WSS Module - Mule 4

Anypoint WSS Module により、インバウンド SOAP 要求を処理して、指定された Web サービスセキュリティ (WSS) 拡張機能設定を使用して検証することで、要求の署名の検証、LDAP 認証の実行、インバウンドメッセージの復号化などを行うことができます。また、WSS ヘッダーを付加することで応答に署名したり、アウトバウンドメッセージを暗号化したりすることもできます。

互換性と解決された問題に関する情報は、「WSS Module リリースノート」を参照してください。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • WSS Module の API

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Studio を使用した Mule アプリケーションの作成方法

アプリケーションを作成する前に、以下にアクセスできる必要があります。

  • WSS Module の対象リソース

  • Anypoint Platform

  • Anypoint Studio バージョン 7.x 以降

  • SOAP 用 Web サービスセキュリティ (WSS) 拡張機能

コネクタの一般的なユースケース

WSS Module を使用して、アプリケーションに対するインバウンド SOAP 要求の WSS ヘッダーを検証することで、以下を行うことができます。

  • 暗号化情報に基づいた SOAP エンベロープの復号化

  • 署名の検証

  • timestamp​ 情報を使用したメッセージの新しさの検証

  • UsernameToken​ の ​Username​ および ​Password​ 証明書の検証

  • UsernameToken​ の ​LDAP​ 証明書の検証

  • UsernameToken​ が期限切れかどうかの判断

  • SAML アサーションが期限切れかどうかの判断

  • SAML アサーションの署名の検証。

  • SAML アサーションが特定の確認方法を持っていることの検証。

また、WSS Module を使用してアウトバウンド SOAP 応答に WSS ヘッダーを付加することで、以下を行うことができます。

  • SOAP メッセージコンテンツの一部または全部の暗号化

  • SOAP メッセージの署名

詳細な例は、​「WSS Module の例」​を参照してください。

対象者

  • 新規ユーザー

    Mule アプリケーションを作成するには、次を参照してください。

  • 高度なユーザー

    以下を参照してください。

次のステップ

前提条件を満たし、テンプレートおよびサンプルを試したら、​『Anypoint Studio』​ でアプリケーションを作成してコネクタを設定できます。