定義に基づいた動的なマップ

定義入力に応じて動的に実行内容を変更できる変換を作成できます。この DataWeave の例では、ペイロード入力と ​mapping​ という名前の変数の両方を取得します。この変数は、各項目の名前の変更方法とそれぞれで使用するデフォルト値を指定します。 開始する前に、DataWeave バージョン 2 (​%dw 2.0​) は Mule 4 アプリケーションを対象とすることに注意してください。Mule 3 アプリケーションの場合、Mule 3.9 ドキュメントセットの DataWeave バージョン 1 (​%dw 1.0​) の例を参照してください。他の Mule バージョンの場合は、目次の Mule Runtime バージョンセレクターを使用できます。

この例では、以下を使用します。

  • 入力配列のすべての要素を調べる ​map​ 関数。および、各要素の各項目を調べる 2 番目の ​map​ 関数。

  • mapping​ 変数で指定された変更を適用するカスタム関数。

  • デフォルト値を設定する ​default​。これは、​mapping​ 変数から取得します。

DataWeave スクリプト:
%dw 2.0
output application/json
var applyMapping = (in, mappingsDef) -> (
   mappingsDef map (def) -> {
    (def.target) : in[def.source] default def."default"
  }
)
---
payload.sfdc_users.*sfdc_user map (user) -> (
        applyMapping(user, vars.mappings)
)
入力 XML ペイロード:
<sfdc_users>
    <sfdc_user>
      <sfdc_name>Mariano</sfdc_name>
      <sfdc_last_name>Achaval</sfdc_last_name>
      <sfdc_employee>true</sfdc_employee>
    </sfdc_user>
    <sfdc_user>
      <sfdc_name>Julian</sfdc_name>
      <sfdc_last_name>Esevich</sfdc_last_name>
      <sfdc_employee>true</sfdc_employee>
    </sfdc_user>
    <sfdc_user>
      <sfdc_name>Leandro</sfdc_name>
      <sfdc_last_name>Shokida</sfdc_last_name>
    </sfdc_user>
</sfdc_users>
入力 Mule イベント変数 (JSON):
[
  {
    "source": "sfdc_name",
    "target": "name",
    "default": "---"
  },
  {
    "source": "sfdc_last_name",
    "target": "lastName",
    "default": "---"
  },
  {
    "source": "sfdc_employee",
    "target": "user",
    "default": true
  }
]
出力 JSON:
[
  [
    {"name": "Mariano"},
    {"lastName": "Achaval"},
    {"user": "true"}
  ],
  [
    {"name": "Julian"},
    {"lastName": "Esevich"},
    {"user": "true"}
  ],
  [
    {"name": "Leandro"},
    {"lastName": "Shokida"},
    {"user": true}
  ]
]