Logger Component (<logger/>)

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Mule フロー内の任意の場所でログのメッセージを設定します。Mule アプリケーションは、Logger の実行時にメッセージを出力します。

コンポーネント XML

このコンポーネントは、次の XML 構造をサポートします。

<logger
  level="ERROR"
  doc:name="Logger"
  doc:id="45653f08"
  message="my logger message"
  category="My OPTIONAL CUSTOM CATEGORY"/>

Logger (​<logger/>​) 属性は UI および XML で設定できます。

属性名 属性 XML 説明

Logger (ロガー)​ (デフォルト)

doc:name

キャンバスに表示されるコンポーネントの編集可能な名前。

なし

doc:id

コンポーネントの自動生成された識別子。

Message (メッセージ)

message

二重引用符または単一引用符で囲まれた文字列、DataWeave 式、Mule 変数、またはメッセージとして機能するサポート対象値の連結された組み合わせ。 この項目が空の場合、Logger は次のメッセージを生成します。

{
  payload=<not set>
  mediaType=*/*
  attributes=<not set>
  attributesMediaType=*/*
}

Level (レベル)

level

オプションは、​DEBUG​、​ERROR​、​INFO​ (デフォルト)、​TRACE​、​WARN​ です。コンソールでは、ロガーメッセージは ​level​ で始まります。

Category (カテゴリ)

category

フロー内の他のロガーと区別するのに役立つ方法でロガーを説明する、省略可能な文字列。コンソールでは、ロガーにより汎用プロセッサー名がカテゴリに置き換えられます。

次の例では、文字列をメッセージとして設定します。

<logger
  level="INFO"
  doc:name="Logger"
  doc:id="45653f08"
  message="hello world"/>

この設定のアプリケーションが実行されると、次のようなエントリがコンソールに出力されます。

INFO 2023-06-09 23:18:03,390 [[MuleRuntime].uber.24:
[my-app-1.0.0-SNAPSHOT-mule-application].my-appFlow.BLOCKING @55f71e0b]
[processor: my-appFlow/processors/3;
event: 8e0db930-0756-11ee-8aae-147ddaaf4f97]
org.mule.runtime.core.internal.processor.LoggerMessageProcessor:
hello world

次の例では、カテゴリを設定し、DataWeave を使用してメッセージペイロードの項目を文字列に連結します。​#[]​ は、メッセージに式または変数が含まれることを示しています。

<logger
  level="INFO"
  doc:name="Logger"
  doc:id="45653f08"
  message="#[payload.id ++ " is the ID of this payload."]"
  category="PAYLOAD ID"/>

ペイロードが ​{"id" : 12345, "message" : "hello!"}​ であるとすると、次のようなエントリがコンソールに出力されます。

INFO 2023-06-09 23:18:03,390 [[MuleRuntime].uber.24:
[my-app-1.0.0-SNAPSHOT-mule-application].my-appFlow.BLOCKING @55f71e0b]
[processor: my-appFlow/processors/3;
event: 8e0db930-0756-11ee-8aae-147ddaaf4f97]
MY PAYLOAD:
12345 is the ID of this payload.