Transform Message コンポーネント

[Transform Message (メッセージの変換)] コンポーネントを使用すると、受信した入力データに対して変換を実行できます。DataWeave 言語で変換を明示的に記述したり、UI を使用して要素をドラッグアンドドロップして変換を作成したりできます。

同じ変換の 2 つの表現を操作でき、1 つの表現に加えた変更はリアルタイムでもう 1 つの表現に反映されます。

transform message component
1 グラフィカルビュー。
2 つのツリービューに入力と出力の予想されるメタデータ構造が表示され、これらの間のマッピングが線で表されます。これらを、ドラッグアンドドロップを使用して作成できます。
2 ソースコードビュー。
データの集約、正規化、グループ化、結合、分割、ピボット、および絞り込みを行う関数を含め、変換が DataWeave コードで詳細に表されます。

Transform Message コンポーネントは、コネクタ、スキーマ、およびサンプルデータからのメタデータを活用します。サンプルデータに基づいて作成された出力をプレビューでき、変換に変更を加えると出力はリアルタイムで更新されます。

[Transform Message (メッセージの変換)] コンポーネントには 3 つの異なるエディターモードがあります。

  • [Show Graphics (グラフィックの表示)]​ モード。
    グラフィカルビューには、入力と出力の両方のデータ構造と、変換のマッピングのグラフィック表現が表示されます。このモードにはソースコードビューも表示されます。

    show graphics mode
  • [Show Source With Trees (ツリーを使用したソースの表示)]​ モード。
    グラフィカルビューには、入力と出力の両方のデータ構造が表示されますが、マッピングのグラフィック表現は表示されません。このモードにはソースコードビューも表示されます。

    source with trees mode
  • [Source Only (ソースのみ)]​ モード。
    グラフィカルビューには入力のデータ構造とソースコードビューのみが表示されます。

    source code mode

DataWeave のプリファレンスでデフォルトのエディターモードを定義できます。

  1. [Anypoint Studio]​ > ​[Preferences (プリファレンス)]​ に移動します。

  2. [Anypoint Studio]​ > ​[DataWeave]​ で、デフォルトのエディターモードを選択します。

    editor mode preference

[Transform Message (メッセージの変換)] コンポーネントに関するエクスペリエンスを改善してフローのメタデータを適切に管理するには、次のヒントを考慮してください。

  • マッピングを作成する前に、フローでマッピング以外のすべてを設定します。Datasense を使用して、変換の入力および出力のメタデータの公開を改善できます。詳細は、​DataSense​ に関する記事を参照してください。

  • 入力または出力構造から何を表示するかを絞り込むには、いずれかのセクションの上部にある虫眼鏡アイコン tips transform message ui studio 69e11 をクリックし、項目名の入力を開始します。

  • 出力ペインで要素を選択すると、DataWeave コードの対応する行がハイライトされます。

  • 入力項目が複数の出力項目にマップされている場合は、入力項目を右クリックして、DataWeave コードでハイライトしたい出力を選択できます。