Anypoint Platform CLI に対する認証

Anypoint CLI に対して認証するには、認証オプションの組み合わせのいずれかを使用する必要があります。

  • ユーザー名とパスワード

  • クライアント ID とクライアントシークレット

  • ベアラートークン (コマンドラインのみ)

2022 年 10 月以降、すべてのユーザーに対する多要素認証 (MFA) の有効化の一環として、Anypoint CLI を使用する方法は​接続アプリケーション​経由のみになります。

指定しない場合、デフォルトのホスト、環境、および組織が使用されます。

次の方法を使用して、Anypoint CLI ログイン情報を渡します。

設定は次のように上書きされます。

  • コマンドラインパラメーターはその他すべての方法を上書きする。

  • コマンドラインパラメーターが指定されていない場合は環境変数が使用され、ログイン情報設定ファイルの設定を上書きする。

  • コマンドラインパラメーターまたは環境変数が設定されていない場合、ログイン情報設定ファイルのパラメーターが使用される。

Conf コマンドを使用してログイン情報を設定する

conf​ オプションを指定して ​anypoint-cli-v4​ コマンドを実行し、ログイン情報を設定ファイルに追加してから、使用する ​anypoint-cli-v4​ コマンドを実行することで、Anypoint Platform に対して認証できます。次のパラメーターの組み合わせを使用して、設定ファイルに認証値を設定できます。

username
password
client_id
client_secret
host
session.selectedEnvironment.id
session.selectedOrganization.id

設定ファイルを作成するには、次の操作を実行します。

  • 認証方法の設定に使用するパラメーターを指定して、​anypoint-cli-v4 conf​ コマンドを実行する。たとえば、次のコマンドはユーザー名とパスワードを設定します。

    $ anypoint-cli-v4 conf username <username>
    $ anypoint-cli-v4 conf password <password>

このコマンドは、次の場所にある ​config.json​ ファイルにログイン情報を保存します。

  • MacOS: ~/Library/Preferences/@mulesoft/anypoint-cli-v4-nodejs/config.json

  • Windows: %APPDATA%\anypoint-cli-v4-nodejs\Config

  • Unix: ~/.config/anypoint-cli-v4-nodejs/

例:

  • ユーザー名とパスワードを使用して設定ファイル認証を設定する

    • 次のコマンドを使用して、設定ファイルに認証値を追加します。

      $ anypoint-cli-v4 conf username myUserName
      $ anypoint-cli-v4 conf password myPassword
      $ anypoint-cli-v4 conf organization myOrgId
    • コマンドを実行すると、設定ファイルの値を使用して認証が行われます。

      $ anypoint-cli-v4 account:environment:list
  • クライアント ID とクライアントシークレットを使用して設定ファイル認証を設定する

    • 次のコマンドを使用して、設定ファイルに認証値を追加します。

      $ anypoint-cli-v4 conf client_id myClientID
      $ anypoint-cli-v4 conf client_secret myCLientSecret
      $ anypoint-cli-v4 conf organization myOrgId
    • コマンドを実行すると、設定ファイルの値を使用して認証が行われます。

      $ anypoint-cli-v4 account:environment:list

      organization​ フラグは省略可能です。デフォルトでは、Anypoint Platform のメイン組織に設定されます。

client_id​ と ​client_secret​ は接続アプリケーション経由で取得できます。詳細は、​「開発者向けの接続アプリケーション」​を参照してください。

接続アプリケーションでは、Anypoint Platform に対する認証を行うために ​[View Organization (組織の表示)]​ スコープと ​[View Environment (環境の表示)]​ スコープが必要です。

コマンドラインパラメーター

次のパラメーターの組み合わせを使用して ​anypoint-cli-v4​ コマンドを実行することで、コマンドラインから Anypoint Platform に対して認証できます。

--username
--password
--client_id
--client_secret
--bearer
--organization
--environment
--organization​ フラグは省略可能です。デフォルトでは、Anypoint Platform のメイン組織に設定されます。 例:
  • ユーザー名とパスワードを使用してコマンドラインで認証する

    $ anypoint-cli-v4 account:environment:list --username myUserName --password myPassword --organization myOrgId
  • クライアント ID とクライアントシークレットを使用してコマンドラインで認証する

    $ anypoint-cli-v4 account:environment:list --client_id myClientID --client_secret myClientSecret --organization myOrgId
  • ベアラートークンを使用してコマンドラインで認証する

    Anypoint Platform でベアラートークンを生成し、Anypoint CLI に直接渡すことができます。ベアラートークンを提供した場合、Anypoint CLI は他に提供されているすべてのユーザーログイン情報やクライアントログイン情報を無視します。

    $ anypoint-cli-v4 account:environment:list --bearer myBearerToken --organization myOrgId

    ベアラートークンの有効期限が切れると、Anypoint Platform セッションの有効期限が切れます。

環境変数

anypoint-cli-v4​ コマンドを実行する前に、次の環境変数の組み合わせを設定することで、Anypoint Platform に対して認証できます。

ANYPOINT_USERNAME
ANYPOINT_PASSWORD
ANYPOINT_CLIENT_ID
ANYPOINT_CLIENT_SECRET
ANYPOINT_ORG
ANYPOINT_ENV
ANYPOINT_HOST
ANYPOINT_CERTIFICATE

例:

  • ユーザー名とパスワードの環境変数を設定して認証する

    $ export ANYPOINT_USERNAME=myUserName
    $ export ANYPOINT_PASSWORD=myPassword
    $ export ANYPOINT_ORG=myOrgId
    $ anypoint-cli-v4 account:environment:list
  • クライアント ID とクライアントシークレットの環境変数を設定して認証する

    $ export ANYPOINT_CLIENT_ID=myClientID
    $ export ANYPOINT_CLIENT_SECRET=myCLientSecret
    $ export ANYPOINT_ORG=myOrgId
    $ anypoint-cli-v4 account:environment:list