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Monitoring API ManagerAnypoint Connector は、Mule アプリケーションをサードパーティ API、データベース、標準インテグレーションプロトコルと統合できる Mule Runtime Engine (Mule) の再利用可能な拡張機能です。コネクタは、対象システムへの接続に関与する技術的な詳細を抽象化します。Mule 4 のすべての接続は、コネクタを介して提供されます。
Mule アプリケーションのコネクタを使用すると、次の利点があります。
対象システムへのプログラミングに必要な詳細をすべて把握しなくても Mule アプリケーションを対象システムに接続できるため、コードの複雑さが軽減される
対象システムに対する認証が簡略化される
対象システムのメタデータをあらかじめ推定できるため、DataWeave を使用したデータの識別および変換が容易になる
次の理由により、コードのメンテナンスが簡単になる
対象システムの一部の変更でのみアプリケーションの変更が必要になる。
アプリケーションの他の部分を更新せずにコネクタ設定を更新できる。
コネクタを使用して、Mule アプリケーションを特定のソフトウェアアプリケーション、データベース、プロトコルに接続します。Mule 4 の MuleSoft によって作成されたコネクタのリストについては、「コネクタとモジュール (Mule 4) について」を参照してください。
コネクタを使用して、Mule アプリケーションを特定のソフトウェアアプリケーションに接続し、接続したアプリケーションでアクションを実行できます。
たとえば、SAP 用 Anypoint Connector (SAP Connector) を使用して、SAP ERP とカスタマーリレーション管理 (CRM) ソフトウェア間の販売注文処理を自動化できます。
同様に、Salesforce 用 Anypoint Connector (Salesforce Connector) を使用して、Salesforce を他のビジネスアプリケーション (ERP、分析、データウェアハウスシステムなど) と統合できます。
コネクタを使用して、Mule アプリケーションを 1 つ以上のデータベースに接続し、接続したデータベースでアクションを実行できます。
たとえば、データベース用 Anypoint Connector (Database Connector) を使用して、Mule アプリケーションを任意のリレーショナルデータベースエンジンに接続できます。その後、そのデータベースで SQL クエリを実行できます。
同様に、Hadoop 分散ファイルシステム用 Anypoint Connector (HDFS Connector) を使用して、Mule アプリケーションを Hadoop 分散ファイルシステム (HDFS) に接続できます。その後、MongoDB などのデータベースを Hadoop ファイルシステムと統合し、HDFS サーバーでファイルの読み取り、書き込み、受信、送信を行うことができます。
コネクタを使用して、プロトコルを介してデータを送受信できます。一部のプロトコルコネクタでは、プロトコル操作を実行できます。
たとえば、LDAP 用 Anypoint Connector (LDAP Connector) を使用して、LDAP サーバーに接続に接続し、Active Directory にアクセスできます。その後、ユーザーアカウントの追加や削除、ユーザー属性 (ユーザーのメールや電話番号など) の取得を行うことができます。
同様に、WebSockets 用 Anypoint Connector (WebSockets Connector) を使用して、サーバーとクライアント間の双方向全二重通信の WebSocket を確立し、サーバープッシュ通知を実装できます。
コネクタは、アプリケーションの 1 つ以上の機能を実行できます。これは、コネクタを配置する場所や特定のコネクタの機能によって異なります。コネクタは次の役割を果たすことができます。
一部のコネクタにはソース (「トリガー」) があります。これらのコンポーネントにより、コネクタはコネクタのリソースから情報を受信して Mule フローを開始できます。たとえば、Salesforce ユーザーが商談を更新するときに、Salesforce Connector コンポーネントと共に開始するフローは情報を受信し、処理のために Database Connector に転送できます。
コネクタをソースとして使用できるかどうかを確認するには、コネクタのリファレンスガイドを参照してください。
アプリケーション開発者は、HTTP リスナーまたは Scheduler をフローのソースとして使用することもできます。
HTTP リスナーは、HTTP 要求をリスンするコネクタです。
