Anypoint MQ Connector 4.x — Mule 4

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Anypoint MQ 用 Anypoint Connector (Anypoint MQ Connector) は、Anypoint MQ クラウドサービスを使用して Mule アプリケーションにパブリッシュ - サブスクライブメッセージングを提供します。

Anypoint MQ は、エンタープライズメッセージングパターン、マイクロサービス間の非同期通信、IoT などの広範なメッセージングのユースケースをサポートします。また、Anypoint MQ には、node.js、Java、Go、DevOps bash スクリプトなどのフレームワークを使用してメッセージのパブリッシュやコンシュームを行う REST API もあります。

要件

このコネクタを使用するには、Anypoint Studio、Anypoint Connector、アプリケーションフローに精通している必要があります。Anypoint MQ Connector は無料ですが、Anypoint Platform でサービスに接続するにはライセンスが必要です。

互換性

ソフトウェア バージョン

Mule Runtime Engine

4.1.1 以降

Anypoint Studio

7 以降

このドキュメントは、Anypoint MQ Connector 4.x のみに適用されます。バージョン 3.x からバージョン 4.x に移行するには、 Anypoint MQ Connector の 4.x へのアップグレードおよび移行 を参照してください。

Anypoint MQ Connector をインストールする

このコネクタは、Anypoint Studio で記述されたアプリケーション、スタンドアロンアプリケーション、または XML で記述されたアプリケーションで使用できます。

Anypoint Studio で、次の手順を実行します。

  1. Mule プロジェクトを作成するか開きます。

  2. Studio タスクバーの ​Exchange​ アイコンをクリックします。

  3. Anypoint Platform のユーザー名とパスワードを入力し、​[Sign In (サインイン)]​ をクリックします。

  4. [All assets (すべてのアセット)]​ を選択して「​MQ​」を検索します。

  5. [Anypoint MQ Connector — Mule 4]​ を選択し、​[Add to project (プロジェクトに追加)]​ をクリックします。

  6. 画面の指示に従ってコネクタをインストールします。

スタンドアロンアプリケーションまたは XML で記述されたアプリケーションの場合。

  1. Anypoint Studio で Mule プロジェクトを開きます。

  2. コネクタを連動関係として ​pom.xml​ ファイルに追加します。

    <dependency>
      <groupId>com.mulesoft.connectors</groupId>
      <artifactId>anypoint-mq-connector</artifactId>
      <version>x.x.x</version>
      <classifier>mule-plugin</classifier>
    </dependency>

x.x.x​ を使用しているコネクタに対応するバージョンに置き換えます。

最新の ​pom.xml​ ファイル情報を取得するには、​ Anypoint Exchange​ でコネクタにアクセスし、​[Dependency Snippets (連動関係スニペット)]​ をクリックします。

Mule プロジェクトで操作を設定する

Anypoint Studio で、次の手順を実行します。

  1. コネクタがまだインストールされていない場合はインストールします。

    「​Anypoint MQ Connector をインストールする​」を参照してください。

  2. Mule プロジェクトを作成するか開きます。

  3. [Mule Palette (Mule パレット)]​ で「​mq​」を検索します。

  4. [Anypoint MQ]​ をクリックしてコネクタで使用可能な操作を表示します。

    Anypoint MQ の 「Mule Palette (Mule パレット)」
  5. 操作を適宜設定します。

    操作 説明

    ACK

    メッセージが適切にコンシュームされたことを示し、​[In Flight (インフライト)]​ 状況からメッセージを削除します。

    Consume

    キューからメッセージをコンシュームします。

    NACK

    メッセージの状況を ​[In Flight (インフライト)]​ から ​[In Queue (キュー待機中)]​ に変更し、再びサブスクライバーがコンシュームできるようにします。

    Publish

    宛先にメッセージをパブリッシュします。

    Subscriber

    キューのメッセージをリスンします。

デフォルトのサブスクライバーへの接続を設定する

各操作で、サブスクライバーへの接続を設定する必要があります。

  1. Anypoint Studio で、​[Mule Palette (Mule パレット)]​ からキャンバスに操作の名前をドラッグして選択します。

  2. [Connector configuration (コネクタ設定)]​ の右にある緑のプラス記号をクリックします。

  3. Anypoint Platform で、​[MQ] > [Destinations (宛先)]​ をクリックします。

  4. [Copy (コピー)]​ をクリックし、メニューから ​[Connector version 4.x and later (Connector バージョン 4.x 以降)]​ を選択します。

    「Destinations (宛先)」 ページの 「Copy (コピー)」 ボタン
  5. Anypoint Studio の ​[Anypoint MQ Config (Anypoint MQ 設定)]​ ウィンドウで、​[URL]​ 項目に URL を貼り付けます。

  6. Anypoint MQ で、​[MQ] > [Client Apps (クライアントアプリケーション)]​ をクリックします。

    必要に応じて、クライアントアプリケーションを作成します。

  7. クライアントアプリケーション名をクリックして詳細ペインを表示します。

  8. 詳細ペインのクライアントアプリケーション ID とクライアントシークレットの値を Studio の ​[Anypoint MQ Config (Anypoint MQ 設定)]​ ウィンドウにコピーします。

    「Anypoint MQ Config (Anypoint MQ 設定)」 ウィンドウの 「URL」 項目、「Client App ID (クライアントアプリケーション ID)」 項目、「Client Secret (クライアントシークレット)」 項目
  9. [Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Anypoint MQ のデフォルトのサブスクライバーを確認します。

  10. [OK]​ をクリックします。

Anypoint Design Center でコネクタを設定するには、​「Design Center での Mule アプリケーションの作成および Anypoint MQ への Mule アプリケーションの接続」​を参照してください。