Slack と Salesforce の設定ファイルの作成

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進行中のベータリリース​: クラウド IDE は進行中のベータリリースです。ベータ状態での Anypoint Code Builder の使用には、IDE で入手できる、該当するベータサービス契約条件が適用されます。

設定ファイルは、別の設定を参照したり、コネクタプロパティの別の値を指定したりできる YAML ファイルです。設定ファイルを使用すると、アプリケーションのデプロイ先の環境に応じて特定のプロパティを定義できます。

エスカレーション API で Slack Connector と Salesforce Connector の設定を開始するには、設定ファイルを作成します。

設定ファイルを作成する

  1. [Explorer] ビューで ​resources​ フォルダー (​src/main/resources​) を右クリックして ​[New File (新規ファイル)]​ を選択します。

    contact sync integration new file
  2. ファイルに ​config.yaml​ という名前を付けます。

  3. ファイルに Salesforce、Gmail、Slack 設定を入力します。

    salesforce:
     username: "yourUserName"
     password: "yourPassword"
     token: "yourToken"
    
    email:
     host: "smtp.gmail.com"
     username: "yourGmailEmail"
     password: "yourEmailAppPassword"
    
    slack:
     token: "yourSlackToken"
  4. new-case-salesforce.xml​ ファイルに移動し、​</mule>​ タグの前に新しい行を追加し、​「configuration」​と入力して ​mule:configurationProperties​ を選択します。

    select mule config properties contacts sync
  5. 属性をスクロールして、​file​ の値を ​config.yaml​ に設定します。

    <configuration-properties file="config.yaml" doc:name="Configuration properties" />

Salesforce Connector を設定

config.yaml​ ファイルの値を使用して、Salesforce Connector を Salesforce 環境に接続します。

  1. new-case-salesforce.xml​ ファイルで、​<configuration-properties/>​ 要素の後に新しい行を作成し、​「salesforce」​と入力して ​salesforce:sfdc-config​ を選択します。

    sync api select sfdc config
  2. [name (名前)]​ 項目を ​[Salesforce-Config]​ に設定します。

  3. 新しい行を作成し、​「basic」​と入力して ​Salesforce:Basic​ を選択します。

    basic auth sfdc connector
  4. 設定ファイル値を使用するように ​username​ および ​password​ プロパティを設定します。

    <salesforce:basic-connection username="${salesforce.username}" password="${salesforce.password}" securityToken="${salesforce.token}" />

    ${salesforce.username}​ および ​${salesforce.password}​ 要素の上にカーソルを置くと、Anypoint Code Builder に設定ファイルの値が表示されます。

  5. <salesforce:sfdc-config/>​ 要素の ​[Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Salesforce への接続を検証します。

    sync api sfdc test connection

    Anypoint Code Builder で ​[Connection is valid (接続は有効)]​ メッセージが返されます。

    エラーを取得した場合、エラーメッセージを検証してさらにトラブルシューティングします。

Salesforce トリガーを追加する

  1. キャンバスに新しいフローを追加します。

  2. コードエディターで、フローに ​​NewSalesforceCaseFlow​ という名前を付けます。

    <flow name="​NewSalesforceCaseFlow">
    
    </flow>
  3. キャンバスで、​[Flow (フロー)]​ の後の ​​ (​[Add component (コンポーネントを追加)]​) アイコンをクリックし、​「new object」​と入力して ​[Salesforce]​ の後の ​[On new object]​ を選択します。

  4. コードエディターで、​<salesforce:new-object-listener/>​ 要素の次の値を設定します。

    • objectType​: Case

    • config-ref​: Salesforce-Config

    • name​: On New Case

  5. <salesforce:new-object-listener/>​ 要素の ​<scheduling-strategy/>​ を次のスニペットに置き換えます。

    <scheduling-strategy >
      <fixed-frequency frequency="1000"/>
    </scheduling-strategy>

Salesforce インテグレーションをテストする

  1. フローの最後にロガーを追加します。

    add logger end flow canvas
    drag logger canvas

    logger​ コンポーネントは、コードエディターの ​flow​ スニペットに追加されます。

  2. コードエディターの ​logger​ コンポーネントを以下に置き換えます。

    <logger level="INFO" doc:name="Log Case Object" message="{#payload}" />
  3. 行番号の赤いドットをクリックして、この行にブレークポイントを追加します。

    logger breakpoint sfdc
  4. [Run (実行)]​ > ​[Start Debugging (F5) (デバッグを開始 (F5))]​ を選択します。

  5. アプリケーションが正常にデプロイされたら、Salesforce アカウントにログインします。

  6. アプリケーションランチャー​から、​[サービス]​ を選択します。

    salesforce select service
  7. [ケース]​ > ​[新規ケース]​ を選択します。

    salesfroce create new case
  8. 新規ケースの ​[状況]​ が ​[新規]​ であることを確認します。

  9. 新規ケースを作成して保存します。

  10. Anypoint Code Builder で、アプリケーションはロガーで停止します。​変数​のペイロードを調べます。

    slack app debugger logger breakpoint

    ペイロードには、新規作成したケースに関する情報が含まれます。

  11. Logger コンポーネントをステップオーバーします。

  12. 変数へのペイロード情報の抽出に進み、変数にケース情報を抽出してフローの後で使用する方法を確認します。