RPA Builder UI の概要

RPA Builder のユーザーインターフェースのメイン領域は次のようになっています。

概要ウィンドウペイン

  1. エクスプローラーペイン

  2. メニューバー

  3. BPMN エディター

  4. ワークフロープロパティペイン

  5. ワークベンチ

  6. ワークフロー実行結果

    ワークフロー実行結果に加えて、この領域ではプロセスの状況も確認できます。

RPA Builder のほとんどのビジュアル要素にはツールチップが用意されています。ボタンや設定の役割を確認するには、マウスポインターを置いてしばらく待ちます。

メニューバー

メニューバーには、プロジェクトの保存、アップロード、検証を行うためのアイコンがあります。その他のアイコンは、RPA Builder のさまざまなビューへのショートカットです。

ツール

Open MuleSoft RPA Builder Log (MuleSoft RPA Builder ログを開く)​ このメニュー項目では、デフォルトのテキストエディターで RPA Builder のログファイルを開きます。このログは、RPA Builder が最後に起動されてからのすべての関連イベントの昇順のリストが含まれるテキストファイルです。実行システムに関する情報も含まれます。

Open Regex Tester (正規表現テスターを開く)​ このダイアログを使用して、正規表現を作成してテストします。さまざまな​アクションステップ​から ​[Regex Tester (正規表現テスター)]​ に直接アクセスすることもできます。「Using Regular Expressions (正規表現の使用)」のセクションには、このダイアログと一般的な正規表現に関する詳細な説明が記載されています。

Templates Manager (テンプレートマネージャー)​ このメニュー項目では、​テンプレートマネージャー​が開きます。これにより、これまでに RPA Builder で作成されたすべてのテンプレートの概要を確認できます。ウィンドウの左側にあるテンプレート名をクリックすると、そのテンプレートのコンテンツのプレビューが開きます。個別のテンプレートを削除するには ​[Delete (削除)]​ ボタンを使用します。「Save selected Workflow Objects as template (選択したワークフローオブジェクトをテンプレートとして保存)」というセクションで、テンプレートを作成して編集する方法を確認できます。

テンプレートの例

オプション

[Options (オプション)]​ メニューには ​[General (一般)]​、​[Autosave (自動保存)]​、​[Repository (リポジトリ)]​、​[Visibility (表示)]​ の 4 つのサブメニューがあります。いずれかのメニュー項目をクリックすると、タブが選択された状態でウィザードが自動的に開きます。

オプション 「General (一般)」

General timeout default for new projects (新しいプロジェクトの一般的なタイムアウトのデフォルト)

このプロパティが含まれるすべての​アクションステップ​で同じタイムアウトを使用する場合は、ここに値を入力できます。

タイムアウトとは、障害が発生した場合にエラーを報告する前に​アクションステップ​が待機する期間です。

この値は、プロジェクトの新規作成時の初期化のみに使用され、各​アクションステップ​内でその​アクションステップ​のみで有効な値に置き換えることができます。

すでに作成済みのワークフロー全体のデフォルトのタイムアウト値を変更する場合は、​[Workflow Properties (ワークフロープロパティ)]​ の ​[Default Timeout [sec] (デフォルトのタイムアウト [秒])]​ 設定を使用してください。

Use All Users as project home location (プロジェクトホームの場所としてすべてのユーザーを使用)

このオプションを設定すると、すべてのプロジェクト、ほとんどの一般的なオプションと、ワークフローの印刷の ​[Page Setup… (ページセットアップ…)]​ および ​[Print Template Settings (印刷テンプレート設定)]​ が ​C:\Users\Public\Documents\MuleSoft\RPA​ フォルダーに保存されます。このオプションを設定しなかった場合、これらの設定は各ユーザーの ​C:\Users\[UserName.Domain]\Documents\MuleSoft\RPA​ フォルダーに保存されます。

Open last project on start (起動時に前回のプロジェクトを開く)​ このオプションを選択すると、RPA Builder を起動したときに、前回開いていたプロジェクトが再読み込みされ、表示されます。

オプション 「Autosave (自動保存)」

Autosave on script run (スクリプト実行時に自動保存)

このオプションを選択すると、各ローカル実行前にワークフローが自動的に保存されます。

Common Autosave (一般的な自動保存)

このオプションをアクティブ化すると、プロジェクトは数分間隔で自動的に保存されます。

RPA Builder では常にすべてのワークフローを含めてビジネスプロセス全体が保存されます。

オプション 「Repository (リポジトリ)」、50%、50%

[Repository Settings (リポジトリ設定)]​ の詳細な説明は、​「Connect RPA Builder with RPA Manager (RPA Builder と RPA Manager の接続)」​で確認できます。

