ポリシーと API プロキシのための Java のアップグレード

ポロシーと API プロキシをアップグレードして、Java 17 と互換性があるものにします。

自動ポリシーのアップグレード

自動ポリシー (内部およびカスタム) を Java 17 にアップグレードします。

内部自動ポリシーのアップグレード

自動化された ​『MuleSoft 内部ポリシー』​を Java 17 にアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. API Manager で、​[Automated Policies (自動ポリシー)]​ に移動します。

  2. [Policy version (ポリシーバージョン)]​ で、内部ポリシーの最新バージョンを選択します。

  3. [Rule of application (適用のルール)]​ で、次の手順を実行します。

    • ポリシーが最新バージョンに基づく場合:

      • 内部ポリシーをすべての Mule Runtime に適用するには、​[All runtimes (すべてのランタイム)]​ を選択して ​[Apply (適用)]​ をクリックします。

      • 内部ポリシーを Flex Gateway のみに適用するには、​[Flex gateways only (Flex Gateway のみ)]​ を選択して ​[Apply (適用)]​ をクリックします。

      • 内部ポリシーを Mule Gateway のみに適用する手順は、次のとおりです。

        1. [Mule gateways only (Mule ゲートウェイのみ)]​ を選択します。

        2. [From version (開始バージョン)]​ と ​[To (終了バージョン)]​ に Mule バージョンの範囲を入力します。

        3. [Java Versions (Java バージョン)]​ で、​[All Java versions (すべての Java バージョン)]​ または ​[Choose specific Java versions (特定の Java バージョンを選択)]​ を選択します。

        4. [Apply (適用)]​ をクリックします。

    • ポリシーが最新バージョンに基づいていない場合:

      • 内部ポリシーをすべての Mule Runtime に適用するには、​[All runtimes (すべてのランタイム)]​ を選択して ​[Apply (適用)]​ をクリックします。

      • 内部ポリシーを Flex Gateway のみに適用するには、​[Flex gateways only (Flex Gateway のみ)]​ を選択して ​[Apply (適用)]​ をクリックします。​[Rule of application (適用のルール)]​ セクションは最新バージョンの ​[Rule of application (適用のルール)]​ セクションと同じである必要があります。同じでない場合、API が保護されない可能性があります。

      • 内部ポリシーを Mule Gateway のみに適用する手順は、次のとおりです。

        1. [Mule gateways only (Mule ゲートウェイのみ)]​ を選択します。

        2. [From version (開始バージョン)]​ と ​[To (終了バージョン)]​ に Mule バージョンの範囲を入力します。

        3. [Java versions (Java バージョン)]​ で、​[Choose specific Java versions (特定の Java バージョンを選択)]​ を選択し、Java 8 と Java 11 を選択します。

        4. [Apply (適用)]​ をクリックします。

        5. [Add automated policy (自動ポリシーを追加)]​ をクリックし、同じ自動ポリシーを追加します。

        6. [Advanced options (詳細オプション)]​ をクリックします。

        7. [Mule gateways only (Mule ゲートウェイのみ)]​ を選択します。

        8. [From version (開始バージョン)]​ と ​[To (終了バージョン)]​ に Mule バージョンの範囲を入力します。

        9. [Java versions (Java バージョン)]​ で、​[Choose specific Java versions (特定の Java バージョンを選択)]​ を選択し、Java 17 を選択します。

        10. [Apply (適用)]​ をクリックします。

カスタム自動ポリシーのアップグレード

カスタム自動ポリシーを Java 17 にアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. API Manager で、​[Automated Policies (自動ポリシー)]​ に移動します。

  2. 必要な拡張機能とコネクタを Java 17 にアップグレードします。

  3. 『カスタムポリシーをアップグレードします』​。

  4. 『カスタムポリシーをパッケージ化します』​。

    Java 17 をローカルで設定して、カスタムポリシーを Java 17 と互換性があるものにします。

  5. 『カスタムポリシーを Exchange に再パブリッシュします』​。

  6. Java 17 と互換性のあるカスタムポリシーの新しいバージョンを API インスタンスに適用します。

    1. [Policies (ポリシー)]​ に移動します。

    2. [Applied policy status (適用されたポリシーの状況)]​ で、最新の定義が適用されていることを確認します。

      • 最新の定義が適用されている場合、[More (その他)] (…​) メニューをクリックして ​[Check for implementation updates (実装の更新を確認)]​ を選択します。

      • 最新の定義が適用されていない場合、最新の定義に更新します。

API レベルのポリシーのアップグレード

API レベルのポリシー (内部およびカスタム) を Java 17 にアップグレードします。

API レベルの内部ポリシーのアップグレード

API レベルの ​『MuleSoft 内部ポリシー』​を Java 17 にアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. API Manager で、​[API Administration (API 管理)]​ > ​{API 参照名}​ > ​[Policies (ポリシー)]​ > ​[Add a policy (ポリシーを追加)]​ に移動して、個々の API レベルで​「ポリシーを適用」​します。