指定した要求を受信したときにフローを開始するように HTTP リスナーを設定できます。
Scheduler は、時間ベースの条件が成立した時点でフローを開始するコアコンポーネントです。
一定間隔でフローを開始するように Scheduler を設定できます。また、より柔軟な Cron 式を指定してフローを開始することもできます。
HTTP リスナーおよび Scheduler コンポーネントについての詳細は、「HTTP Connector ユーザーガイド」と「Scheduler エンドポイント (トリガー)」を参照してください。
大部分のコネクタには、関連付けられたシステム、データベース、プロトコルで API コールや他のアクションを実行する操作があります。たとえば、Workday 用 Anypoint Connector (Workday Connector) を使用して、Workday での位置要求の作成や財務管理局への資金の追加を行うことができます。同様に、VM 用 Anypoint Connector (VM Connector) を使用して、非同期キューからメッセージをコンシュームしたり、非同期キューにメッセージをパブリッシュしたりできます。
コネクタの操作のリストについては、そのコネクタのリファレンスガイドを参照してください。
Anypoint Exchange では、公開されているすべてのコネクタアセット (テンプレートやサンプルなど) にアクセスできます。
Exchange は、MuleSoft によって作成されたすべてまたは一部のコネクタを検索するための開始点として使用できます。
Exchange でのコネクタの検索については、「コネクタを検索して Studio プロジェクトに追加する」を参照してください。
テンプレートは、Anypoint Studio プロジェクトを作成するための開始点として使用できます。多くのテンプレートには、1 つ以上のコネクタ設定が含まれます。 たとえば、「S/4HANA Cloud から Salesforce へのパートナーの移行」テンプレートは、パートナーが SAP S/4HANA Cloud から Salesforce インスタンスに移行するときに役立ちます。
Studio でテンプレートを設定したら、ニーズに合わせてカスタマイズできます。
テンプレートの検索および使用については、「テンプレートを検索して Studio に追加する」を参照してください。
サンプルは、ユースケースまたはソリューションを実装する方法を示すアプリケーションです。多くのサンプルでは、1 つ以上のコネクタを使用して必要なタスクを遂行します。
たとえば、OAuth 2.0 を使用して Salesforce を認証するサンプルでは、OAuth をセキュリティプロトコルとして使用して Salesforce に接続する方法を示します。このサンプルでは、インテグレーションプロセスを実行する前に Salesforce Connector を使用して OAuth 認証を有効にします。
サンプルの検索および使用については、「サンプルを検索して Studio に追加する」を参照してください。
Anypoint Connector には、次のサポートカテゴリがあります。
選択コネクタは、誰でも使用できます。ただし、これらのコネクタについて MuleSoft サポートにアクセスするには、Anypoint Platform サブスクリプションが必要です。
Premium Connector は、ライセンスユーザーのみが使用できます。Premium Anypoint Connector は、各デプロイメント環境 (本番、ステージング、テスト、Sandbox、開発、障害回復など) に対するライセンスが必要です。たとえば、複数のステージング環境がある場合は、各ステージング環境でアクティブな Premium Connector ライセンスが必要です。
MuleSoft 認定コネクタは、MuleSoft のパートナーおよび開発者コミュニティによって開発され、その後 MuleSoft によってレビューおよび認定されています。これらのコネクタのアクセスやサポートは、MuleSoft パートナーを介して行われます。
コネクタのサポートカテゴリについての詳細は、 「バージョン設定ポリシーとサポートポリシー」を参照してください。
コネクタ固有の情報については、コネクタのリリースノート、ユーザーガイド、リファレンスガイドを参照してください。
コネクタリリースノートには、コネクタの互換性情報、新機能に関する情報、リリースで修正された問題のリストが記載されています。
コネクタユーザーガイドには、関連するコネクタの設定手順と設定例が記載されています。
コネクタリファレンスガイドには、サポートされているソース (ある場合) や関連するコネクタの操作のリストが記載されています。
また、コネクタ設定の項目の説明や接続種別も記載されています。