Spring Module のトラブルシューティング - Mule 4

Spring Module のトラブルシューティングを行うには、冗長ログの有効化と、スローされる一般的なメッセージの解釈に関する情報を理解しておきます。

冗長ログの有効化

アプリケーションと Spring Module のやりとりが失敗する理由の理解を深めるには、モジュールの冗長ログを一時的に有効にします。

Mule アプリケーションのパフォーマンスに影響するため、トラブルシューティングが完了したら、必ず拡張された冗長性を無効にしてください。

設定ファイルで冗長ログを有効にする手順は、次のとおりです。

  1. Anypoint Studio にアクセスし、​[Package Explorer]​ ビューに移動します。

  2. アプリケーションのプロジェクト名を開きます。

  3. src/main/resources​ パスフォルダーを開きます。

  4. フォルダー内の ​log4j2.xml​ ファイルを開きます。

  5. <Loggers>​ タグ内に ​<AsyncLogger>​ タグを追加します。

    			<Loggers>
    				...
    				<AsyncLogger name="org.mule.extension.spring" level="DEBUG"/>
    				...
    			</Loggers>
  6. アプリケーションの変更を保存します。

  7. Package Explorer​ でプロジェクト名をクリックし、​[Run (実行)]​ > ​[Run As (別のユーザーとして実行)]​ > ​[Mule Application (Mule アプリケーション)]​ をクリックします。

一般的なスローを理解する

ここでは、一般的なスローメッセージとその解決方法を示します。

  • MULE:NOT_PERMITTED

    Occurs when there is a security restriction enforced by a filter; for example, when using the authorization filter of the Spring module. (検索条件によってセキュリティ制限が適用された場合に発生します (Spring Module の認証検索条件を使用する場合など)。)
  • MULE:SERVER_SECURITY

    Occurs when there is a security error enforced by Mule runtime engine (Mule). (Mule Runtime Engine (Mule) によってセキュリティエラーが適用された場合に発生します。)