  2. API レベルの各ポリシーをアップグレードする手順は、次のとおりです。

    1. [Policy version (ポリシーバージョン)]​ で、内部ポリシーの最新バージョンを選択します。

    2. [Method & resource conditions (メソッドとリソースの条件)]​ で、​[Apply configuration to all API method & resources (設定をすべての API メソッドおよびリソースに適用)]​ または ​[Apply configuration to specific API method & resources (設定を特定の API メソッドおよびリソースに適用)]​ を選択します。

    3. [Apply (適用)]​ をクリックします。

API レベルのカスタムポリシーのアップグレード

API レベルのカスタムポリシーを Java 17 にアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. API Manager で、​[API Administration (API 管理)]​ > ​{API 参照名}​ > ​[Policies (ポリシー)]​ > ​[Add a policy (ポリシーを追加)]​ に移動して、個々の API レベルで​「ポリシーを適用」​します。

  2. 必要な拡張機能とコネクタを Java 17 にアップグレードします。

  3. 『カスタムポリシーをアップグレードします』​。

  4. 『カスタムポリシーをパッケージ化します』​。

    Java 17 をローカルで設定して、カスタムポリシーを Java 17 と互換性があるものにします。

  5. 『カスタムポリシーを Exchange に再パブリッシュします』​。

  6. Java 17 と互換性のあるカスタムポリシーの新しいバージョンを API インスタンスに適用します。

    1. [Policies (ポリシー)]​ に移動します。

    2. [Applied policy status (適用されたポリシーの状況)]​ で、最新の定義が適用されていることを確認します。

      • 最新の定義が適用されている場合、[More (その他)] (…​) メニューをクリックして ​[Check for implementation updates (実装の更新を確認)]​ を選択します。

      • 最新の定義が適用されていない場合、最新の定義に更新します。

API プロキシのアップグレード

アップグレード時に API プロキシまたは Mule アプリケーションを確実に保護するには、API プロキシまたは Mule アプリケーションをアップグレードする​​に API ポリシーをアップグレードしてください。

アップグレードの手順は、​[Proxy type (プロキシ種別)]​ によって若干異なります。

CloudHub および CloudHub 2.0 デプロイメント

この手順を実行する前に、ポリシーが更新されていることを確認してください。詳細は、​自動ポリシーのアップグレード​および​API レベルのポリシーのアップグレード​を参照してください。

  1. API Manager で、​[API Administration (API 管理)] > [Settings (設定)]​ に移動します。

  2. 『API インスタンスの設定を編集します』​。

    1. [Runtime Channel (ランタイムチャネル)]​ で、使用するランタイムチャネルを選択します。

    2. [Version (バージョン)]​ で、​[4.6.0]​ またはそれ以上を選択します。

    3. [Java version (Java バージョン)]​ で、​[Java 17]​ を選択します。

  3. [Save & Apply (保存して適用)]​ をクリックします。

ハイブリッドデプロイメント

この手順を実行する前に、ポリシーが更新されていることを確認してください。詳細は、​自動ポリシーのアップグレード​および​API レベルのポリシーのアップグレード​を参照してください。

  1. Mule Runtime Rngine 4.6.x を、Java 17 で実行される新しいサーバーにデプロイし、サーバーを開始します。詳細は、『Runtime Manager へのサーバーの追加』を参照してください。

  2. Java 17 で実行される、作成した新しい対象を選択し、API Manager で ​[API Administration (API 管理)] > [Settings (設定)]​ に移動します。

  3. 『API インスタンスの設定を編集します』​。

    1. [Select target (対象を選択)]​ で、Java 17 で実行されているサーバーを対象として選択します。

  4. [Save & Apply (保存して適用)]​ をクリックします。

  5. サーバーが Java 17 で正常に実行されたら、ロードバランサーを使用してトラフィックを新しいサーバーに段階的に移行し、すべてのアプリケーションが移行されたら古いサーバーをオフにします。

Runtime Fabric デプロイメント

この手順を実行する前に、ポリシーが更新されていることを確認してください。詳細は、​自動ポリシーのアップグレード​および​API レベルのポリシーのアップグレード​を参照してください。

  1. Mule Runtime Rngine 4.6.x を、Java 17 で実行される新しいサーバーにデプロイし、サーバーを開始します。詳細は、『Deploying API Proxies to Runtime Fabric』を参照してください。

  2. Java 17 で実行される、作成した新しい対象を選択し、API Manager で ​[API Administration (API 管理)] > [Settings (設定)]​ に移動します。

  3. 『API インスタンスの設定を編集します』​。

    1. [Runtime Channel (ランタイムチャネル)]​ で、使用するランタイムチャネルを選択します。

    2. [Version (バージョン)]​ で、​[4.6.0]​ またはそれ以上を選択します。

    3. [Java version (Java バージョン)]​ で、​[Java 17]​ を選択します。

  4. [Save & Apply (保存して適用)]​ をクリックします。

  5. サーバーが Java 17 で正常に実行されたら、ロードバランサーを使用してトラフィックを新しいサーバーに段階的に移行し、すべてのアプリケーションが移行されたら古いサーバーをオフにします。

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