変数へのペイロード情報の抽出

進行中のベータリリース​: クラウド IDE は進行中のベータリリースです。ベータ状態での Anypoint Code Builder の使用には、IDE で入手できる、該当するベータサービス契約条件が適用されます。

チュートリアルのこのセクションでは、ペイロードの情報をさまざまな変数に抽出して、フローの後でそれらの値を参照する方法について説明します。

始める前に

次の手順を実行します。

ペイロードから値を抽出する

  1. Anypoint Code Builder で、​new-case-salesforce.xml​ ファイルを開きます。

  2. On New Case​ Salesforce コンポーネントの後の ​​ (​[Add component (コンポーネントを追加)]​) アイコンをクリックします。

    add transform from canvas slack
  3. 「Transform」​と入力して ​[Transform]​ を選択します。

  4. ペイロードのデータを変数に抽出するように Transform Message コンポーネントを設定します。

    <ee:transform doc:name="Extract Values from Case" >
        <ee:variables>
          <ee:set-variable variableName="casestatus"> (1)
              <![CDATA[%dw 2.0 output application/java --- payload.Status]]>
          </ee:set-variable>
          <ee:set-variable variableName="casenumber"> (2)
              <![CDATA[%dw 2.0 output application/java --- payload.CaseNumber]]>
          </ee:set-variable>
    <ee:set-variable variableName="slackchannel"> (3)
              <![CDATA["this-is-a-test"]]>
          </ee:set-variable>
        </ee:variables>
      </ee:transform>
    1 casestatus​ は、Salesforce のケース状況 (​[新規]​、​[処理中]​、​[エスカレーション済み]​) を取得します。
    2 casenumber​ は、Salesforce によって作成されたケース番号を取得します。
    3 slackchannel​ を、チュートリアルで以前に設定したチャネル名に設定します。

ペイロードの値を連結する

アプリケーションの結果のペイロードの変数の値を連結する Set Payload コンポーネントを追加します。

  1. Transform Message コンポーネントの後の ​​ (​[Add component (コンポーネントを追加)]​) アイコンをクリックします。

    add set payload slack case canvas
  2. 「set」​と入力て ​[Set Payload]​ を選択します。

  3. 次のコードを使用して Set Payload コンポーネントを設定します。

    <set-payload doc:name="Set Case Info" value='#["Case Number: " ++ (payload.CaseNumber default "") ++  ", Origin: " ++ (payload.Origin default "") ++ ", Case Type: " ++ (payload.Type default "") ++ ", Priority: " ++ (payload.Priority default "") ++ ", Status: " ++ (payload.Status default "")]'/>
  4. フローロジックへの条件の追加」に進み、ケースがエスカレーションされた場合はメールを送信し、それ以外の場合は Slack チャンネルでケースについて通知するための条件を作成します。