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Monitoring API ManagerAmazon SQS 用 Anypoint Connector を 5.10 にアップグレードし、ロングポーリング、マルチスレッド、およびポーリングパラメーターのより詳細な制御を使用して、プロジェクトのパフォーマンスを改善および最適化します。
Amazon SQS Connector は、Amazon Virtual Private Cloud (VPC) で使用できる SQS エンドポイントの追加をサポートするようになりました。
リリース 5.9 では、Read Message ソースと Read 操作でロングポーリングを有効にし、ポーリングの時間間隔を制御できるようになりました。ロングポーリングは、スループットに影響することなくネットワーク要求の数を減らすことができます。
さらに、ソースのスレッド数を設定できるようになったため、状況によってはスループットを向上できます。
Amazon SQS Connector は、最大 2 GB のペイロードを含む大きなメッセージの送受信をサポートするようになりました。これは、アプリケーションで大量のデータをキューに格納する必要がある場合に役立ちます。
この機能には、Amazon S3 サービスの使用が必要です。大容量のペイロードのトランスミッションは、1 つの SQS 要求と 1 つの S3 要求として請求されます。ペイロードの請求は、Amazon S3 に格納されているデータの量に基づいています。 |
メッセージオブジェクトには、新しい deduplicationId
項目が含まれるようになりました。同じ重複排除 ID で複数のメッセージが送信された場合、Amazon SQS はメッセージを正常に受け入れますが、5 分間の重複排除間隔中に最初のメッセージのみを配信します。
クラスターノードのサポートが Receive Messages
入力元に再び追加され、バージョン 5.4.3 と同じように機能します。入力元はデフォルトですべてのクラスターノードのメッセージをリスンしますが、Receive Messages
タブの Advanced
サブタブの Primary node only
項目を使用して、この動作を変更できます。詳細は、「クラスターモードでのメッセージの受信」を参照してください。
アップグレードを実行する前に、システムが次の要件を満たしていることを確認します。
アプリケーション/サービス | バージョン |
---|---|
Mule |
4.1.1 以降 |
Java |
11 |
Anypoint Studio |
7.0 以降 |
パッチ更新の更新された互換性情報については、「Amazon SQS Connector リリースノート」を参照してください。
以下の手順でアップグレードを実行します。
Anypoint Studio で、Mule プロジェクトを作成します。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[Search in Exchange (Exchange 内を検索)] をクリックします。
検索項目に「sqs
」と入力します。
[Available modules (使用可能なモジュール)] セクションで、[Amazon SQS Connector] を選択し、[Add (追加)] をクリックします。
[Finish (完了)] をクリックします。
Mule プロジェクトの pom.xml
ファイルで mule-amazon-sqs-connector
連動関係のバージョンが 5.9.x
であることを確認します。x
を使用しているコネクタに対応するバージョンに置き換えます。
バージョン 5.5.0 では、Receive Messages
入力元はプライマリノードのみでメッセージを受信していました。このバージョンで同じ動作を実現するには、[Receive Messages] ソース操作設定の [Advanced (詳細)] タブに移動し、[Primary node only (プライマリノードのみ)] 項目を選択します。
バージョン 5.4.x 以前からバージョン 5.8 以降にアップグレードする場合、この手順は必要ありません。
Studio はコネクタを自動的にアップグレードします。
コネクタの最新バージョンをインストールしたら、アップグレードを確認します。
Studio の [Problems (問題)] または [Console (コンソール)] ビューでエラーがないことを確認します。
プロジェクトの pom.xml
ファイルに問題がないことを確認します。
接続をテストして、操作が機能することを確認します。