Iterate over Files

Iterate over Files​ アクションステップでは、指定した数のファイルでさまざまなアクションステップを実行します。処理するアクションステップを、ドラッグアンドドロップを使用して、​[Drop Items here (ここに項目をドラッグ)]​ という表示ラベルが付いているグレーの領域にドラッグします。この場所に配置されたアクションステップは、指定された順序で上から下へ処理されます。つまり、処理するアクションステップは、フォルダーと、設定によってはそのサブフォルダーに配置されたすべてのファイルに適用されます。処理するファイルの最大数など、さまざまなパラメーターを設定できます。

プロパティ

  • ファイル操作の設定

    • Directory path (ディレクトリパス)

      処理するファイルを含むディレクトリへのパス。この項目は絶対パスと相対パスをサポートします。相対パスは ​[Base Path (ベースパス)]​に関連します。

    • File name (ファイル名)

      処理するファイルの名前を指定します。ワイルドカード文字を使用して検索式をビルドします。既定では、この項目は、ディレクトリ内のすべてのファイルを検索する ​\​.​ に設定されています。

  • Force error if iteration limit is exceeded (反復制限を超えた場合にエラーを強制的に発生)

    ワークフローの実行を中断して、エラーメッセージを生成するかどうかを設定します。この動作は次の 2 つのケースで適用されます。 [Max iterations (最大反復数)]​ で設定された処理するファイル数に達し、​[Use iteration limit (反復制限を使用)]​ が有効になっている場合。 ファイルの最大数の 100,000 件が処理された場合。

  • Force error if no file found (ファイルが見つからない場合にエラーを強制的に発生)

    アクションステップで、​[Directory path (ディレクトリパス)]​ で指定されたディレクトリパスで ​[File name (ファイル名)]​ の値と一致するファイルが見つからない場合に、エラーを生成します。

  • Max iterations (最大反復回数)

    Iterate over files​ が終了するまでに処理する必要があるファイルの最大数を設定します。最大 100,000 回の反復を指定できます。この値は、​[Use iteration limit (反復制限を使用)]​ が有効な場合にのみ機能します。

  • Recursive loop (再帰ループ)

    [Directory path (ディレクトリパス)]​ で指定したディレクトリパスにあるサブフォルダーと、そのサブフォルダーに含まれるファイルを処理するかどうかを指定します。

  • Use a regular expression for file name (ファイル名に正規表現を使用)

    このオプションを有効にすると、​[File name (ファイル名)]​ 項目が正規表現として評価されます。

  • Use iteration limit (反復制限を使用)

    ファイル数の上限の 100,000 件を処理する場合は、このオプションを有効にします。制限は ​[Max iterations (最大反復数)]​ 項目で設定します。

インバウンド変数

  • Directory path (ディレクトリパス)

    処理するファイルを含むディレクトリへのパス。この項目は絶対パスと相対パスをサポートします。相対パスは ​[Base Path (ベースパス)]​に関連します。

  • File name (ファイル名)

    処理するファイルの名前を指定します。ワイルドカード文字を使用して検索式をビルドします。既定では、この項目は、ディレクトリ内のすべてのファイルを検索する ​\​.​ に設定されています。

アウトバウンド変数

  • Count Of Processed Elements (処理された要素の件数)

    Iterate over Files.Count of Processed Elements​ 変数では、処理されたファイルの数が提供されます。

ウィザード

Iterate over files ウィザード

[Directory path (ディレクトリパス)]​ 項目を使用して、処理するファイルへの絶対パスまたは相対パスを指定します。初期値は環境変数 ​%STWS_BASEPATH%​ です。既存のパスを参照するには、​[…​]​ ボタンを使用します。​ワークフロー​から変数を含めるには、​ピン​ (​ピンアイコン​) ボタンをクリックします。

[File name (ファイル名)]​ 項目で、処理するファイルの名前を指定します。ワイルドカード文字を使用して検索式をビルドします。既定では、この項目は、ディレクトリ内のすべてのファイルを検索する ​\​.​ に設定されています。​ワークフロー​から変数を含めるには、​ピン​ (​ピンアイコン​) ボタンをクリックします。

[File name (ファイル名)]​ 項目を正規表現として評価するには、​[Use a regular expression for file name (ファイル名に正規表現を使用)]​ を選択します。

無効な文字のリストについては、​「Path / file name / invalid characters (パス/ファイル名/無効な文字)」​を参照してください。

反復処理するファイルの最大数を指定するには、​*[Use limitation otherwise 100.000 (制限または 100.000 を使用)] *​を選択し、このオプションの隣にある数値項目で制限を指定します。

[Force error if iteration limit is exceeded (反復制限を超えた場合にエラーを強制的に発生)]​ を選択すると、反復実行の上限を超えた時点でワークフローは実行を中断してエラーメッセージを生成します。この動作は次の 2 つのケースで適用されます。 [Max iterations (最大反復数)]​ で設定された処理するファイル数に達し、​[Use iteration limit (反復制限を使用)]​ が有効になっている場合。 ファイルの最大数の 100,000 件が処理された場合。

指定したファイルが見つからない場合にエラーを生成するには、​[Force error if no file found (ファイルが見つからない場合にエラーを強制的に発生)]​ を選択します。

[Recursive loop over all sub-folders (すべてのサブフォルダーで再帰ループ)]​ を選択すると、​[Directory path (ディレクトリパス)]​ で指定したディレクトリパスのファイルを処理する際に、サブフォルダーとそのファイルを処理します。

検索式の例

[File name (ファイル名)]​ 項目で個々の疑問符 (​?​) と使用可能な文字を使用して、ファイル名内の特定の数の可変文字または数字を見つけます。

たとえば、プレースホルダー ​???_log.*​ では、ファイル 名の先頭に 3 個の不明な文字があり、その後に​「_log」​が続いているすべてのファイルが見つかります。不明な文字の数がわからず、一定のテキストがファイル名に含まれていることがわかっている場合は、​*_log*​.*​*.*​ の検索式で、ファイル名に ​_log​ が含まれるすべてのファイルが見つかります。プレースホルダー ​.*​ は、任意のファイル拡張子を検索します。