Workday Connector 16.1 - Mule 4

Workday 用 Anypoint Connector (Workday Connector) により、標準的な Workday 操作へのアクセスが可能になります。Workday とは、Workday, Inc. が開発した Software-as-a-Service (SaaS) ソリューションです。 Workday により、人事、人材派遣、求人、業績評価など、財務および人事管理のための一連のソフトウェアアプリケーションが提供されます。

Workday Connector により、教育組織、人事、プロフェッショナルサービス、給与、手当の管理のためのタスクを実行するために使用できる操作が実現されます。

互換性と解決された問題に関する情報は、「Workday Connector リリースノート」を参照してください。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • Workday API

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Studio (Studio) を使用した Mule アプリケーションの作成

アプリケーションを作成する前に、以下にアクセスできる必要があります。

  • Workday の対象リソース

  • Anypoint Studio バージョン 4.3.0 以降

コネクタの一般的なユースケース

Workday Connector の一般的なユースケースを次に挙げます。

  • 募集の迅速化

    応募者のスクリーニングや候補者のフィードバックなどを行うアプリケーションのデータを統合して、募集プロセスを迅速化します。

  • 従業員のオンボーディングとオフボーディングの自動化

    複数のシステムをリアルタイムに確認できるようにすることで、従業員のオンボーディングとオフボーディング (給与、福利厚生登録、および ID とアクセスを管理するディレクトリサービスなど) を簡略化して、効率的でシームレスな環境を新しい従業員に提供します。

  • 人材分析

    Workday と複数のエンタープライズシステムを統合し、分析を実行して従業員に関するインサイトを得ます。これにより、人材の獲得と定着、報酬、学習、労働力の計画と開発などに関する戦略的な意思決定が促進されます。

  • 財務の合理化

    Workday の財務モジュールを使用して Workday を SAP や NetSuite などの ERP システムと統合することで、従業員に報酬を支払ったり、経費や手数料をリアルタイムで計上したり、重要な営業プロセス (見積から入金など) を自動化したりします。

これらのユースケースの例については、​「Workday Connector の例」​を参照してください。

次のステップ

前提条件を満たし、テンプレートおよびサンプルを試したら、​Anypoint Studio​ で独自のアプリケーションを作成してコネクタを設定できます。