Validation Module のバージョン 2.0 へのアップグレード - Mule 4

Validation Module をバージョン 2.x にアップグレードします。

サポートされているアップグレードパス

開始バージョン 終了バージョン

1.4.x

2.0.1

このリリースでの変更

次の操作名が変更されました。

以前の操作名 新しい操作名

Is not blacklisted ip

Is not denied ip

XML ​is-not-blacklisted-ip

XML ​is-not-denied-ip

Is whitelisted ip

Is allowed ip

XML ​is-whitelisted-ip

XML ​is-allowed-ip

次のパラメーター名が変更されました。

以前のパラメーター名 新しいパラメーター名

Black list (ブラックリスト)

Deny list (拒否リスト)

XML ​blackList

XML ​denyList

White list (ホワイトリスト)

Allow list (許可リスト)

XML ​whiteList

XML ​allowList

操作の変更

Is Not Denied Ip

<validation:is-not-denied-ip>

IP アドレスが IP リストに含まれていないことを検証します。

Is Allowed Ip

<validation:is-allowed-ip>

IP アドレスが IP リストに含まれていることを検証します。

アップグレード前提条件

アップグレードを実行する前に、次の作業を行う必要があります。

  • 以前のバージョンに復元する必要がある場合に備えて、ファイル、データ、設定のバックアップを作成します。

アップグレード手順

以下の手順でアップグレードを実行します。

  1. Anypoint Studio で、Mule プロジェクトを作成します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)]​ で、​[Search in Exchange (Exchange 内を検索)]​ をクリックします。

  3. [Add Dependencies to Project (連動関係をプロジェクトに追加)]​ で、検索項目に「​validation module​」と入力します。

  4. [Available modules (使用可能なモジュール)]​ で、​[Validation Module]​ を選択して ​[Add (追加)]​ をクリックします。

  5. [Finish (完了)]​ をクリックします。

  6. Mule プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルで ​mule-validation-module​ 連動関係のバージョンが ​2.0.1​ であることを確認します。

Studio はコネクタを自動的にアップグレードします。

アップグレード後の手順

最新バージョンのコネクタをインストールしたら、以前の操作およびパラメーターを使用する Mule アプリケーションがある場合はそれらを手動で新しい操作およびパラメーターに変更します。

  1. Studio で、新しい操作をフローにドラッグします。

  2. 以前の操作と同じ設定で新しい操作を設定します。

  3. 以前の操作を削除します。

新しい名前およびパラメーターに合わせて Mule アプリケーション XML 設定ファイルを更新します。

  1. Studio で ​[Configuration XML (設定 XML)]​ ウィンドウに移動します。

  2. 新しい名前で以前の操作およびパラメーター名を更新します。

アップグレードを確認する

コネクタの最新バージョンをインストールしたら、次の手順に従ってアップグレードを確認します。

  1. Studio の ​[Problems (問題)]​ または ​[Console (コンソール)]​ ビューでエラーがないことを確認します。

  2. プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルに問題がないことを確認します。

  3. 接続をテストして、操作が機能することを確認します。

アップグレードの復元

以前のバージョンの Validation Module に戻す必要がある場合、プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルの ​mule-validation-module​ 連動関係バージョンを前のバージョンに変更します。

Anypoint Studio でプロジェクトの ​pom.xml​ ファイルを更新する必要があります。