ファイルから画像を抽出できます。

  • File Check

    このアクションステップでは、ファイルが存在するかどうかを確認できます。

  • Get File Info

    このアクションステップでは、指定したパスにあるファイルの情報を取得します。

  • Iterate over Files

    このアクションステップでは、指定した数のファイルでさまざまなアクションステップを実行します。

  • Move File

    このアクションステップでは、ディレクトリ間でファイルを移動します。

  • Read from Text File

    このアクションステップでは、テキストファイルを読み取り、読み取りモードを使用して、ファイルのどの部分を読み取るかを指定できます。

  • Read PDF File

    Read PDF File アクションステップでは、PDF ファイルからテキストを読み取ることができます。

  • Rename File

    このアクションステップでは、ファイルを名前変更します。

  • Write to Text File

    Write to Text File では、テキストをテキストファイルに書き込みます。

一般的な設定およびプロパティ

次の設定とプロパティはすべてのファイル操作アクションステップに適用されます。

  • Action Step Settings (アクションステップ設定)

    [Settings (設定)] で、ファイル操作種別のすべてのアクションステップのパス情報を指定します。[Settings (設定)] パネルにアクセスするには、[Workflow Initialization (ワークフローの初期化)] ブロックで (​「Settings (設定)」 アイコン​ ​Settings (設定)​) をクリックします。

  • Path checking (パスの確認)

    ファイル操作の実行時に計算されるパスは、​[Workflow Settings (ワークフロー設定)]​ → ​[File Operation Settings (ファイル操作の設定)]​ 内の ​[Allow File Operation Action Steps only in following paths (ファイル操作アクションステップを次のパスでのみ許可)]​ オプションで設定された許可されているパスのリストと照合されます。

  • Path / file name / invalid characters (パス/ファイル名/無効な文字)

    パスとファイル名は個別に管理され、アウトバウンド変数の ​[File Name (ファイル名)]​ および ​[Directory Path (ディレクトリパス)]​ として他の操作で使用できます。どのアクションステップも ​?​ または ​​ 形式のワイルドカードを解釈できません。常に一意のファイル名を使用します。パスまたはファイル名に無効な文字が含まれている場合、そのアクションステップはエラー状態になります (これは、​*Iterate over Files アクションステップ​の [File name (ファイル名)] には適用されません)。Iterate over Files アクションステップでは、アクションブロックの形式でワイルドカード操作の結果が反復処理されます。

    次の文字は無効です。

    記号 説明

    <

    より小さい

    >

    より大きい

    :

    コロン

    "

    二重引用符

    /

    スラッシュ

    \

    バックスラッシュ

    |

    縦棒

    ?

    疑問符

    *

    アスタリスク

  • Timeout (タイムアウト)

    目的のファイル操作がこの時間内で正常に完了しない場合、アクションステップはエラー状態になります。

  • Insert environment variable (環境変数を挿入)

    すべてのファイル操作アクションステップの ​[Insert Environment Variable (環境変数を挿入)]​ ドロップダウンリストに、定義済みの Windows 環境変数リストが含まれます。これらを [Directory Path (ディレクトリパス)] 項目で使用して、関連するアクションステップ内のファイルへの可変パスを定義します。変数はカーソルの現在位置に挿入されます。標準の環境変数とユーザーが RPA Builder で定義した環境変数を使用できます。

    環境変数には、特定のフォルダーへのパスが含まれます。たとえば、Internet Explorer のデフォルトのインストール場所は、​C:\Program Files\Internet Explorer\​ または ​C:\Program Files x86\Internet Explorer\​ です。異なるドライブまたは異なる言語でオペレーティングシステムがインストールされている場合、パスは異なる可能性があります。

    主な環境変数のリストを次に示します。

    • %ALLUSERSPROFILE%

      All Users プロファイルフォルダー

    • %APPDATA%

      現在ログインしているユーザーのアプリケーションデータのフォルダー

    • %COMPUTERNAME%

      システム名

    • %ProgramFiles%

      プログラムのフォルダー

    • %SystemRoot%

      システムのルートフォルダー (​C:\Windows​ など)

    • %SystemDrive%

      システムのルートドライブ (​C:\​ など)

    • %USERPROFILE%

      現在ログインしているユーザーのプロファイルフォルダー

  • Insert Script Variable (スクリプト変数を挿入)

    すべてのファイル操作アクションステップの ​[Insert Script Variable (スクリプト変数を挿入)]​ ドロップダウンリストに、定義済みのスクリプト変数リストが含まれます。これらを [Directory Path (ディレクトリパス)] 項目で使用して、関連するアクションステップ内のファイルへの可変パスを定義します。変数はカーソルの現在位置に挿入されます。

    次の RPA Builder スクリプト変数を使用できます。

    • Computer Name (コンピューター名)

      このスクリプト変数 ​{@ComputerName}​ では、アクションスクリプトが現在実行されているコンピューターの名前が挿入されます。

    • Local Host Name (ローカルホスト名)

      このスクリプト変数 ​{$HostName}​ では、アクションスクリプトが現在実行されているホストの名前が挿入されます。たとえば、1 つのホストで複数の仮想マシンが実行されている場合、ホスト名がコンピューター名とは異なる可能性があります。

    • Login User Name (ログインユーザー名)

      このスクリプト変数 ​{$UserName}​ では、ログインしているユーザーの名前が挿入されます。

    • New Line (改行)

      このスクリプト変数 ​{@CRLF}​ では、改行が作成されます。このスクリプト変数は、Write to Text File アクションステップでのみ機能します。

    • Script Run Directory (スクリプト実行ディレクトリ)

      スクリプト変数 ​{@ScriptDir}​ では、ワークフローを含むディレクトリが末尾のバックスラッシュなしで返されます。

    • Tabulator (タブ)

      このスクリプト変数 ​{@TAB}​ では、タブ位置が挿入されます。このスクリプト変数は、Write to Text File アクションステップでのみ機能します。

  • User privileges (ユーザー権限)

    ファイル操作種別のすべてのアクションステップで、ファイル操作は、現在ログインしているユーザーが、使用されているディレクトリとファイルへのアクセス権限を持っている場合のみ成功します。