Salesforce Data Cloud Connector 1.2 - Mule 4

Salesforce Data Cloud 用 Anypoint Connector (Salesforce Data Cloud Connector) を使用すると、Salesforce Data Cloud API エンドポイントと簡単に統合できます。サードパーティからのデータ取得の自由化、Data Cloud データレークへのクエリ、顧客プロファイル情報や計算済みインサイトの検索とクエリ、データアクションイベントのコンシュームによって、Data Cloud インスタンスで顧客の全体像を強化することができます。

API コールごとに HTTPS 接続経由の要求/応答パターンを使用します。必要なすべてのリクエストヘッダー、エラー処理、および HTTPS 接続設定は、コネクタに組み込まれています。

互換性と解決された問題に関する情報は、「Salesforce Data Cloud Connector リリースノート」を参照してください。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

アプリケーションを作成する前に、以下が必要です。

  • 取り込み API のセットアップ

  • Salesforce Data Cloud の対象リソースにアクセスするためのログイン情報

  • Anypoint Platform

  • Anypoint Studio バージョン 7.11.x 以降

取り込み API のセットアップ

Salesforce Data Cloud Connector を使用するには、まず取り込み API をセットアップする必要があります。詳細は、 「MuleSoft と Data Cloud の接続」​を参照してください。

取り込み API をセットアップしたら、​次のステップ​を参照してコネクタを設定します。

コネクタの一般的なユースケース

次に、Salesforce Data Cloud Connector の一般的なユースケースを示します。

  • Ingestion API Connector の insert および delete オブジェクトエンドポイントを介してデータをストリーミングする

  • Ingestion API Connector の一括取り込みインタラクションパターンの一環として、一括ジョブの作成、ジョブデータのアップロード、ジョブの終了/中止、ジョブの状況の取得、ジョブの削除を行う

  • Data Cloud オブジェクトを照会する

  • データモデルオブジェクト、レークオブジェクト、統合オブジェクト、リンクオブジェクトにわたって Salesforce Data Cloud データレークを照会する

  • 選択したディメンション、選択した基準、省略可能な検索条件を使用して計算済みインサイトを照会する

  • 顧客プロファイル情報を参照、検索する

  • Data Cloud のデータアクションのデータアクション対象として Web フックを作成する

例については、​「Salesforce Data Cloud Connector の例」​のユースケースを参照してください。

接続種別

Salesforce Data Cloud 接続では、次の認証種別を使用します。

  • OAuth JWT

    JSON Web トークン (JWT) 要求を使用する OAuth 2.0 を使用してユーザー認証を行います。

  • OAuth Username Password

    ユーザー名とパスワードを使用する OAuth 2.0 を使用して認証を行います。

認証種別の設定についての詳細は、​「Anypoint Studio を使用した Salesforce Data Cloud Connector の設定」​を参照してください。

次のステップ

前提条件を満たしたら、​Anypoint Studio​ でアプリケーションを作成してコネクタを設定できます。