共通のプロパティ

すべてのアクションステップにプロパティがあり、このプロパティを、関連するアクションステップウィザードやそのプロパティウィンドウを介して設定したり、変数のマッピングを編集することで設定したりできます。

次のプロパティはすべてのアクションステップで共通です。

  • Common (共通)

    • Description (説明)

      ユーザーが定義した、アクションステップのカスタム説明。

    • Error Handling (エラー処理)

      使用するエラー処理戦略。デフォルト値は ​[Normal (通常)]​ です。

      [None (なし)]​ に設定した場合、エラー処理戦略では、このアクションステップ中に発生したエラーは無視されます。この場合、Managed 制御ブロックの ​DoAction​ ブロックではエラーが無視され、​OnError​ ブロックのコンテンツは実行されず、対応するメモがログファイルに追加されます。

      Force Error State​ アクションステップはエラーを生成するために使用されるため、このアクションステップには [Error Handling (エラー処理)] は含まれません。

    • Name (名前)

      アクションステップの名前。

      ワークフローをわかりやすくするために、アクションステップにわかりやすい名前を付けます。アクションステップ名には最大 60 文字を使用でき、その大文字と小文字は区別されます。

  • Timing (タイミング)

    • Timeout (タイムアウト)

      アクションステップがその実行を終了するまで RPA Builder が待機する時間 (秒)。この時間を過ぎると、ワークフローがキャンセルされ、エラーが返されます。

      • [Timeout (タイムアウト)]​ を ​0​ に設定すると、アクションステップの実行期間は無制限になります。

      • ここで定義する [Timeout (タイムアウト)] は、オプション ​[Use general timeout (一般的なタイムアウトを使用)]​ が無効になっている場合のみ適用されます。

    • Use general timeout (一般的なタイムアウトを使用)

      このオプションを有効にした場合、RPA Builder では、ワークフローのプロパティの ​[Default Timeout (デフォルトのタイムアウト)]​ で秒単位で指定された時間がアクションステップのタイムアウトとして使用されます。

データソース内で測定ポイントとして表示できるアクションステップには、次のプロパティも必要です。

  • Common (共通)

    • Timer Name (タイマー名)

      タイマーの名前。このプロパティは RPA Builder により Ping および Service Check アクションステップに自動的に追加されます。

  • Misc (その他)

    • Script Feedback / Reporting Function (スクリプトフィードバック / レポート機能)

      • Record Timer (レコードタイマー)

        このオプションを有効にした場合、Ping および Service Check アクションステップで測定されたランタイムは、リンク済みのデータソースを介して RPA Manager に渡されます。

    • Timing (タイミング)

      • Timer Mode (タイマーモード)

        Ping および Service Check アクションステップを制御ブロックのループで使用する場合、測定されたどのタイマー値をリンク済みのデータソースを介して RPA Manager に渡すかをこのオプションで定義します。

        • Last (最後)

          保存される値は、最後のループで測定された値のみです。

        • Average (平均)

          測定されたすべての時間の平均が計算されて保存されます。

        • Min Only (最小のみ)

          測定された最小値が保存されます。

        • Max Only (最大のみ)

          測定された最大値が保存されます。

変数

設定された方法によっては、すべてのアクションステップがその一部の値を後続のアクションステップのピン変数として提供します。アクションステップの一部のプロパティは、このピン変数により入力することができます。表示され、完了した任意の変数から選択できます。

変数の名前は ​[ワークフロー内のアクションステップの名前].[変数の名前]​ のように付けられます。

アクションステップのプロパティが変数により入力されている場合、このプロパティは [Properties (プロパティ)] ウィンドウに表示されなくなり、ウィザードでのみ変更できます。

サフィックス

アクションステップが制御ブロックの File Controlled Loop 内で実行される場合、Checkpoint、Stop Watch、Ping、Service Check、および Variable アクションステップの名前にサフィックスを使用できます。これで、各ループ中にサフィックスがアクションステップの名前に追加されます。各サフィックスは、File Controlled Loop でインポートされたファイルの列エントリです。

[Suffix (サフィックス)]​ プロパティは、アクションステップが制御ブロックの File Controlled Loop 内で実行される場合のみ、[Edit Variable Mappings (変数のマッピングを編集)] ウィンドウに表示されます。[Edit Variable Mappings (変数のマッピングを編集)] ウィンドウを開くには、変更するアクションステップの横にあるピン (​ピンアイコン​) ボタンをクリックします。

「Edit Variable Mappings (変数のマッピングを編集)」 ボタンが表示されているスクリーンショット