オプション 「Visibility (表示)」

Show Action Step descriptions (アクションステップの説明を表示)​ (デフォルト: オフ) このオプションを使用して、RPA Builder のワークベンチで各ワークフロー要素の説明の表示と非表示を切り替えることができます。これは、常に表示されるプロパティとツールチップの各要素の説明の表示には影響しません。このオプションは、​[Show Action Step descriptions (アクションステップの説明を表示)]​ ボタンまたはショートカット CTRL+D を使用して変更することもできます。この設定は、ユーザーごとに保存されます。

Show system parameters dialog (システムパラメーターダイアログを表示)

このオプションを設定すると、新しいアクティビティワークフローを作成したときに必ずシステムパラメーターが表示されます。これらは、メニュー ​[View (表示)]​ → ​[Show System Parameters (システムパラメーターを表示)]​ を使用して表示することもできます。

エクスプローラーペイン

左側にあるこのウィンドウペインには、​[Toolbox (ツールボックス)]​、​[Project (プロジェクト)]​、​[Activity Library (アクティビティライブラリ)]​、​[Repository (リポジトリ)]​、​[Outline (概要)]​ の各ビューが含まれる 5 つのタブがあります。

これらのビューのいずれかが表示されていない場合は、メニューバーから [View (ビュー)] メニューを使用すればいつでも再表示できます。

[Toolbox (ツールボックス)]​ には​アクションステップ​や​制御ブロック​など、​ワークフロー​に挿入可能なすべての要素のリストが含まれています。

要素はカテゴリに整理されているため、適切な要素を簡単に見つけることができます。要素の横にある星のマークをクリックすれば、​[Favorites (お気に入り)]​ カテゴリに追加できます。

要素はドラッグアンドドロップを使用してワークフローに挿入できます。

各要素の詳細な説明は​「Toolbox (ツールボックス)」​セクションで確認できます。

[Filter (検索条件)]​ 項目にテキストを入力すると、​[Toolbox (ツールボックス)]​ のコンテンツが、その名前にこのテキストが含まれる要素のみに絞り込まれます。

検索条件は大文字と小文字を区別しません。

[Project (プロジェクト)]​ タブにはプロジェクトのすべての読み込み済みワークフローのリストが含まれています。いずれかのワークフローをクリックすると、ワークベンチにも表示されます。これにより、簡単にワークフロー間で切り替えることができます。

ワークフローを右クリックすると、コンテキストメニューが開き、追加の機能が提供されます。

  • Edit Workflow Properties (ワークフロープロパティを編集)​ 選択したワークフローの [Properties (プロパティ)] ペインを開きます。

  • Clear Run Results marking (実行結果のマーキングをクリア)​ 選択したプロジェクトの [Workbench (ワークベンチ)] ビューの警告とエラーのマーキングをクリアします。これらのマーキングは、ローカルワークフロー実行の失敗後、または分析パッケージのインポート後に表示されます。

  • Open Workflow Location (ワークフローの場所を開く)​ 選択したワークフローが含まれるフォルダーを開きます。

ビジネスプロセスを保存するためにリポジトリを使用している場合、​[Repository Explorer (リポジトリエクスプローラー)]​ タブにはすべての使用可能なビジネスプロセスのリストが表示されます。これらのビジネスプロセスはダウンロードして編集できます。

[Activity Library (アクティビティライブラリ)]​ を使用する場合は、ここですべての使用可能なアクティビティテンプレートを表示して削除できます。

[Workflow Outline (ワークフローの概要)]​ は、開いているワークフローの短縮ビューです。

要素をダブルクリックすれば [Workbench (ワークベンチ)] ペインでマークできます。

要素を右クリックすると、コンテキストメニューが開きます。

  • Run Wizard (ウィザードを実行)​ 選択した要素のウィザードを開きます。

  • Delete (削除)​ 選択した要素を削除します。

  • Expand all (すべてを展開)​ ​[Document Outline (ドキュメントの概要)]​ とワークベンチでビューを展開してすべての要素を表示します。

  • Collapse all (すべて折りたたむ)​ ​[Document Outline (ドキュメントの概要)]​ とワークベンチでビューを折りたたんで高度な要素のみを表示します。

ワークフロー実行結果

[Workflow Run Results (ワークフロー実行結果)]​ セクションには前回実行されたアクティビティワークフローに関する詳細な情報が表示されます。

Project Status (プロジェクト状況)

[Project Status (プロジェクト状況)] セクションでは、プロジェクトの検証およびスクリプト生成に関する詳細な情報が提供されます。

[Workflow Properties (ワークフロープロパティ)] グリッド

[Workflow​ ​Properties (ワークフロープロパティ)]​ グリッドは画面の右側にあります。初期ビューでは​自動非表示​に設定されていますが、​ワークフロー​を開くか作成するとすぐに展開されます。​[Workbench (ワークベンチ)]​ 内の現在の選択のすべてのプロパティが表示されます。

要素をクリックすると、説明がペインの下部に表示されます。

[Filter (検索条件)]​ 項目にテキストを入力すると、表示されるプロパティが、入力下テキストが含まれるプロパティのみに絞り込まれます。