Compression Module のトラブルシューティング - Mule 4

Compression Module のトラブルシューティングを行うには、冗長ログを有効化する方法と一般的なスローメッセージを解釈する方法をよく理解しておきます。

冗長ログの有効化

アプリケーションと Compression Module のやりとりが失敗する理由の理解を深めるには、モジュールの冗長ログを一時的に有効にします。

Mule アプリケーションのパフォーマンスに影響するため、トラブルシューティングが完了したら、必ず拡張された冗長性を無効にしてください。

設定ファイルで冗長ログを有効にする手順は、次のとおりです。

  1. Anypoint Studio にアクセスし、​[Package Explorer]​ ビューに移動します。

  2. アプリケーションのプロジェクト名を開きます。

  3. src/main/resources​ パスフォルダーを開きます。

  4. フォルダー内の ​log4j2.xml​ ファイルを開きます。

  5. <Loggers>​ タグ内に ​<AsyncLogger>​ タグを追加します。

    			<Loggers>
    				...
    				<AsyncLogger name="org.mule.extension.compression" level="DEBUG"/>
    				<AsyncLogger name="org.apache.commons.compress" level="DEBUG"/>
    				...
    			</Loggers>
    xml
  6. アプリケーションの変更を保存します。

  7. Package Explorer​ でプロジェクト名をクリックし、​[Run (実行)]​ > ​[Run As (別のユーザーとして実行)]​ > ​[Mule Application (Mule アプリケーション)]​ をクリックします。

一般的なスローを理解する

ここでは、一般的なスローメッセージとその解決方法を示します。

  • COMPRESSION:COULD_NOT_COMPRESS

コンテンツの圧縮を試行中にエラーが発生しました。

  • COMPRESSION:COULD_NOT_DECOMPRESS

コンテンツの圧縮解除を試行中にエラーが発生しました。

  • COMPRESSION:INVALID_ARCHIVE

圧縮解除しているコンテンツは無効なアーカイブです。

  • COMPRESSION:TOO_MANY_ENTRIES

複数のエントリを含むアーカイブを ​Decompress​ 操作に渡す場合、モジュールで 1 つのエントリのみを選択することはできません。